はい、こんにちは。白米です。
師も走るぐらい忙しい時期です。ということは、大学受験の一歩目の共通試験まで1か月を切り、大学の試験本番も1か月半、神奈川県公立高校は2か月を切りました。世の中の喧噪も相まって、受験生は焦りと不安が入り混じってる時期ですよね。
今回の話はそんな受験生に贈りたい!そんな時期だからこそ、焦りは禁物。足元を固めようぜ。
先日、白米の元に相談の依頼がありました。中3生の公立高校受験生のT君。模試を受ければ受ける程、成績が落ちていく。。。T君は何をやっても自分はダメなんだ…。お母さんは、そんなに出来ない子だったなんて…。と二人揃ってネガティブモードに入っていました。
二人とも周りから言われたことを鵜呑みにして、出来ていないことにフォーカスするんです。だから自信を無くし、落ち込み、投げやりになっていく。塾の先生には、このままじゃ受からない。学校の先生は何も根拠を示さず、大丈夫!という。それを聞いて、更に不安と焦りが先走り、何からやっていいか分からない…。
白米が分析をかけたら、全然そんなことなかったんですよね。希望の光はいっぱい転がっていたんです。でもそれに気づいていなかったんです。勿体ないですよね。
実はこの時期、そんな話でありふれています。そんな受験生を救いたい。今日はその一歩目をお話しします。
では、はじまり!
焦る時の行動パターン
同じ思考を繰り返す
焦れば焦る程、自分を見失うものです。自分を見失うことで、思考が単調になります。先に進める意識よりも不安や焦りが勝つため、同じ思考を繰り返し始めます。
やる量を確認して、膨大な量に打ちのめされ、また確認して、また量に飲み込まれ…。その繰り返しで1日が終わり、やろう!と決めても、また量に押し潰されちゃう。また1日が終わっていく。
気づいたら1週間経過していて、あ〜…ってなる…。
その場合、1週間分やる量が溜まり、1週間できる期間が短くなるわけです。それに対し、更に焦る。できていないことで、不安が募り、ダメだ~ってなっちゃう。
ダメだ~ってなったら、また今週も同じことを繰り返していきます。
マイナスの未来ばかり考える
同じことを繰り返すことで、全然前に進んでいない状況に気付きます。その思考はマイナス方面に進んでいきます。
- 何やってもダメだ…。
- 何からやっていいかわからない…。
- 無理だよ…。
- このままじゃ、ダメだ…。
- どうしよう…。
- 頑張ってるのに。
時間はかけているので、頑張っている状態なんですよね。でも、成果が出ない。そりゃ、そうですよね。前に進んでいないんですもん。
そうなってしまうと、何かきっかけがないと正常な思考ができなくなってしまいます。そして、更に思考が進んでしまうと、やる気がなくなってしまうんです。
きっかけは、自分で作るか、人に聞くか、しかありません。でも、聞く人を間違えると、余計にループにハマるので、気を付けてください。
落ち着けって!
「孫子・謀攻編」に見える有名な格言です。簡単に言うと、敵と自分を知っていれば対処できるぜ!ということ。じゃ、うちらだって、それやればいいじゃん。
自分を分析
自分の行動を振り返る
マイナスの未来からの脱却に必要なことは、客観的な自己分析と目標から考えた行動計画です。そんなことしてる場合じゃない!ってみんな言います。白米からしてみたら、逆です。自分や出てくる問題が分かっていないのに、何を勉強するのかしら?!しかも、焦って、不安を募らせ、無駄な時間を過ごしているなら、尚更自分を分析し、これからの時間を有意義なものにしましょう!
自己分析
自分は何が得意なのか。何時間勉強できるのか。注意点は、他人と比べないでください。自己分析に一番いらないことは、他人と比べることです。内面分析なんで、他人は関係ありません。
自己分析に失敗する人の特徴は、ここにあります。他人よりも劣ってる、とかどうでもいいんです。1位の人以外全員劣っています。しかも、比べてる特定人物がいればいいんですが、みんなと比べて…的な。もうね、だれ?ってなるんです。
だから、客観的に数字で分析しましょうね!
この場合、必要な分析は、
- 自分にとっての得点源は?
- 失点する単元は?
- 何時間勉強できるの?
この3つでいいです。自分の気持ちや考えを捨て、徹底的に取れるところを探しましょう!
目標から考えた行動計画
前にブログで計画の立て方はお話ししました。よかったら、こちらもチェックしてみてください。
今回は、行動量を減らす話をしましょう。え?この時期に行動量減らすの?!って思ったでしょ?!
減らします。
理由は2つ。1つ目は、量を考えたら心折れるからです。心が折れたから同じ思考に至ってしまったでしょ?2つ目は、まだ時間がある!と言っても、膨大な時間があるわけではありません。だから、自己分析から得た取り所を重点的に潰します!
