はい、こんにちは。白米です。
塾で面談をしているとよく聞くのが、この「反抗期」(;´Д`)
大人は自分で経験済み。でも、その時って、周りなんか見てないから、どうだったのかあまり覚えてない…。すごく困らせた人も多かったのでは?!しかし、ママさんたちは、「あまり困らせなかった!」っていう解答が多かった。だから、今対応に困っちゃうんですよね。
子育てって難しい。特に中学生ぐらいなると、口も達者になってくるから、余計に腹が立つ。。。昔は、あんなに可愛かったのに。。。
今日は、そんなママさんたちに、白米が面談でママさんたちに伝えて、少しでも楽になった!って言われたことを話します。意外と小学生から通ってくれてた子は聞かないんですよね。塾で発散してるからでしょうか?!むしろ、中学2年生辺りから入塾したお母さんにはよく「どうしたらいい?」と聞かれました。
それでなくても、仕事や家のことで忙しいママさんたち。そんなママさんたちの疲れを少しでも取ってあげたい!
今すぐには、子どもたちは変わらない。だったら、ママさんたちの意識から変わって、楽になっちゃいましょう。
では、はじまり。
イライラの原因
思春期と反抗期
思春期と反抗期って別物なんです。中学生ぐらいで一緒にやってくるから、同一視してしまいますが、実は、違うものなんです。
思春期
思春期とは、心と身体が子どもから大人へと変化し、周囲の影響を受けながら自我が確立され、自立へと向かう時期です。
特徴としては、4点。
・第二次性徴期としての身体的成長
・自分のアイデンティティを確立しようと葛藤する心の変化
・身体的成長と心のアンバランスに戸惑い、ストレスを多く抱える。
・ストレスとイライラから、反抗的な態度を取ったり、無気力になったりする。
大人に向かうためのプロセスですよね。屈伸運動でいうと、膝を曲げている状態。殻に閉じこもりやすい状態といえるでしょう。
反抗期
反抗期とは、自分と他人とを比較して劣等感を覚えたり、複雑な人間関係に疲れたりとストレスをため、反抗的な態度を見せるようにもなります。
思春期で強いストレスを抱えることで、反抗的になるケースが多いようです。
お子様がどの状態か理解すると対処法は見えやすくなりますよ。
みんなこんなことでイライラしてる
統計データを見ると、興味深いんです。
ママさんたちの44%が、「子育て」に悩んでます。次に多いのが夫婦の悩み。27%。
そして下の表を見てください。
実は、「子供がいうことを聞かない」と「夫が協力的でない」で50%近くあるんです。
この2つの悩み。実は根っこは一緒なんです。「いうこと聞かない!」これです。
白米も夫の顔を持っているので、耳が痛いところではあるのですが、女性の強さを感じます。
ということは、いうことを聞いてくれたら、ストレスや悩みは消えるのでしょうか?!軽減はされるはずですが、根本の解決には至らないのです。悩みは次から次へと変化します。まるで生き物です。
だから、意識改革しましょう!周りを変化させるのは大変です。時間がかかります。自分を変える方がはるかに早い。
※パパさんは、ママさんがこう思っているかもしれないって知っておきましょう。子どもじゃないんですから、自分で心当たりはきっとあるはずです。心当たりがあるなら、改善をかけましょう。
白米のもとに相談に来てくれたママさんの、よく言われた悩みは、
- 勉強しない
- 勉強ができない
- ゲームばっかり
- 何を考えているかわからない
- やる気を感じない
- すぐ寝る
が多いですね。こちらもお母さんの願いとお子さんのGAPが大きいとストレスになるようです。
ママさんの意識改革!
