(後編)コーチングを使って、人気講師になろう! 人気塾講師への道!! やってほしい3つのこと。 の話

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はい、こんにちは! 白米です(*‘∀‘)

講師やってみよう!からの、講師に率先して持って頂きたいスキル「コーチング」。からの後編として、やっと本題のやってほしい3つのことですね。これさえやれば、人気講師になること間違いない!

実は、この3つのことは、講師に必要なことではなく、誰に対して実践して頂いても問題ない内容となっています。こういう人材は、上司にして、部下にして、友人にして、絶対に相手を元気にする存在だからです。

色々な場面で自分がいることで、周りに元気を与える存在になるので、講師ではない皆さんは、自分の状況に置き換えながら読んでみてください。

役立つこと間違いなし!

愛される人材になりましょう!!

今回の話は、有料コンテンツ並みのものです!読んで損はしないはず。

では、はじまり。

前回の復習

最初は、前回の復習から始めてみましょう。

前回は、コーチングについて話をしました。

コーチングとは、「答えはその人の中にある」という原則のもと、 相手が状況に応じて自ら考え、行動した実感から学ぶことを支援し、 相手が本来持っている力や可能性を最大限に発揮できるようサポートするための コミュニケーション技術をいいます。

使うスキルは、4つです。

  • 傾聴
  •  →相手を知る。
  • 相槌
  •  →相手が話し易い環境を作る。
  • 承認(勇気づけ)
  •  →相手を認める。
  • 問い
  •  →話の方向性を決める

これらを組み合わせて、相手の本心を聞きだし、相手の目標に向かって走り出せるようにサポートしていきましょう。

まだ前回のお話し読んでないよ~って方は、こちらからどうぞ。

(前編)コーチングを使って、人気講師になろう!人気塾講師への道!!やってほしい3つのこと。 の話

また、コーチングを本格的に学びたいという方は、こちらのHPも参考にしてください。

コーチングを学びたい方のために一般社団法人日本コーチ連盟

日本のコーチングの大本の団体です。

では、本題の3つのことに入っていきましょう。

[宣誓供述書=9]

生徒にやってほしい3つのこと

①話を聞く

傾聴

まずは、ここからスタートです。生徒の話を聞くこと。生徒が心を開いてくれるかは、生徒の話を聞くことができるかで決まります。どんなに良い授業をしても、「話を聞いてくれない先生」に生徒はついていきません。

授業は分かりやすいんだけどね・・・。

この・・・が付いちゃうと、人気講師にはなれないんですよね。しかもこの・・・は、教えてもらえないやつです。

理由は、信頼関係が足りていないからです。その信頼関係を構築する要素の一つが、この話を聞くことにあります。

先程紹介したスキル「傾聴」を使いましょう。相手の言葉を咀嚼するように聴くのがコツです。

ですので、否定しない!遮らない!興味を持って聴いてみましょう。

この興味を持って聴くことが大切です。興味を持っていることを相手に感じてもらいながら、話をしてもらう。ほんとこれだけでグッと話に熱が入ります。

白米の元上司のSさんは、言っていました。

会話とは、自分と相手の間にある「空間」を一緒に育むものである。

そして、その空間とは、心である。

Sさんの言葉

興味を持つだけで、その空間が育まれ、お互いの信頼関係を強固なものにしてくれます。そして、生徒は、この人は自分の話をちゃんと受け止めてくれる人だ!と感じてくれるでしょう。

そうなったら、宿題もちゃんとやってくれますし、あなたの指示もちゃんと従って勉強してくれます。

相槌

話し易くするための潤滑油です。話の端々で使いましょう。やりすぎると鬱陶しい人になるので注意です。

例えば、「今日いいことあったんだ~!」「え~?!なになに?!

