サイクルマネージメント3選!自分にあったマネージメントで成果を伸ばそう の話

ビジネス

はい、こんにちは!白米です。

立てた目標や課せられた目標って達成できたら、嬉しいですよね。「目標」という言葉なのか、「予算」という言葉なのかは、そのコミュニティーによって違うので、個人で解釈して頂ければと思いますが、なんせ目標を達成したら、嬉しい!

小さいことでもいいですよね。目標の5kgダイエットに成功!目標の10Km走り切れた!目標80点、点数が上がって目標点に到達!どれも嬉しいですよね。

でも、達成できないと心が折れる要因になっちゃいますよね。

心が折れたら、何も進まない。。。

今日は、目標を達成するためのマネージメント方法を色々まとめてみました。

メールにてIさんという方から相談がありました。

上司から「PDCAを回せ!ちゃんと回してる?達成できてないんだけど?」と言われて、自分では回しているけど、本当に回ってるかわからない。。。でも、上司からは、回していないと判断され、回せ!としか言われない。何が間違えてるかわからない。」

というものでした。よくよく話を聞いたところ、【PDCA】で回すには時間がかかり、厳しいという結論に至りました。【OODA】の方が、簡略化でき、スピード感についていけるのでは?となりました。

職種によっては、やり方が違うけど、引き出しがなかったら、持ってる引き出しで戦わないといけない。じゃ、引き出しを増やせばいいじゃん!ってことで、今回の紹介に至りました。

そんな方法あるんだ~ってぐらいで読んで頂けたらと思います。今日は紹介なので、後日改めて解説はしていきたいと思います。

では、はじまり。

方法を学ぶ前に

前提

一つお断りです!これから紹介する手法は、あくまでも手法です。手段です。成果を保証するものでは、ありません。

行動するのは、あなた自身です。だって、これから話すことは、やり方だもん。業種業態、組織、コミュニティどれをとっても目標はあるし、各々にやり方は存在します。もしかしたら、うちの組織違うやり方にしたら、成果でるんじゃね?!って目線で読んでもらうのがいいと思います。

引き出しの一個としてみるってことですね。正解は一つではないし、その人によっても道筋は違います。むしろ、「正解はない」と言ってもいいでしょう。正解は、成果が出た!という事実があることです。どのやり方でもOKなんです。変な拘りはいらない。

だから、合う?!合わない?!は、個人で決めましょうね。直観でもいいと思います。

やりやすい方法、成果を出しやすい方法を探り、実戦して、うまくいかない部分を修正して、やり直す。それを繰り返して、自分のものにしてみて下さい。

でも、この方法でやる!と決めたら、一定期間は効果測定の期間として続けましょう。

だめだったら、別の方法を試したらいいじゃん。

手法紹介

さあ、今日紹介するのは、この4つ!

  • PDCA
  • OODA
  • STPD

意識高い系の単語を並べてみました。ぶっちゃけ、言ってることは、どれも変わらんのです。が、少しづつやり方が違うので、よくみて欲しいですね。ほんと少しづつ違うんですよ。この少しが重要なんです。その少しが、業種業態によって合う?!合わない?!が出てくるんですよ。

何を選ぶかは、あなた次第!

では、始めていきましょう。

PDCA

PDCAって何?

一番有名なサイクルですよね。

計画(PLAN) →実行(DO) →評価(CHECK) →改善(ACTION)

一つの業務を4つのセクションに分けて、段階的に管理する手法です。結果やプロセスに重きを置き、課題を中長期視点から解決していく手法です。

今月中に100個売るぞ!(P)そして、販売し始めます。(D)今月売り上げ80個。(C)売り方を変えてやろう(A)じゃ、来月こそは100個売るぞ!(P)販売します。・・・・・・

このように、P→D→C→A→P→D・・・・・回し続けます!例では、月ベースであげましたが、週や日、時間で回すことにより、回転が速くなります。

Pの部分をまとめた記事を前に出していますので、参考までに。

成績UP!目標達成を前提とした確実に「成果が出る」計画の の立て方!! の話

メリット

数字ベースで目標を組むことにより、何をしたいかのかが明確になります。そのため、行動フェーズでも、やることが決まりやすいため、立ち止まることがありません。

そうすることで、業務効率が上がり、生産効率が上がり、成果が出しやすくなります。

また、都度評価をするフェーズを入れることで、問題点が見つかりやすくなります。問題点を洗え出せたら、改善案を出す!やることが明確なことで、次の周回をしやすくなります。

モノづくりや新人教育には、非常に効果的なサイクルです。

新人教育は基本的に、同じことを全員できるようになることにあります。そこに差異が生まれる場合に評価を入れ、修正していく。管理しやすい状態になります。

デメリット

そもそもの計画が破綻していれば、どんなにPDCA回しても達成しません。現状把握や現状分析が出来ていないと、計画にずれが生じます。そして、その計画表通りに遂行することで、成果とは別の着地点に向かってしまいます。

評価の部分で気づいて、修正をかけられればいいのですが、数字だけを見て行動すると、更にずれていく…という結果に。なりかねません。

期間が長く設定していれば、その分だけ間違えた距離も離れます。気づくまでに時間がかかるサイクルなんです。

派生した手法

CAPD

PDCAの順番を変えたものです。まずは、既存のものを評価し、改善をかけ、計画を練り直し、行動に移す。最初に評価することが重要です。今のままでいいのか?!

