(前編)部活選びの時期ですね。中学生の部活のメリット、デメリットの当たり前のことを語ってみた! の話

教育

はい、こんにちは!白米です。

新中1生、新高1生は、入学式も終えて、日常の学校になってきたのではないでしょうか?!

部活を選ぶ時期ですよね。

部活選びって大切ですよね。色々なメリットデメリットがあると思います。

今日はそんな誰でも話せる当たり前の話をしようと思います。

そんなんいちいち記事にしやがって…と言われるかもしれない…。

でもね、当たり前の話なんですが、よくよく考えて入部して、ちゃんと夢中になって、大人の階段を登ってほしい!色々学ぶことがあると思うんです。ちゃんと掴み取って欲しいんです。

ただ参加するだけじゃなくて、かけがえのない時間にできたら素敵ですよね。

パパさん、ママさんはこれを読んで、昔のことを思い出してください。思い返すことで、(プラスかマイナスかさておき…)今なら違った見方ができるかもしれませんよ?!

では、はじまり!

白米と部活

白米の部活の思い出は、高校の時の『自転車部』。今は『MTB部』って名前になってます。かなりマイナーな部活でした。

楽であり、楽しい部活でしたよ。

白米が入部した時は、先輩が1人しかおらず、その先輩は在籍しているだけでした。もう名前も憶えていません。。。

練習メニューは自分たちで考え、土曜日の午後に顧問と一緒にサイクリングする部活。近所に山があり、その中を走ったり、海まで遠出してみたり、そんな部活でした。時折、日曜日に行わる大会に出たりしてました。

今は、漫画『弱虫ペダル』で有名になった自転車。漫画、アニメ、舞台までやってる。大人気ですよね。気になる方は読んでみてください。

熱くなる展開があなたを待っています。特に高校1年生のインターハイ!先輩たちのかっこよさは、高校生ではないのでは?!と感じてしまうほど。

白米の部活は、そんなに熱くなる展開はありませんでした。そして、ロードバイクではなく、マウンテンバイク(MTB)でした。学校内でもマイナーな部活であり、誰も何をしている部活なのか理解していなかったでしょうね。自転車部という名を出すと、笑われることが多かった。。。

自分たちで練習メニューを組んで取り組んでいたため、遊びながら真剣にやってました。部活内で対抗の3時間耐久レースを行ったり、無意味にスクワット300回を肩を組みながらやったり。。。汗まみれだったので、半裸で水道で頭から水をかぶり、隣の部室だった吹奏楽部の部長に怒られたり…。

雨の日は、部室に溜め込んだ漫画を読み、ダラダラする。友人と駄弁り、バカな話を散々しました。当時お付き合いしていた彼女に、「私の誘いを断ってまですることか?!」と怒らせた経験が…。

毎週のようにエヴァンゲリオンの話をし、ヤンジャンのグラビアをみて盛り上がり…。何してたんだか…。

夢中になりすぎて、高校2年まで全く勉強しなかった。。。途中後悔したこともありました。物理の成績がやばかった時は、泣きそうでした。吹奏楽部の部長に教えてもらいに行きました。。。でも、部活をやっている最中は、そんなことも忘れていました。

どうやったら早く走れるか?!どうやったら階段や崖をチャリで登れるか?!どうやったら高くジャンプできるのか?!そんなことばっかり考えていました。

とある大会で、オリンピック選手だった谷川加奈子(1996年アトランタオリンピック 女子マウンテンバイククロスカントリー日本代表)選手と一緒に走る機会があったのですが、半端なく速かった。

こっちは、かなり回してるのに、選ぶタイヤの軌跡がまるで違う。汗一つなく、息が上がることなく、山を登り、颯爽と下る。。。

その姿を見て、オリンピック選手ってバケモンだな~って思いました。

自分たちで部活を運営してるから、何でもできると思い込んでいたんでしょうね。変な自信が砕かれた大会だったことを覚えています。

しかも、谷川選手は青山学院大出身。その後から勉強もちゃんとしよって思ったのでした。挑む相手が悪すぎるのですが、自転車も学力負け(←勝てるわけがない…)、何にも自分にはないな~…と感じたのを覚えています。