普通の会話ですよね。でも、興味を持って話を聴く姿勢が出来ていることが分かると思います。「なに?」と一言で返すのではなく、最初に「え~?!」から入り、なにを2回繰り返すことで、興味の具合が増し、会話に勢いがついたのです。

この相槌が上手な人は、聞き上手さんが多いですね。会話が得意な人とも言えるでしょう。この人に話したら、盛り上がるから伝えたい!この人と話をするのが楽しい!となるので、どんどん話してくれます。

もっと詳しく知りたい方へおススメ

ねえ、私の話聞いてる?と言われない聴く力の強化書

コーチングよりカウンセリングの本になりますが、聴くことからスタートするのには、変わりありません。傾聴の基礎が詰まった一冊ですね。聴くことの奥深さが分かりやすく解説されています。話を聞くだけなら、誰でも出来る!という常識が覆ります。

そして、その後に相槌、うなずき、繰り返しの話法が解説されるので、誰かと話して使いたくなる!白米は、すぐに奥様と話をし、撃沈しました。読んですぐに習得した気でいた自分を恥ずかしくなったのを思い出しました。

②成果を承認する

承認準備

どんなに小さなことでも成果として認めましょう!使うスキルは、「承認」です。

承認をするためには、まず準備が必要です。その準備とは、生徒の観察です。何をどう感じて、どういう行動をしたか?!その結果どうだったのか?!前回と今回で何が違っていたか?!変えた点は?!などなど、その時々の変化をちゃんと観察することから始めましょう。

ここで重要なことは、プロセスから気に掛けることです。行動面だけでなく、その時の心情面も気に掛けること。行動面は、目に見えるので、視覚情報として認知できますよね。簡単ではないですが、ちゃんと見ることで気に掛けることができます。難しいのは、心情面ですね。心情は目に見えない…。

目に見えないので、本人にその都度語ってもらいましょう。【①話を聞く】で培った傾聴スキルを大いに活用し、聞きだしましょう。その時は、前回内容でも出てきた【問い】を上手に使いましょう。

何か変化があった時に、「どうしたの?」や「今日、いつもと違うね。」などから、相手の情報を聞き出し、覚えておきましょう。

小さなことでも承認する

目標を達成しなくても、プロセスを見ていることで、何かしらの変化はあったはずです。その変化にフォーカスしましょう。

例えば、小テスト。前回10点満点中5点。今回7点。合格点は8点。今回も未達成です。あなたならどこの部分にフォーカスをあてますか?

そう!2点上がったことです。「すごいじゃん!」ってテンションを上げるのもアリ。「頑張ったね!」と承認するのもいいですね。「今どんな気分?」と聞いて所感をさぐるのもいいですね。

さて、ここからが大事。結果に変化があったのですから、情報を集めましょう。2点上がった要因の特定です。行動が変わったのか、心持ちに変化があったのか、この生徒に何があった?!

ダイレクトに聞くことができる関係性ならば、その方が楽ですね。少しナイーブな関係ならオブラートに包みながら聞くのがいいでしょう。何があったかを確認できたら、その行動や気持ちに価値があることを伝えましょう。

価値付けできれば、その行動や気持ちは、良いことと認識され、今後も継続してくれます。継続できたら、その部分も承認し、価値付けをする。その繰り返しが、最終的には大きな成果に変化します。

もっと詳しく知りたい方へおススメ

できる上司は会話が9割 

読みやすいシンプルな言葉で書かれているので、頭に入りやすい印象を受けました。ケーススタディ主体なので、そのシーンを経験ある人はそのまま勉強になります。それ以外のケースの方は、特定の人物を思い浮かべながら読むとしっくりくると思います。白米は、対生徒、対部下、対上司の3パターンで考えながら読みました。

例えば、親子や先輩後輩。すぐに解決する方法を教えたくなるのが、上の立場ですよね。でも、コーチングはその手法を取りません。そこをグッと堪えて傾聴に徹して情報収集をしてほしい。特にお母さん。決めつけになってる部分ありますよね?!

おススメです。

③勉強につなげる

体験談→要素分解→勉強

生徒の色々な話を聞き、生徒の喜び、楽しみ、不平不満、憤り、悲しみ、などなど様々な感情に触れたら、それらの話を要素分解していきましょう。

この生徒さんは、勉強以外の得意なことで、または好きなことで成功体験や失敗体験をしています。その話から勉強のファクターに繋げてあげるのが、一番頑張りやすい状況に持って行きやすいです。始めは成功体験から要素分解をすることをおススメします。

