(後編)3つのことをやれば、強い組織の土台を作ることができる!チームビルディング始めようぜ!! の話

ビジネス

はい、こんにちは!白米です。

今回はチームビルディングから強い組織を作る話の後編です。

最低限今回話すことを3つやり切れば、難しいことを考えなくても、チーム作りができる!

どの階層の方でも実践できる内容となっております。

例えば、リーダーは、リーダーの目線で。チームメンバーはチームメンバーの目線でできることを探すことで実戦できる内容です。

白米の後輩のS君は、初めて後輩ができ、その育成を任されることになりました。その後輩に何を教えればいいかわからない?!何から始めればいいか、わからない…。

大丈夫。この3つのことを教えて、チームに引き込みましょう。

そして、その後輩ができることが増えたときに、色々な変化が生まれるはずです。今日はそんな話です。

楽しい職場は、活気が生まれます。楽しいだけじゃない活気を作って、働きたくなるチームを作っちゃいましょう。

では、はじまり。

前回の復習

前回の復習から始めましょう!復習から始めることで、今回の内容がすんなり入ります!

ということで、前回はチームビルディングについてお話をしました。

前回の内容をまだ読んでないよ~っていう方は、こちらからどうぞ。

前編)3つのことをやれば、強い組織の土台を作ることができる!チームビルディング始めようぜ!! の話

宜しくお願いします。

では、前回内容です。

チームビルディングとは、メンバー全員が共同体となり、一貫した方向性をもとに活動することで、より大きな効果や成果を生み出す集団の形成です。

形成に重要なことは、

  • 数字で示すビジョンの共有
  • 相互理解を深めるコミュニケーション

チームビルディングには段階があります。

  • ①形成期
  • ②混乱期
  • ③統一期
  • ④機能期
  • ⑤散会期

それぞれ優先順位と重要度が違うため、チーム状態がどのフェーズにいるのか理解して活動しましょう。

必ずやりたい3つのこと

①マインドセット

何をするのか明確にする

まずは、このチームは何をするチームなのかを明確にしましょう。大事なことは、誰のために何をするか?!です。

誰のために…。お客様だったり、会社だったり、チームのリーダーだったり、自分自身のためだったり。様々な側面があります。そのことを理解して行動させることが大切です。自分が仕事をすることで、誰を喜ばせたいか?!を考えてもらいましょう。

気の利く子であれば、正解中の正解をいうはずです。徹底的に堀りましょう。なんでそう思うのか。用意してきた答えなのか、それとも本心なのか。堀った先に人間性を見ることができるはずです。

そのうえで、働きたくなる環境を作るのです。そして、成果に結びつく動きに変える。それは、リーダーだけでなく、チームメンバー一人一人が実現させていくことが大切です。

その指標となるのが、目に見える目標の数字です。

チームの目標は、より分かりやすい数字で示しましょう。予算は、年間9945万円。ならは、年間1億円!みたいに。

そして、目標を小さくしていきましょう。1億円って言われても、ピンとこない人は多いですね。数字に慣れていない人は、特にピンとこないでしょう。進捗も分かりづらい。

だから、目標の数字を小さくするんです。1か月で840万。ぐっと小さくなりましたね。でも、自分で使う金額を遥かに超えているからまだ、ピンと来ない。じゃ、1週で210万。これならまだね。。。でも、まだねって感じ。

じゃ、210万円を客単価で割ることで、客数は出ますよね。客単価1万円なら、週で210客。1日あたりどれくらいの客数を接客すればいいか計算すれば出ますよね。

今のは、どの業態でもいえることなので、目指す数字を小さくして、心理的障壁を少なくしていきましょう。

すごく頑張る必要があるはずですが、そこを少なく見せることで、できるかも?!ってなったら、チームメンバーは、やる気が上がります。

リーダーは率先して、目標を小さくして、頑張りやすくしていきましょう。チームメンバーは、頑張りやすい環境を自分で工夫していきましょうね。リーダーは全員がやる気を上げてくれる人とは限りません。

目標を小さくすることで、心理的障壁が少なくなります。が、落とし穴が存在します。それは、それだけの頑張りなのであれば、誰かがやってくれる意識が芽生えてしまうので、気をつけましょう。チームの成績は、自分事です。

帰属意識をつける

そのチームに愛着を持ってください。どの階層にいようが、このチームで自分が何をし、何を残すのか?!そして、チームの皆さんと協働し、目標を達成する!