評価者が変わるタイミングなどは、この手法は使いやすいですね。

ただ、注意事項は、やることがガラっと変わると周りがついていけず、計画が崩れることがあります。チームビルディングの領域ですが、計画の際に考慮しましょう。

PDS

計画 →実行 →評価、見直し(SEE)

CAがSになったことで、工程が一つ減っています。その分1サイクルが短くなり、アプローチも早くなることが、特徴です。対策、修正行動が早くなるので、短期的な仕事には向いています。

一番単純で理に適ったサイクルとも言えます。

弱点は、長期計画には向かないということです。なので、使い分けは重要な部分ですね。現場において、1か月スパンで毎日サイクルを更新するなら、PDS。年間予算を追う状態ならPDCAは効率的に動けそうですよね。

次の項で紹介するのですが、「鬼速PDCA」という本があります。この中に、大きいPDCAの中で、小さいPDCAを沢山回すという記述があります。それを応用し、併用することで、効果は発揮すると感じました。

似たものにPDRというものもあります。Rは結果の見直し(REVIEW)。やっている内容はPDSと変わりがありません。

白米が読んだ本

恐らく、そうだったの?!という内容がどれもありませんし、言ってることはだいたい一緒なんですが、勉強になりました。特に「鬼速PDCA」。冨田和成さんが出した著書ですが、ベストセラーになるだけのことはあります。どれか1冊読めば、だいたいのことがわかると思います。何度も読み返すことをお勧めします。

  

PDCA本は種類が本当に多いですね。それだけ考えられているサイクルだんですね。時代の流れは、高速系です。のんびりしてられないビジネス界を支える考え方でもあるんですね。

OODA

OODAって何?

ウーダと読みます。刻々と変化する状況を察知し、自分の思考と行動を変化させ、成果や結果を導き出すサイクルです。

観察(OBSERVE) → 方向付け(ORIENT) →決断(DECIDE) →行動(ACTION)

提唱者は、アメリカの空軍の方です。その場での判断が命運を分ける戦場で生まれた考え方ですね。最近では、状況変化の速度が速いビジネスシーンで市民権を得始めたサイクルです。

特徴は、計画から始まるのではなく、観察から始まるところですね。PDCAの計画にあたる部分は、方向づけの部分ですね。ただ、詳細を決めるのではなく、観察から得られた情報を精査し、行動指標を決めます。

あなたは、接客中です。対象を観察し、情報を得ます(O)。色々なものを手に取り、店内を物色するお客様にどうアプローチするかを精査します。(O)販売(成功)に一番近い案をまとめます(D)。作戦が決まったら、声掛けします(A)。

目指す方向に到達するまで、このサイクルは続きます。

メリット

観察から入るため、営業や接客業、教育業界には向いている手法です。また、新規事業を立ち上げる場合は、有効的ですね。

臨機応変に物事を対処できることが一番のメリットです。そして、問題が生まれたら、その場で判断し、行動に移すことができます。慣れることで、状況判断能力、意思決定能力が身に付き、成功するために試行錯誤するメンタルの強さが鍛えられます。

現場にはもってこいのサイクルですね。

その場で状況が動く現場。

例えば、やる気のない生徒が、今日は一段とやる気がない。観察していればこれからどうなる?!を予想しながら状況を判断します。おっと!とうとう寝てしまった。。。起こさないと。起こしにいこう!起きてくれたけど、心配。また観察。あ、また寝てる。もし具合が悪いなら、お母さんに電話だ。まずはわけをきこう。・・・・。

このように現場では、小さな問題が絶えずおきます。計画には寝るってないんだもん。イレギュラーに対応するならOODAですね。

デメリット

観察が足りないと、情報不足になります。足りない情報は、主観や思い付きで判断してしまいます。そうなると、行動指標がブレますから、成功から遠のきます。

瞬時に動くことはできても、中長期的計画には向きません。その場の思い付きでは、中長期の計画は破綻します。OODAは、結果検証のフェーズがありません。途中で変更することができないのです。だから、破綻する未来を途中で気づかず、そのまま突き進みます。