成功体験は、誰もが話し易いからです。失敗体験は、恥ずかしさなど色々な感情が強く出てしまうため、心を開いてからでないと話してくれません。心をこじ開ける質問は、相手から拒絶されてしまいます。目的は、生徒と仲良くなり、生徒自らが勉強する環境を作り、生徒の成績が上がることです。生徒に心を閉ざされるわけにはいきません。

ということで、成功体験から抽出しましょう。

この時に使うスキルは、「問い」です。生徒の話から、場面とキーワードを拾い、発問しましょう。

例えば、サッカーでゴールを決めた男の子の成功体験。いつ?どんな状況?その時の気持ちは?ゴールを決めた場面を頭の中で再現してもらい、その男の子の体験を一緒に感じましょう。

場面が特定できたら、ここからが要素分解です。そのゴールはなんで決めることができたのか?!そこに彼の彼だけの要素が詰まっています。きっと練習したから。と答えるはずです。どんな練習をどれくらいしたのか?期間は?シュート練?ダッシュ?友人と合わせた?色々な練習に色々な要素が詰まっています。

また、それを続けることができた理由も一緒に確認しましょう。事象には必ず理由があります。それがこじつけであったとしても、彼自身が納得する理由であれば、それは真実です。この時彼は考え、沈黙する場面もあるはずです。その沈黙は上質な時間です。どんな答えが返ってくるか楽しみしましょう。

ある程度要素分解ができたら、彼の勉強の課題の話をしましょう。出てきた要素分解と同じ要素が課題にもあるはずです。

例えば、ゴールを決める!=数学の問題が解ける! →シュート練を友人と何本も繰り返した。=数学の文章題を友人と一緒に何問も一緒に解く。 →ゴールが決まると嬉しい!=解けると嬉しい! →友人と盛り上がる喜び!!=?

さて、?は何をいれますか?

彼はサッカーを通じて、友人と一緒に盛り上がる喜びを求めています。であるならば、数学でも同じ環境を作れば、彼は文章題を沢山解くのでは?!今は一人で何も出来ていなくても、周りに一緒に頑張る仲間がいれば、数学が解きやすくなるんです。

そんなん、こじつけじゃん?!って思うでしょ?!人が動く理由は、意外とそんなもんですよ。

実際になぜそんなんで人が動くかは、「発問」により、話を掘り下げたからです。彼と一緒に、彼の成功体験の要素分解をすることで、彼自身色々なものが浮き彫りにされて自覚していきます。そこに納得度が高ければ、高い程、挑戦できる勇気に変わります。

これはいきなり上手くいく手法ではありません。練習として、色々な話をし、要素分解することが必要です。うまくつなぎ合わせることで、誰も見えてなかった世界が広がります。

3つを使うとどうなる?!

生徒の自己肯定感UP!

生徒は、塾に来る度に先生から承認を得ることができます。 自分では大したことじゃないと思ってることでも、小さな1歩であることを認めて貰えるのです。 塾は、勉強を教えてもらえる場だけでなく、自分を認めてくれる場所に変わります。 そして、自分の居場所にもなります。

それが続いた結果、生徒自身が自分が努力したこと、頑張ったこと、何か行動したことを自分で認識することができ、自己肯定感が上がります。自己肯定感が上がることで、自分が次に何をしたらいいかを理解し、行動することができるようになるのです。

以前にも自己肯定感の話はしました。 自己肯定感を上げることは、行動理由を定義付けるうえで、非常に重要なことです。 良かったら、以前の記事もチェックしてみてください。

自分の人生は自分で切り開く!それが中高生の生徒さんには理解できないかもしれません。が、その子たちが大人になるにつれて、自分の未来を強く思い浮かべた時に、最初の1歩がでるかどうかは、この自己肯定感によるものだと、白米は感じています。自分の人生は、自分が主人公です。だったら、自分で決めるしかないんです。自分で決めなきゃ、もったいないでしょ?!

目の前にチャンスがある。でも失敗したらどうしよう…。周りに何か言われたら嫌だ…。そんなつまらない感情が最初の1歩を阻害しています。当然不安はあるでしょう。でも、そこに押し勝つ1歩をちゃんと踏み出してほしいのです。

それが、自発的な行動に変わります。

受動的な大人になっては、考えることをやめてしまいます。考えることをやめたら、自分らしさも消えていきます。生徒一人一人の人生が塾で、あなたの授業で変わるんであれば、素敵なことだと思いませんか?