協働するということは、その人のことを色々知ることが必要になります。表面上の仕事の付き合いってのもドライでいいのですが、その人の人となりまで深く知って、一緒に目標に向かう方が楽しい思います。

チーム全体の雰囲気が良いと帰属意識は強くなっていきます。雰囲気が帰属意識が高いと、チームの貢献度に対し、主体的になっていきます。

メンバーが主体的に動き、チームに貢献しようとする状況は、リーダーにとって、心強い!ドラえもんがチームにいるぐらい心強い。

何かスローガン的なものを作るのもありですね。自分たちの言葉で、自分たちの目標が合言葉になる。面白いとよりキャッチ―になりますよね。その言葉を聞くと、数字も思い出し、それに対しての行動も思い出す。そして、前を見ることができる。そんなスローガンがいいですね。

例えば、月100万円の売り上げで全社1位を狙う!という目標があるとするならば、「トップ月100!」とかね。リーダーがこうしよう!ではなく、自分たちで考え、自分たちが命名する。そうすることで、自分事になり、主体性が発揮されやすくなります。

より詳しく知りたい方へ

チームのことだけ、考えた。――サイボウズはどのようにして「100人100通り」の働き方ができる会社になったか 

青野慶久さん著です。青野さんは、サイボウズの社長さんです。サイボウズは、クラウドベースのグループウェアや業務改善サービスを軸に、社会のチームワーク向上を支援している会社です。そのサイボウズでチームワークあふれる会社に発展していった軌跡が書かれています。

社内制度とは、社員のためにあり、社員が利用しやすいように形を変えていく様が描かれています。社長だからできるんでしょ?!って最初は思っていたんですが、チーム単位で物事を考えることで現場に帰属意識を植え付け、働きやすくする。それに対し、実績が伴ってくる。

人のために色々なことを変えるって素敵ですよね。そんな仕事がしたくなる1冊ですね。青野さんは、一緒に働いてみたくなる人です。いや、きっと無理だけどさ。世界を広げたい人にお勧めです。

②ビジョン共有

成功した風景を思い浮かべる

目標が達成したら、どんな風景になるのか?!その風景がチーム全員一緒なら完璧!

そして、その目標が達成できたら、どうなるのか?!その先の未来が明るいものであれば、メンバーのやる気は上がります。色々な未来をリーダーは、見せてあげてください。

白米は、塾長時代によく話をしていました。とある教室にいた時に、目標生徒数100名!現状60名。白米の力だけでは、なんともなりません。みんなの教室を活気あるものに変えていきましょう。生徒が100名いる状態ってどんな状態か想像してみましょう!フロントのところってどんな感じ?ブースは?トイレ前は?あの子、友達とこの辺にいそうだよね。自習ブースはどう?などなど。

こんな感じで講師の皆さんと詳しく想像しました。講師のみんなが100名を意識して、100名になると教室の風景がどうなるか?!細部まで詳しく話しました。まだ見ぬ風景が細部まで意識できると、行動が変わってきます。

その風景に賛同してくれる講師からどんどん帰属意識が高くなり、主体性が増していきます。楽しんで働く姿をみて、他の講師も賛同してくれるようになり、チーム全体に伝播していきます。そうなるころには、チームのみんなが、この仕事楽しい!このチームで良かった!ってなってきます。

結果その年は、生徒数100名を超え、大きく躍進した年になりました。

このようにビジョンを共有できると、働く意識が変化します。チームメンバーからの協力もこぎつけやすくなります。イメージできることは、具現化しやすい!

シナジーを感じる

仕事は一人ではできないんです。だからチームで動く。チームメンバーそれぞれに長所と短所が存在します。メンバー各々は、そう思っていないけど、周りのメンバーはそう思ってる!って長所を探して、共有し、掛け合わせていく。

そうすると、新しい世界が広がります。そして、その世界は、そのチームメンバーと一緒だから作ることが世界。そう考えたら、チーム全体で動いた成果って素敵なモノになりませんか?!

メンバーから長所学び、短所を補い合う。人任せにするのではなく、率先して手を挙げる。

リーダーは、一人一人の長所を探してあげてください。そして、この人は、こういうことができるから、みんなも学ぼう!と声をかけ、共有しましょう。声を掛けられたメンバーは、周りからも認められ、自信がつき、更に努力を重ねる糧となります。そして、自分の短所を克服するために、周りに頼る。

補いあう仲間がいることで、シナジーが生まれます。生まれも育ちも価値観も違うから、みんな考え方も違うから面白い。それを理解して、チームに組み込んで、人と人との化学反応で新しいものを作る!こんなにワクワクすること、なかなかないですよね。

成果に繋がらないという失敗があったとしても、必ずシナジーは起こります。今結果が出なかっただけで、タイミングが違うだけかも?!それなら、そのシナジーを大事に育てましょう。いつか花開きます!

