はい、こんにちは!白米です。
突然ですが…
成績上位者と成績中位者の違いってなんだか知ってますか?
実は…。時間効率に優れているかどうか、なんです。勉強時間にはさほど差はないんですよね。
量ではなく、頭の中が整理されているかどうかの差なんです。
そして、頭の中を整理するために必要な行動は、整理整頓です。
部屋どうなってますか?机の上、ベッドの上、床…どうなってますか?!
パパさん、ママさん、経験ありませんか?テスト前で勉強しようと思ったら、部屋が散らかっていて、参考書探すついでに、部屋を掃除して、時間がなくなってしまって…なんて経験。
そうならない為にも、テスト前ではない、今のうちに片づけしちゃいませんか?
前編では、部屋を片すと成績が伸びる仕組みを話します。それを理解したうえで、後編では、整理整頓の仕方を話そうと思います。
では、はじまり!
部屋が散らかる理由
まずは、部屋が散らかる要因を考えてみましょう。
- ①プリントが散乱
- ②洋服が散乱
- ③何でもかんでも机に置く
- ④物が増えていく
だいたいこの4点に集約されてくるのではないでしょうか。
詳しくみてみましょう。
①プリントが散乱
プリントが増えると、管理が難しくなります。
成績が伸び悩む子の大半は、このプリントの量にやられます。
学校で出されたプリント、塾で出されたプリント、プリントだらけですよ。
前回のテストも今回のプリントに交じってるかもしれない。ま、各教科で10枚のプリントが配られたら、9教科で90枚。塾で5教科だから、プラス50枚。合計140枚が部屋にあるわけですね。過去の分も整理されてないと…チーン…
ファイルにしまう子はまだいい!ファイルに全部あるから。鞄に突っ込む男子は、最悪…。
こんなにプリントあるのに失くすんです。特によくあるのが、社会のプリントね。先生はちゃんとナンバリングまでしてくれているのに、途中がない。テスト前に焦って、友人のをコピーするから、余計にプリントが増える…。
机の下とかから出てくるんですよ。くちゃくちゃのやつが…。
これは、後編で管理の仕方を説明します。
一番やっかいなのは、ルーズリーフです。便利ですよね。でも、散乱すると管理されてないルーズリーフがめっちゃ出てきます。ルーズリーフはやっかいなんですよ。ちゃんとナンバリングされてないと必要かどうかが後々判断ができなくなってきちゃう。
捨てた後に、重要度に気付き、後悔するんです。。。
②洋服が散乱
女子に多いパターンではないでしょうか。
何を着ようか迷って、クローゼットから洋服を出し、そのまま山になって片せなくなっていくパターンですね。
途中から着たものと、着ていないもの、洗濯したものが混じり、どんどん山が大きくなっていく。
だいたい、部屋の隅か、ベッドの上に積み重なっていく。
休みになると、そこから取り出すから、山が一旦崩れるのですが、片付くのではなく散らかるだけ。どれをしまっていいかママさんには判別がつかず、怒られる。
どこから片していいか分からず、とりあえず見て見ぬふりをし、お小遣いを減らされる。
これ、実話です。白米の部下の講師をしていた子の話。生徒から講師になった子なのですが、生徒時代に面談でママさんから聞きました。礼儀正しく、しっかりしていた子でした。。。成績優秀で、その学校の提出物やプリントなど、その子に聞けば全部情報が揃う。なんて完璧な子なんだ!と思っていました。それまでは。。。
ママさんと面談で塾の様子などを話すのですが、「先生騙されてますよ!これ見てください。」見せられたのは、携帯に収めれた画像でした。洋服の山…。白米は一言。。。「意外とポンコツなんですね(笑)」
実態を見て、聞いたので、Sちゃんに話を聞いたら、「お母さんひどいんですよ。片さないからお小遣い半額にされたんですよ。」ママさん正解です!