白米は、それが教育だと思っています。

塾の範疇を超えていると言われるかもしれません。しかし、生徒の未来の可能性を育む機関の一つして塾が存在するのであれば、生徒の未来のための行動として自己肯定感を育むのは、塾のお仕事だと考えています。生徒一人一人がかっこよく成長したら、嬉しいでしょ?!

生徒のやる気UP!

自己肯定感が高まった生徒は、自分でどうなりたいか?!を知っています。未来の自分を作っているのは、今の自分だと知っているんです。

塾に行けば、自分を認めてくれる人がいる!先生と話すと頑張ろう!って気持ちになる。そうなってきたら、やる気は十分にある状態ですよね。

やる気を支えているのは、先生の傾聴と承認です。そして、発問を繰り返されることで、生徒自身が何をすると成績があがるのかに気づいているので、自発的に行動しますよね。その行動を周りが見て、やる気がある!と認定してくれる。

その旨を直接言われることで、更に頑張ろうとなっていく。傾聴と承認から始まるプラスの感情のスパイラルです。

たとえ苦手なことに挑戦し、失敗していても、結果ではなく、行動のプロセスやその時にやろうと奮起した感情を承認されるので、へこたれない。へこたれなければ、挑戦し続けることができる!

その都度、確認し、承認し、勇気づけをし続ける必要はありますが、挑戦しづつけることで克服方法が蓄積されていきます。マイナスの感情が、0になり、プラスの感情になっていきます。苦手克服の瞬間です。一緒に喜びましょう!

生徒と一緒に喜ぶことができるのは、先生業の醍醐味ですよね。生徒の成長を喜べる!最高ですよ。

人気講師になる!

傾聴ができる講師は、話を聞いてくれる生徒の大事な味方です。そして、自分の居場所を塾に作ってくれた恩人でもあります。勉強するイメージを変えてくれた人かもしれません。

そんな講師が人気ないわけがない。

だってその人といると、楽しんだもん。

楽しいところに人は集まります。元気に明るく、人のために頑張る姿をみて、生徒が自分も頑張ろうってなったら、もうその生徒はあなたのファンです。生徒は自分のためにも、あなたのためにも、様々なことを頑張ります!

頑張ることを覚えた生徒は、今後の人生を強く進めることでしょう。 そのきっかけは、あなたが講師をやって、その生徒に出会ったことから始まります。 そう考えてら、ワクワクしませんか?!

[宣誓供述書=30]

まとめ

さて、コーチングを使って、人気講師になろう!人気塾講師への道!!やってほしい3つのこと。 の話の前後編終わりました!いかがだったでしょうか?

今回の内容は、塾講師に限らず、色々な場面で使えるコーチング実践編でしたね。コーチング技術を使って、周りの人々の自己肯定感を増やし、自分で考えて自分で行動し、自分の未来を創る人々に変えていきましょう!

では、今回のまとめです。

コーチングとは、「答えはその人の中にある」という原則のもと、 相手が状況に応じて自ら考え、行動した実感から学ぶことを支援し、 相手が本来持っている力や可能性を最大限に発揮できるようサポートするための コミュニケーション技術をいいます。

使うスキルは、4つです。

  • 傾聴
  •  →相手を知る。
  • 相槌
  •  →相手が話し易い環境を作る。
  • 承認(勇気づけ)
  •  →相手を認める。
  • 問い
  •  →話の方向性を決める

以上のスキルを使い、人気講師のなるためにやること3つとは、

  • 1 生徒の話を傾聴を使い、聞く!
  • 2 どんなに小さなことでも、成果とし、承認する!
  • 3 生徒の話を要素分解し、勉強に繋げる!

この3つを使い続けることにより、

生徒の自己肯定感が高まり、やる気があがります。自分で行動起こせる人は、くじけず、挑戦し続けるので、成果が出ます!そしたら、みんなから愛される、引っ張りだこの人気講師になるわけです!

楽しい塾の世界で羽ばたこうぜ!

今回の話が参考になったと思ってくれたら、シェアお願いします。

では、また。

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