より詳しく知りたい方へ

ピクサー流 創造するちから――小さな可能性から、大きな価値を生み出す方法

『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』『ニモ』で有名なあのピクサーです。ディズニー映画には欠かせない会社。もっと成功しまくってる会社だと思ってました。でも、実はそんなことなくて、色々と努力があったんです。チームのメンバーとの連携とそこにある努力の積み重ねが、作品として世に出る。その過程が描かれています。

ビジネス書として読むよりも、ドキュメンタリーとして読むと面白いと思います。社員が創造性をフラットに発揮できる環境づくりを軸に、チームを作り、発展していく。その中に様々なヒントが隠されているので、立場を色々変えて読むと、面白いと思います。特に、自分がリーダーだったら。自分が社員だったら。という視点で読んでください。

クリエイティブな世界だからこその話ではなく、どこの世界でもあり得る話だと思いました。メンバーの同士の力が結束されたシナジーが1つの作品になっていく。これを読んだあとに、トイストーリーを見ると、色々な感情が沸き上がります。不思議な感覚になりました。

③役割と責任

役割分担

チームを支える上で重要なことは、役割です。役割を振るのはリーダーですが、長所、短所を絡めて役割を振るのがいいです。

そのために、チームができた形成期で、どれだけ人となりを知れるかが重要になってきます。その人が何を求めているのか、そのウォントに対して、応えてあげられる役割を用意できるのか。その役割を通じて、何を学んでほしいのか。

人事には、任命責任が問われます。その責任を果たすためにも、役割をきちんと与えましょう。

チームメンバーは、与えられた役割に責任を持って全力を尽くしましょう。まずは、役割の意図や目的を理解してから、行動するように。リーダーに理解するまで聞くことが大切です。

意図されたことと違うことをすると、リーダーだけでなく、周りにも迷惑がかかる場合があります。リカバリーできれば、問題ないのですが、折角任された仕事なんで、ちゃんとやりましょう。

ホウ・レン・ソウを忘れずに。過去の記事にホウ・レン・ソウについては書きましたので、よかったらこちらの話もチェックしてみてください。

「ほうれんそう」と「ちんげんさい」で無理なく仕事をする!の話

適切な報告をすることで、責任はリーダーが取ります!おもいっきって仕事しましょう!!

白米は、昔言われたことがあります。衝撃を受けたことがあります。

仕事の報酬は何でしょう?

給料?!ボーナス?!いいえ、違います。仕事の報酬は、仕事です。

役割を全うし、責任を果たすことができたなら、次にはより大きな仕事を任せられる。仕事の報酬は、より大きな仕事。その過程で役職がついたり、昇進したりするんです。バッチを求めて仕事をすると先細ります。誰のために、何のために働くか。それが非常に重要になりますので、役割をもらった時には思いだしてください。

責任の所在

チーム内で起こった出来事の責任は、全てリーダーの責任です。誰のせいにもできません。リーダーが漢を見せる場面ですね。

メンバーは、リーダーが最後には何とかしてくれる!と思うと、仕事や役割に対し、心理的安心度が高くなります。安心感が高い職場には、力を発揮しやすい環境が存在します。逆に、萎縮した職場には、恐怖と緊張があります。

何をするでも、多少の緊張感は必要ですが、緊張感しかない現場は、胃が痛くなりますよね。その環境では100%の力は発揮されません。白米は1日で参ってしまう自信があります。そんな環境はごめんです。

だから、どういう環境にするのかは、リーダーの選択にかかっています。それも、役割であり、メンバーに対しての責任です。全うしましょう。メンバー全員がおもいっきり仕事を楽しめる環境を作りましょうね。

チームメンバーは、責任の重圧を恐れずに前に進んでください。責任は、全てリーダーが負います。

まとめ

いかがだったでしょうか。前編、後編が終了しました。

チームビルディングなしでは、成果を見込むことができません。その中で、新人でもベテランでも、役職者でも、下っ端でも、関係なく実戦してほしい3つのこと。強い組織にするための重要なこと。

おさらいしていきましょう。

  • ①マインドセット
  •  →誰のために、何のために働くか?!その指標は数字。
  • ②ビジョンの共有
  •  →全員で同じ絵を思い描こう。チームの共通認識を作ろう。
  • ③役割と責任
  •  →何事にも役割があり、それには責任はついて回ります。恐れずに前に進もう。

主体的で楽しい環境で、仕事ができたらいいですよね。そんな環境を自分たちで作ることができるチームを目指していきましょう。そのチームは、成果爆上げの集団なはずです。

今回の話が参考になったという方は、シェアお願いします。

では、また。

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