①自分と子どもは別人だという認識
思い通りにならなくて、イライラしている方。難しいことですが、これを理解しましょう。
ママさんとお子さんは、別人です。しかも、ママさんは発育後ですよね。お子さんは、発育中です。同じことを求めてもできない可能性が高いのです。
だからレベルを落として話してるのに…。って思われたでしょ?!まだまだレベルが高いんです。
例えば、『テスト2週間前なんだから、勉強しなさい。』
これ悩みの種ですよね。ママさんからしてみたら、テスト前なんだから、勉強して当たり前。自分が点数を取るための勉強をやる。普通の話です。でも、その当たり前が、レベル高い。。。
まず、何の勉強をしていいかわからない。イラですよね2週間前だからテスト範囲出てないし。とか言われるんです。もうイライラですよね。そもそも2週間前は、お子さんにとってテスト前という認識がないかもしれない…。は?って、イライライラになりますよね。気づいたら、寝てるし。ここでイライライライラになって爆発です。
大人の常識は、まだ通じません。
普通が、まだ普通でないのです。求めていることが、抽象的で主観的です。だから、ため息つかず、一から教えてあげてください。まだまだそのレベルなんです。
高望みするな。という話ではありません。子どもからしてみたら、理解できていないことを勝手に話し、怒ってる。その状況を改善したいのです。
小さい時に自転車の練習しましたよね。練習を手伝ってあげたのを思い出してください。あれ、イライラするんですよね。転んで泣くし。すぐやめようとするし。でも、諦めずに教えてあげましたよね?!それは、知らないから教えてあげたんですよ。
中学生は、まだまだ子どもなんです。その認識を忘れないでください。
それだけで、だいぶ溜飲が下がるはずです。
②承認する努力
中学生は、他人と比べて劣等感を持ちやすい生き物です。
学校で、自分で友人と比べ劣等感を持ち、家では出来ていないことを並べられる。。。なかなかハードですよね(-_-;) そりゃ、心は荒むわ。
だから、劣等感を持たないようにしてあげて欲しいんです。
成果を認めてあげてください。
ここで、成果の定義を一つ。
できなかったことが、できたら成果なんです。もし点数が1点でも上がったら、成果なんです。
ただ、結果ベースよりも、プロセスベースで承認してあげてください。
何度も何度も繰り返されることで、劣等感は薄れます。そして、良い行動と悪い行動が自ずと理解できるようになるのです。
え?そんなことで?っていうことでも、ちゃんと口に出してあげてください。
承認の仕方は、以前の記事にもありますので、そちらもチェックしてみてください。
お子さんは承認されることで、学び、自発的に行動してくれるようになります。自我が確立する最中なので、より効果的です。できない子じゃないんだ!今はやらないからできないだけなんだ!!って分からせてあげてください。
それができるのは、間近でいつも見てるママさんしか出来ないんですよね。なぜなら、承認するには、まず観察することから始まるからです。常にお子さんを見ているママさんの視点を変えるだけで、お子さんがやっていることは、成果に変わります!
勉強のことじゃなくていいんです。今日起こされなくても、起きた!それは成果です。ゲーム順調そう。それも成果です。トピックスは何でもいいので、承認してあげてください。何かができるようになることは、成長ですから。
承認することで、お子さんの心が少しづつ開きはじめ、話をしやすい環境が作れます。
③話をして相手を理解する
お子さんは、考えていることが纏まっていないんです。もしくは、考えてない。その思考がないんです。だから、矢継ぎ早に言われても、ムッとされるだけなんです。
理解できないことを言われると、誰でも混乱します。しかも、怒られてる。それでは、建設的な話になりません。
話をして、まずはお子さんのことを理解しましょう。
ここは、大人の貫禄を見せるところです。
途中で口出したくなるのを我慢しましょう。聴くことに徹してください。これは、コーチングでいう『傾聴』です。相手に興味を持ち、聴く。気になるワードを掘り下げる。こちらも過去の記事にあげました。よかったら!