③何でもかんでも机に置く
帰ったら、まず鞄を玄関に置きっぱなしにする。。。そして、怒られたから、部屋に持っていく。そして、机の上に置く。。。
鞄に限らず、疲れて帰ったら、手に持っていた物をそのまま放置するパターンですね。
そもそも片す概念がない。。。
置く場所が決まってないから、とりあえず机の上。【とりあえず】のはずが、定位置にいつの間にか変更。そのまま居座ります。
教科書や参考書、塾のテキストは置いておきやすいですよね。本棚のサイズと合わなかったら、余計に机の上に居座ります。どんどん積み重なり、ピサの斜塔のようになっていきます。そして、いつかは崩れるんです。形あるものは、いつかは崩れる…。
ちょっと成型してから、また積み重ねていくんです。賽の河原ですよ…。
④物が増えていく
もうね、仕方ない。物欲は、人間の本能よ。抗えない。。。
必要か必要ないかなんて、買い物でテンション上がってる時には関係ないもん。帰ってきたら、我に返るんです。そのまま、放置。。。
欲しくなくても増えるかもしれない。そうなったら、どうすることもできないよね。。。だって、プレゼントとかになると、捨てるに捨てられないしね。部屋にソッと置くよね。
そういう物ほどいつまでも部屋にいるし、失くさない。なんでだろうね、不思議。
部屋を片すと成績が伸びる理由
一つだけ先に忠告させて頂きます。
部屋を片したから成績が伸びるわけじゃないんです。部屋を片すマインドこそが、成績を伸ばすんです。さて、そのマインドは以下の4つです。
- ①優先順位が身に付く
- ②工夫する思考力が身に付く
- ③どこに何があるか理解する
- ④キレイを保つ
全部整理整頓の要素!詳しく解説していきましょう。
①優先順位が身に付く
部屋を片付けるコツは、まず目的を持つことです。
勉強をするために、部屋を片付ける。一番最初に片付けるべき場所は、机周りですよね。
机の上はこのような状態だったとします。どこから片しますか?
- プリントをまとめる
- ルーズリーフをまとめる
- 筆記用具をまとめる
- 参考書をまとめる
これらのことをするとようやく、机の底が見えてきます。
整理整頓ができる人は、こうならないのですが、ちょっとした油断がこうなる原因ですよね。誰にでもあることです。それをどうリカバリーするかが大切です。
その際に、片す順番を目的に沿って決められる。そして、行動に移すことができる!優先順位を決めることができるんです。
この能力があると、時間効率はめちゃくちゃ上がります。途中で、懐かしい漫画が出てきても読みません(笑)
優先順位の付け方は、以前に記事にしました。よかったチェックしてみてください。
部屋を片す時のコツの2つ目としては、必要か不必要かの判断です。
この判断を間違えると、いっこうに片付かない。物を移動しているだけになります。
おもいっきった判断をするのが吉です。捨てろ!とは言いません。どうせ言っても捨てないんだから。なので、一旦隅に移動させましょう。そうすることで、目的の場所はきれいになります!
②工夫する思考力が身に付く
物は増えるんです。増え続けるんです。
ならば、そことどう向き合うかなんです。ミニマリストになれれば、せいせいするでしょう。
でも、もったいない…。いつか使うかも?!と思っているうちは、なれません(笑)
でも、部屋はいきなり広くなりません。ドラえもんがいたらね。どんなによかったことか。。。
なので、視点を変えましょう。
工夫することで収納を増やす!
もう土地面積は変わらない。なら収納できる場所を探すか、新たに設置するか。
そうやって色々な思考を回しましょう。
そのためには、あぶれている量の確認と、それを片す算段の思考ですよね。全体像が見えてこないと動けません。そこで重要なポイントは、判断です。必要か不必要かの判断を正確に判断しましょう。もう逃げ場はありません。
不必要かも?!と疑いの目を向けながらも、決断がされない物たちのために、思考を重ねましょう。救う道を探す思考を!
マスタング大佐だってそう言ってるし。
思考をする癖をつけて、捨てれないのであれば、捨てない道を模索しましょう。この思考する癖をつけることで、色々なことが打開できるはずです。
白米の元上司は言っていました。イノベーションは制限の中から生まれる。制限下の中で思考を重ね、模索した一手がイノベーションに繋がるのです。
③どこに何があるか理解する
さて、ここからが整理整頓ですね。
自分で片付けることにより、どこに何があるか理解しているわけですから、必要な物はすぐに取り出せるはずです。
これぞ究極の時間効率ですよね。
うちの娘ちゃんもよく言っています。「あれ?眼鏡どこやったっけ?さっき使ったんだよね…。知らない?」知らねーよ。。。
探し物をしている時間は、空白の時間です。これが成績上位者と中位者を分けるポイントなんです。
部屋の整理ができている者は、頭の整理もできている!