だから、計画を立てる際に、ん?こんだけ?!ってなるぐらいが丁度いい。
増やしがちなんですよね。自分で決めた量に追われて、自分を苦しめる。それってやってて辛くないですか?んで、達成出来なくて、自分を貶めちゃう。
違う!違う!そもそも計画が破綻してるんですよ。誰もそんなに出来ないんだって。ここまで来たら、効率を求めましょう!必要な回り道と必要ない回り道を理解しましょうね。
模試を見直そう
模試分析
大体の模試に正答率が記載してあります。まずは、そこをチェック。50%以上の正答率は根本からわかっていない限り合わせられる可能性があります。
50%以上の正答率を間違えているということは、考えられる原因は2つ。
- ケアレスミス
- 根本からわかっていない
どちらかです。原因が分かれば、打ち手は出せますよね。
自分がどの分野なら正答率が高いのか?!どの分野がわかっていないのかをチェックしましょう。そしたら、自分がこれから何をすれば成果が出せるのか分かりますよね!
大学受験は、もうほとんど模試がないので、アウトプットの練習ができませんので、過去問で確認しましょう。中学生の高校受験用の模試は、まだ何回かありますので、自分が重点的に勉強した部分がどうだったのかを、毎回確認してください。
過去問を分析
何が出てくるか分からないのが入試です。でも、出る問題は傾向があります。
神奈川県公立高校の入試であれば、出題傾向は毎年若干の変化はあるものの、対策すべき点は変わりません。必ず取りどころが存在するのです。例えば、数学。問1~問3は、必ず正解しよう!とか。国語の問5は資料の読み取りで、配点も高いから先に終わらせよう!とか。
大学受験でも一緒です。この学校はこういう問題好きだよね、ってのがあります。例えば、明治学院大の英語なら英作文を必ず出ます。明治大学の日本史は、明治時代以降の対策は必須です。専修大の国語は、文法問題が毎年出てる、とか。
過去問を演習するだけで、かなりの情報量が得られます。出題頻度が高い部分を優先して勉強しておくだけで、不安に駆られウダウダしていた自分に比べると、明らかに前に進んでいます。
過去問をやることで、更に不安が募る可能性もあります。が、過去問は受験本番ではありません。その年の受験ではなくて、良かったですね。これからできるようになれば、本番は結果が変わります。そういった意味でも、まだ時間はあるのです。凹んでても、点数は上がらないぜ?!
今できることを、やろうぜ!辛いのは当たり前なんだから、自分で未来を切り開くために、今辛い想いいっぱいしよう!
やること決まった?
スケジューリング
具体的な5W1Hを!
やることが決まったら、具体的にスケジュールに落とし込んでいきましょう。5W1Hで落とし込むと具体的にスケジュールを組むことができますよ。
- When・・・いつやるの?
- Who・・・誰が?今回は、自分しかいないので、関係ないですね。
- Where・・・どこで?家でやる?塾の自習室?
- What・・・何をやる?教科は?どこの単元?
- Why・・・なんで?志望校合格のため!今回は書く必要ないですね。
- How・・・どうやってやる?何のテキスト使う?
具体的に決めておきましょう。時間も決めておくといいですね。
白米が高校受験生に話していたのは、50分で別の教科に切り替えようって言ってました。なぜなら、まずはテスト時間が50分だから。そして、色々な教科をちゃんと触ってほしいから。高校生はタイマーを使うように話をしていました。特に数学は1問に対し、かなりの時間を持っていかれるので、時間を自分で決めて解く練習をさせていました。
女の子に多いのですが、凝らなくていいですよ。スケジュールを作ることに集中し、実際の勉強時間を大幅に削ることがないように。最近は、勉強時間記入用のアプリもありますので、そういうものを使うといいですね。電車の中などの隙間時間を作って作成することをおススメします。
スケジュールは1週間ごとに作りましょう。そうすれば、1日イレギュラーで出来ない日ができても修正かのうですよね。
結果検証を忘れずに。
1週間後に予定通りにできたか?!できなかったのか?!検証しましょう。最初は、できなくて当然だ!というぐらいの気持ちでやってくださいね。なぜなら、検証することで、精度が上がり、自分ができる量が分かるからです。
いちいち落ち込まないこと!出来ない理由は様々あると思います。でも、大別すると、
- 時間が足りなかった。
- 量が多すぎた。
- 他の予定を忘れていた。
大体が、この辺の理由に該当していきます。次の1週間の予定を組む際に気を付けて組むように。時間が足りないなら、どうやって時間を捻出するかを考えましょう。量が多過ぎたのであれば、よりどの単元をどう終わらせるかを考えましょう。
原因が分かれば、次の打ち手が見つかるので、それをトライする。だめなら、更に考える。その繰り返しです。だから、落ち込んでいる暇はないんです!