使い分け

短期現場的なOODAと中期計画的なPDCAを使いわけることで、成功の可能性は非常に高まります。

どっちかだけを使うのではなく、使い分けしましょう。

特にPDCAの実行のDの部分ですね。その最中にOODAをうまく取り入れると、結果をは変わりやすいですよね。計画で大きな方向性を見せ、実行する際に、観察し情報を集めます。情報を元に作戦を立て、やることを選定。そして、実行する。その結果を検証。その際に仕入れた情報を使い、改善案に反映。そして、計画を練り直し、行動に移す。

普通にビジネスシーンでは行われているのですが、意識して行うことで、目的意識がはっきりし、行動に落とし込みやすくなります。また、イレギュラーの対応にも臆することなく立ち向かうことができるので、機能不全になることがありません。

白米が読んだ本

現場での仕事が多かったんで、この考え方を知った際に、大変お世話になった本たちです。どれも勉強になりました。あまり違和感がなかったので、是非読んでみてください。

 

OODAループ入門は、入門というだけあって、読みやすく、分かりやすかったです。すぐ動く人になるために!色々な使い方ができることを知り、電車の中で一人で感動してました(#^^#)

STPD

STPDって何?

ソニーに在籍していた故・小林茂氏(当時の常務取締役、厚木工場長)が提唱した、と言われているSTPD。PDCAに限界を感じたら、扱いたいサイクルになります。

見る(SEE) →考える(THINK) →計画(PLAN) →実行(DO)

PDCAとの大きな違いは、Pの前に「見る」と「考える」が入ります。

「見る」は、主観を排除し、事実を捉える。「考える」は、Sから見た事実を何を指し示しているかを考える、ことです。ということは、計画を立てる前段階で、情報を集め、精査する時間を作る。ということですね。なので、計画がより緻密なものになり、主観でぶれることが少なくなります。

現状を認識することから始まる手法。そして、何が起こっているのかを考える。特に過去の事象を考えることで、問題を回避する計画を立てることが可能です。そして実行に移すため、イレギュラーが減ります。

メリット

サイクルを素早く回すことが可能なサイクルです。特に、実行をしながら、情報を集めるため、DとSが同居できます。1サイクルの時間が短いことで、短期計画、中長期計画どちらにも対応できるところが、最大のメリットですね。

また、1サイクルの時間が短いことで、計画にかける時間が少ないのも現場にはありがたいですね。PDCAは、計画を練ることに時間を使いますので、短縮して行動に移せる。しかも、ちゃんと計画があるので、道筋を迷うことはありません。

周回数をどれだけ増やせるかで勝負が決まるサイクルなので、臨機応変な対応はできますね。その結果は、次の周回の時のPで反映することが可能なので、成果に直結するものになっていくでしょう。

デメリット

PDCAのCにあたる評価がないところが、厳しいところですね。計画が成功することが前提であるともいえます。2周目の際に、SとTの精査でより緻密な計画をたてる必要があるので、よっぽど頭がよくないと回せない考え方でもあります。

また、SとTの段階で、主観をどれだけ取り除けるかが成功の鍵を握っています。情報量が足りていないと計画に支障が出ます。その不十分な状態で行動を起こすと、失敗に突き進む状態が避けられません。

大人な考え方ができるリーダーでないと扱えないサイクルですね。

白米が読んだ本

富士フィルムの会長である古森重隆氏がかいた「魂の経営」です。STPDの話ではなく、どう改革したの話です。その改革でSTPDの話が出てきます。賛否両論ありますが、抜本的な改革をし、20年以上トップに君臨した人の話は重みが違いますね。これは、是非読んで頂きたい!

経営について書かれている本ですが、「働く」「仕事」っといったワードに対して、考えさせられる本となっています。

まとめ

マネージメントサイクルの種類の紹介の話でした。如何だったでしょうか?!

どのサイクルを使うとしても、目的は成果を上げることにあります。サイクルは手段なので、忘れないようにしましょう。そして、効率的に成果を上げるために考え出されたシステムなので、業種業態によっては、合わない場合があります。

PDCA
OODA
STPD

今回はこちら3種類を紹介しました。派生したものも含めると5種類紹介しましたね。

まとめながら思うのですが、どれも「目的に合わせて行動をする」ということです。行動の起こし方をどう工夫するかで、結果は変わると感じました。どのセクションも大事ですが、行動フェーズのやり方次第だなと思います。

結果を変えたければ、行動を変えろ!

白米の師匠が言っていた言葉ですが、なるほどな!と改めて思いました。

後日より詳しい記事を出していこうと思うので、お楽しみに。

参考になったら、シェアーお願いします。

では、また。

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