懐かしい。。。

自転車部に入って、白米は色々なことを考えて、ちゃんと打ち込めたので、色々学んだのでした。

部活に入るメリット4点

ここからは、誰でもできる話。

部活に入るメリット4点。

  • 友人関係、下関係を知る
  • 知識と技術、そして本質へ
  • 成功体験からの自信
  • 3年間続けば加点される(神奈川私立高校入学の場合)

では、詳しく見てみましょう。

友人関係、上下関係を知る

コミュニケーションを取る場として、部活をちゃんと使ってほしい!

白米が塾をやっていた時に、新卒の子でもちゃんとコミュニケーションが取れない子は多かったです。大人になってから困るんですよね。

というのも、先輩後輩、友人同士、顧問など様々な場面が部活には存在します。

その時々のコミュニケーションの取り方を知ってほしいです。これは、正直親から習うものでもありません。自分で自分のコミュニティの中から学び取る技術です。

例えば、「空気を読む」こと。自分の話したいことを話すのではなく、その場の空気感を嗅ぎ取り、行動に変えてほしいのです。

え?今それ言うの??大丈夫???って大人、周りにいませんか?

恐らく、その方は友人に恵まれなかったのかも?!と思ってしまうんです。そういうことを教えあう場がその方にはなかったかもしれない。

その場、その場のTPOを理解して行動すること。それは、友人たちや先輩から学ぶことが多いと思います。式典関係では親からかもしれませんが、普段のことであれば、親より友人でしょうね。

色々な話をして、色々な人の価値観を知ってほしいですね。人と自分が違うことを知って、自分がどうなりたいかを考えてほしいです。不安になることはありません。流されなくても大丈夫!パーソナリティーやアイデンティティーを形成している最中ですから。

色々なものを知って、自分はどうだろう?!って置き換えることで、他者と自己の認識がはっきりしてきます。自分がどういう人間かを決めるのは、まだまだ先の話なので、焦らないでください。

そういうことを考えている人がいるんだ!と認識することが大切です。

友人とのバカな話が最たる例ですよね。グラビアで盛り上がって、こいつの好みの女の子はこういう子なんだ。俺はこういう子が好きだな。とか。なかなか教室で話せない話でもあるので、部室って特別な場所ですよね。

知識と技術、そして本質へ

部活を始めたことで、知識技術が身に付きます。その知識や技術から本質を掴み取り、練習にフィードバック。質が向上することで、更に自分が変わっていくを実感できることでしょう。

興味を持つことで、自らの意思で知識を求めていきます。知識を得ると実践したくなり、練習をします。練習をすることで、技術が身に付きます。技術が身についたところで、視界が開け、周りがみえるようになり、より多くの情報を求めます。どうやったらより高い技術が身に付くかを思考し、検証するのです。

より高い成果を求める向上心と知識欲から地道な練習を経て、本質へ辿り着きます。

例えば、サッカー。ボールを蹴ることが楽しくなり、色々な情報を自分で調べ始まます。今はYOUTUBEがありますから、色々な動画がUPされています。プロの技術、ボールの蹴り方などの知識を得た少年は、早くボールを蹴りたくて仕方ないはずです。

昨日仕入れた情報を元に、ボールを蹴りますが、上手くいきません。練習を重ねると気づきます。蹴る位置を変えたら、インパクトが違う!や体重を乗せるとボールの速度が変わる!!など。蹴るという技術にも様々な要素が含まれていることに気づきます。

教わらずともPDCAを自分で回すのです。

流石に「言語化」することは難しいですし、体系だてられたものではありませんが、社会人に必要なスキルを知ることができます。

そういうことを繰り返すことで、行動と結果の関係性に気付き、他のことへも応用し始めます。シュート練習と英単語の練習って似てるな!とかね。本質が分かれば、転用する。そうやって成長していきます。