体調管理
早寝早起き!
受験生の夜は、捗りますよね(笑)でも、夜更かしは、禁物ですよ。なぜなら、受験は朝からスタートなんです。朝から頭が冴える環境を作りましょう。夜に頭が冴える状態だとあまり意味がありません。
スケジュールを組む時に、終わっていないから夜に持ち越して終わらせる。は、ドーピングですよ。だったら、フライングしてください。朝早く起きてやる。
白米の教え子のSちゃんは、大学受験の際にこの時期から毎日5時に起きて勉強していました。夜は、23時に必ず寝る。冬期講習の面談の際に、白米がそろそろ朝型に変えようね!と話したことがきっかけだったようです。学校に行くのが7時半。それまでの2時間で英語の単語や生物の暗記を日課としていました。
メシをちゃんと食え!
ご飯はちゃんと食べましょう。食べないと頭は回りません。その時間も勿体ないと言っている子はたまにいます。いざという時に、力が出ず、最後まで戦えません。気力と体力は、重要なファクターです。昔のCMでKINGカズが言ってました。「メシ食ったか?!」って。
特に、朝ごはん。抜きがちですよね。受験日だけ食べると体もびっくりしてしまいます。体調を万全にするために、慣れないことをして、体調崩したら意味ないですから。
だから、今のうちから体を慣らしておくのです。高校生は、1月になると自由登校の学校も多く出てきます。自由な時間が増えるので、時間にルーズになりがちです。朝からちゃんと起き、朝ご飯をちゃんと食べて、規則正しい生活をしましょう。
自由登校での余談ですが、鎌倉高校にはこんな話がありました。鎌倉高校出身の講師が言っていた話ですが、自由登校で学校に来ていない人程、受験に失敗しているそうです。やはり、学校から解放されることで、時間にルーズになり、夜型の生活になってしまい、本番は力が発揮できない。学校は行った方が良い息抜きになって、良かったです。って言ったました。
家族にできること
余計なことは言わない!
大丈夫!は禁句
もう、余計なことは言わない!言っても反論されるだけなんですから。大丈夫!頑張ってるもん。てかさ、見てないじゃん。結果出てないんだもん。みたいなね。
聞くことに徹するのが一番いいでしょう。受験生は、アドバイスを親に求めていません。愚痴を聞いてもらいたいだけなんです。
何か言ってあげたくなると思いますが、そこはグッと堪えましょう。質問をする時は、未来系の質問をするといいと思います。どうやったら克服できる?とか、こうなったら嬉しいよね?とか。
お母さんやお父さんの持論、経験談は本来貴重なものですが、焦りと不安でその価値が分かっていません。
どうしたらいいか分からない場合は、白米が相談にのりますので、ご連絡ください。お問い合わせフォームがありますので、詳細をメールしてください。3日以内に返信いたします。お問い合わせ。
よかったら、白米の親友もプラットフォームを使って、相談を受け付けしています。こちらも併せて見てみてください。ココナラ『とどすけ』。
体調管理
特に、お母さんにお願いしたいのが、体調管理です。朝起きれない子なら、早起きを手伝ってあげてくさい。そして、ちゃんとご飯を食べさせてください。
子どもが、早く寝ることに対し、「受験生なのに…」って言ってあげないでください。朝起きてやりますから。
お願いします。暖かく見守りましょう。
まとめ
今回は、焦っている受験生に向けて、まだまだ戦う時間はあるから、足元を見て行動を決めよう!というお話しでした。如何だったでしょうか?今何をすべきか決まりましたか?
もう一度大事なことをおさらいしましょう。
自分が焦っている、不安に押しつぶされそう…だったら、まずは、
落ちいて、足元を確認しましょう。
- ①自己分析 →自分の得意、不得意を探る。
- ②模試分析 →取りどころの確認。
- ③過去問分析 →相手の出方を見て、対策を練ろう。
- ④何を重点的に勉強するかを決める。 →全部をやろうとしない!
ここまで決まったら、自分のスケジュールに落とし込む。注意点は、モリモリに入れないこと。1週間単位で、行動を詳しく決めてね。検証も忘れずに。先週よりも今週はブラッシュアップされていることを目標に!
体調管理も忘れずに。そろそろ朝型の生活にシフトしようね!
不安だし、出来ていないことが分かるようになっている今だからこそ、効率を求めて目標に向かって走り抜けましょう!
ファイトだ!受験生!!
最終的には、神頼みかな?!
【合格祈願】受験前だからこそ行っておきたい「受験生のための」神奈川県の神社5選!!
では、また!