(前編)コーチングを使って、人気講師になろう!人気塾講師への道!!やってほしい3つのこと。 の話
話しているうちに、考えが纏まってくるはずです。ママさんも経験あると思います。話をしていくうちに、考えが整理されて、次の行動が見えてくる。そう、あれです。もし、考えが纏まっていないようだったら、話を要約してあげてください。
考えが纏まれば、何をしなきゃいけないのか理解できるはずです。あとは、それを実践する方法はですね。方法もまずは、自分で考えてもらうといいでしょう。やってみて、成果ベースで話を進めるとお互い辛い思いをしなくてよくなります。
こうしなさい!ああしなさい!となると、余計に反発されます。お子さんの考える力も奪います。自立へ向かうための反抗期なので、自立を促しましょう。
お子さんのことが理解できれば、何を考えているかわかるので、一旦イライラは収まるでしょう。ただ、その後の経過から、自分で言ったのに実行されてない、というイライラが始まります。その時は、また話を聞いてあげてください。怒りではなく、悲しみを表現すると効果的ですよ。
番外編
お子さんに『他者意識』を持たせるようにしましょう。
他者意識とは、相手の立場に立って考えることを指します。白米は、この他者意識こそ大人と子供の境界線だと思っています。
☆なんでこの人は怒ってるんだろう?!別に俺が勉強しないことは、ママには関係ないじゃん。うっざ。
★なんでこの人は怒ってるんだろう?!あ、そりゃ怒るか。前の話し合いの時に、勉強するって約束したのに、破ってるんだもな。。。約束破った俺が悪いな。。。勉強しないことでそれほど心配してくれてるんだ。。。
2つの☆★の違いは、他者意識です。ママの立場に立ち、約束を破られて、怒ってることが理解できます。自分に置き換えて考えて、相手の心に寄り添います。
この考え方は、一朝一夕では身に付きません。常に、相手の立場になってみて!と言ってください。そして、考えさせてください。この考え方ができるようになったら、大人の仲間入りです。
グッズに頼る
入浴剤
マックス 汗かきエステ気分 リラックスナイト 入浴剤 リラックスハーブの香り セット 500g×2個+おまけ付
ゆっくりお風呂入って、すっきりさせましょ。甘い香りよりも、ハーブ系の香りの方がスッキリすると思います。うちの奥様もこれたまに使ってます。え?!イライラしてんのか?!
あったまったら、すぐ寝る!疲れてるなら、なおさらです。ママさんがしんどそうにしてたら、周りが心配しちゃいますからね。お風呂は、リラックス効果が非常に高いです。イライラしてても良いことありませんので、スッキリしてください。
入浴剤 ハーバルエクストラ「グレープフルーツの香り」 20g ×10包セット
これは、まじでおすすめです。好き嫌いはあると思いますが、グレープフルーツの香りがいい!スッキリするし、ちょっと贅沢な気持ちにさせてくれます。おっさんが言うのもなんですが、肌もスベスベになるので、この入浴剤は好きです。
マッサージ機
ルルド ハンドケア AX-HXL180wh 指を1本ずつ包むグローブ型ハンドマッサージャー
株式会社アテックスさんのハンドマッサージ機。白米さんちでは機、娘がこれを一番使っています。一番ストレスがなさそうなのに…。指圧で押されてる感じがめちゃくちゃ気持ちいい。ただ、「強」だとかなり強いので注意です。
片手づつなので、携帯いじりながら、TVみながらとお手軽にマッサージしてくれます。コンパクトなので、幅も取りません。疲れた体を少しでもリラックスしましょう。
まとめ
イライラは、止まりません。お子さんが変わるのを待っていたら、パンクしちゃいます。
なので、自分の意識を変えていきましょう。お子さんと一緒に意識レベルを上げていくイメージです。
イライラから解放され、平和な家庭でお子さんを見守りましょう。
では、今日のおさらいです。
イライラを少なくする3ステップ。
- ①自分と子どもは、別人だと認識すること
- →大人の考え方を子どもに投影するにはまだ早いかもしれません。GAPを少なくしましょう。
- ②承認する努力。
- →承認することで、お子さんが自信を持つことができます。プロセスベースで承認を。
- ③話をして、お子さんを理解する。
- →聴くことに徹しましょう。考えが纏まらなさそうならアシストしてあげてください。
いかがだったでしょうか。視点を変えるだけで、色々なものが見えてきます。特にイライラしている時は、視野も狭くなっているので、お子さんの自信や思考力を奪っている可能性もあります。
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では、また。