子供たちの成長って面白いですよね。自分の向上心から本質を知り、応用するんですから。この経験からフィードバックがあると、将来人生の糧になるのですから。経験を積み重ねてほしいですね。

成功体験からの自信

成功体験を得ることで、自信が付き、物事を前向きに捉えることができます。

ここで注意したい部分が、何をもって成功体験とするか?!につきます。

顧問の先生や先輩たちは、当然初心者ではないので、見る目線(基準)が高いのです。それに対し、入りたての新人はまだまだレベルが低い。どの基準を成功体験とするかが問題なんです。レベルが低いと成功とみなされない場合がほとんどです。

昨日より今日、さっきより今、できることが増えたのであれば、承認してほしいですね。できるようになっている認識をさせることが大切です。その認識が向上心へと変わります。そして自主性に変化していくのです。

勉強という分野は、できるようになった認識が遅い分野です。スポーツや趣味の世界の方がその認識はしやすい!だからこそ部活で自信をつけてほしいものです。

そしてそれを認め合う仲間やできるようになったことを喜ぶ家族の存在をちゃんと認識してほしいと思います。それが認識できれば、他者に対して、温かい目で見ることができる子になる。そして、来年先輩になったときに、自分がされて嬉しかったことを後輩にしてあげる子に成長するでしょう。

3年間続けば加点される(神奈川私立高校入学の場合)

神奈川県の私立高校の受験は、内申点で決まります。(一部の学校を除く。)そして、私立高校の多くは、加点制度を取っています。

  • 生徒会長をやっていた +1点
  • 3年間無遅刻無欠席 +1点
  • 部活3年間所属 +1点
  • 英検、漢検、数検 3級を持っている +1点

など、学校独自で加点制度を持っています。

さて、上記のことから言えるのは、部活3年間所属で+1点だということ。

内心を1上げるのに、どれ程の苦労が必要でしょうか?!英検3級を持つこと、生徒会長をやることに対してのハードルは如何でしょうか?!それらに比べると、比較的楽ですよね。

これは、行きたい学校が決まってからでは遅いのです。最初から入部することが条件になります。

途中で辞めたくなるでしょう。グーグルの検索で調べると、『部活』の後の検索ワードに『辞めたい』と出てきます(笑) 辛いことも沢山ある証拠ですよね。

私立高校の多くは、一つの事に打ち込める子が欲しというメッセージを加点という形で出しているのです。そういうのを含めて、部活選びをしてほしいと思います。

部活に入るデメリット3点

メリットばかりではありません。続いては、デメリット3点。

  • 時間がなくなる
  • 体力的に疲れる
  • いらぬいざこざに巻き込まれる

こちらも詳しく見ていきましょう。

時間がなくなる

中学生、高校生は、忙しいです。

学校、部活、塾、その他習い事との両立を迫られます。

学校は仕方ないとして、部活は時間をかなりもっていきます。特にスポーツ系の部活や吹奏楽部は特に。強制力も強く、顧問の力は絶大です。

緩い部活ならいいんですけどね。サッカー、野球、テニス、バスケ、吹奏楽部は、毎日部活があり、しかも休みの日も部活。そうなると子どもたちの生活の軸は、部活になるわけです。

「勉強しないで部活ばっかりやって…」なんて愚痴るママさん続出です。でも生活の軸は部活ですから、子どもたちがやっていることは、ある意味正しいのです。

だからこそ、ちゃんと色々なものと両立して欲しいですよね。

部活に入る前にちゃんと情報を入れておき、どれくらい忙しくなるのか?!を計算に入れて入部してください。顧問の先生は、学校の成績を保証してくれません。部活のためだから仕方ない!とさえ思っているかもしれない。

だから、最初が肝心です!ちゃんと計画を立てて部活に挑みましょう!!

名君賢将の動きて人に勝ち、成功、衆に出づる所以のものは、先知なり

孫子

勝つためには事前に敵の情報を掴むことが大事である。即ち先に知ることが戦いを制する掟である。情報活動は優秀な人材が関わってこそ正確な敵情が掴める。

という意味です。孫子も言ってるんだから、情報を先に仕入れましょう。

もし孫子が現代のビジネスマンだったら 

元上司に面白い!と勧められて読んだ本です。読めば読むほど孫子ってすごい人だったんだということがわかります。当たり前の話だったり、当たり障りない例が多く載っていますが、そこから見える孫子の兵法の奥深さは感嘆物ですよ。

原文や文献を読む気にはなれないので、これぐらいが丁度いいと思いました。

体力的に疲れる

小学生から中学生。そこで初めて部活に触れます。また、中学生から高校生でも部活選びは発生します。一つ上のセクションにあがるだけで、体力は異常にもっていかれます。

家に帰れば、ぐったり。。。ソファーで寝てしまうこともしばしば。

それぐらい体力を1日で使い切ってるんですよね。ご苦労様です。

それに慣れるまで、または体力がつくまでは、時間がかかります。やりたいこと、やらなきゃいけないことも全て寝ることに使う。なんて中高生は沢山いますよね。

保護者としては、そういうもんなんだ!という認識が大切です。それぐらい頑張って動いてきたんだ!ということを承認してあげましょう。

いざこざに巻き込まれる

基本的に部活は集団行動です。多くの人が集まるので、その中での軋轢は絶対に生じます。

対先輩、対友人、対顧問など。

先輩、友人はまだ解決しやすいかと思います。「いじめ」などの発展しなきゃ、よくある話で終われます。しかし、顧問の場合は別です。これが難しい。。。

顧問は大人です。しかし、子ども相手にしている先生は、偉くなった錯覚を起こしています。全員ではないですよ。そこは、保護者の出番となります。子どもでは解決できない問題が多いのです。

  • 厳しすぎる指導(パワハラの域)
  • 機嫌が悪くなる
  • セクハラまがいのことをする
  • 部活第一主義の共用

これは、白米が塾長をやっていた時に、生徒に直接話を聞いたものです。子どものためを思ってやっている行動も何件かありましたが、行き過ぎているという印象でした。

例えば吹奏楽部で、先生が指揮をしています。そしてミスが目立った時に激高し、指揮棒を台に叩きつけ、折ってしまいました。そして、ミスした生徒に弁償させるという始末。ミスした生徒は家族にも言えず、白米に打ち明けてくれました。

泣きながらもう行きたくないと…。白米は、保護者に連絡を取り、先生に経緯説明を求めることを提案しましたが、ママさんも同じこというんですよね。「あの先生怖いんです。」って。。。

先生。。。どこまで恐怖政治をしいてたんだか…。

確かにその先生のお陰で、その中学校の吹奏楽部はコンクールで勝ち残る実力をつけました。でも、生徒の心はズタボロです。

塾長同士で話をする際に、他の塾長に話を聞きましたが、どの中学校でも起こっているような事象でした。『熱血教師』というと非常に聞こえはいい。でも、やりすぎると毒でしかない。

学校の先生が全てそういう先生ではありません。だからこそ、情報を仕入れておいてほしい。こういう先生には近づかないのが吉ですから。

まとめ

さて、だれでもできる当たり前の話。まさかの長くなりすぎて、前編後編にしてしまいました。

では、前編の復習をしていきましょう。

部活に入るメリット4点。

  • 友人関係、下関係を知る
  • 知識と技術、そして本質へ
  • 成功体験からの自信
  • 3年間続けば加点される(神奈川私立高校入学の場合)

部活に入るデメリット3点。

  • 時間がなくなる
  • 体力的に疲れる
  • いらぬいざこざに巻き込まれる

打ち込めて、両立できる環境を用意してほしいですね。

では、後半に続く!

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