はい、ぽく言ってみました。でも、これが一番大事。
勉強する前に片付いていることが、成績中位者と成績低迷者の分かれ目。これは単純に勉強時間の確保の問題ですよね。そして、成績上位者と成績中位者を分けるのは、整理整頓です。どこに何があるか知っているから、探すときに手間がない。
日ごろから整頓されているから、ノートも整理されている。分からないことは以前に調べてあり、そこの部分を見返すだけで、記憶が蘇る。辞書を引かなくても、出てくる。その少しの時間の積み重ねがテスト前の勉強を変化させます。
④キレイを保つ
折角部屋も片付いたことですし、そのままの状態を保存しましょう。
落書きの心理と一緒です。一度落書きされた壁は、どんどん塗り重ねられてしまうそうです。いわゆる割れ窓理論です。
割れ窓理論(われまどりろん、英: Broken Windows Theory)とは、軽微な犯罪も徹底的に取り締まることで、凶悪犯罪を含めた犯罪を抑止できるとする環境犯罪学上の理論。アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングが考案した。「建物の窓が壊れているのを放置すると、誰も注意を払っていないという象徴になり、やがて他の窓もまもなく全て壊される」との考え方からこの名がある。破れ窓理論、壊れ窓理論、ブロークン・ウィンドウ理論などともいう。
割れ窓理論 ウィキペディア(Wikipedia)より引用
ちょっとした油断が、つぎの油断を生みます。そして、気付いたらまた元の部屋へ逆戻り。
やはり、継続を心がけるべきですね。
継続できる仕組みを作ることが肝要です。やはり、整理整頓されていると元に戻しやすいですよね。小さな積み重ねが大切なんです。
英単語や漢字と一緒です。分からなかったら、その場で調べる。そして、メモを残す。そのメモを大事に保管し、忘れた時にもう一度見返すことができるようにする。
部屋を片せる人は将来性が高い
整理整頓ができる人は将来仕事もバッチリです。メリットしかない!
- ①使ったら、元の位置へ戻せる
- ②物事の整理の仕方を知っている
- ③デスクがきれい!
①使ったら、元の位置へ戻せる
仕事はチームで行います。
備品はチームで使いまわすことが多いですよね。一人無法者が現れると、チームは乱されてしまいます。
例えば、セロテープ。一人が使い、所定の場所に返さなかったら…。使いたい人は探しますよね。先程も話しましたね。探している時間は、空白だと。
その分チームの仕事に遅れが生じます。でも、使って戻さない人は、他人の時間を空白にした意識はないでしょう。しかも探すことで、ストレスも生じます。
整理整頓ができる人たちの集団だったどうですか?ノンストレスで、他人の時間に配慮できる人達の集団ですよ。
たったそれだけ?いや、これが重なるとだいぶやっかいな問題となってきます。きっかけは、それだけ?!でもね。
物販なら、機会損失でまくりです。
白米は、靴屋で仕事をしていましたから、在庫位置には煩いですよ(笑) あるはずのものがないんですから…。売れなかった在庫は、元の位置に戻す!
②物事の整理の仕方を知っている
探す手間を省くだけではありません。物だけでなく、案件の裁き方を知っている人は優秀です。特に、目的に沿って指示が出せる人が仕切りだと、周りの人は仕事が快適になりますよね。
仕切れる人=リーダーです。
リーダーと言われる人は忙しいんです。あっちこっちからメールだったり、訪問だったり、クレームだったり…色々なことに追われる毎日なはず。でも、整理できている『できる』リーダーは、大丈夫!
そこには業務の工夫をし、時間を作る努力をしているから。
必要と不必要を分け、必要なことに時間をかける。無駄を省くことで、時間を捻出し、様々な対応を可能とする。時間は有限です。だからこそ、やれることを精一杯効率的に全部やる!
ビジネスエリートがたどり着いた 仕事力に差がつく「超・整理術」
これからリーダーになる人、なろうと思う人に読んで欲しい!仕事の簡略化のコツが書かれています。仕事内容に偏りはあるにせよ、様々なシーンを自分に置き換えて読んで頂くと、腑に落ちるものは多いでしょう。
白米は紙媒体での仕事が好きです。デジタルで管理することとアナログで管理することを分けてやっています。結果アナログなんですよね。。。
でもそれでいいだ!と思える内容だったので、白米は満足しております。
③デスクがきれい!
そんなリーダーの机が散らかっているわけがない。
これは、白米の持論でもあります。デスクの上はきれいに!
そうしないと、探す時間が発生しますよね。目の前に全部置いてある方が効率的と言われたことがありますが、本当にそうですか?!自分だけよければいい世界ならそれもアリでしょう。こたつの周りならOKです。
でも、引き継げない仕事をする人は、リーダーになれません。そのリーダーは、部下を持つ資格はありません。だって、部下が育たないもん。
だから、整理整頓して、誰もがチームとしてできることをやる方が、効率的なんです。
まとめ
さて、部屋を片付けたくなってきたのではないでしょうか?
では、今回のおさらいです。
部屋が散らかる理由
- ①プリントが散乱
- ②洋服が散乱
- ③何でもかんでも机に置く
- ④物が増えていく
部屋を片すと成績が伸びる理由
- ①優先順位が身に付く
- ②工夫する思考力が身に付く
- ③どこに何があるか理解する
- ④キレイを保つ
部屋を片したから成績が伸びるわけじゃないんです。部屋を片すマインドこそが、成績を伸ばすんです。
部屋を片せる人は将来性が高い
- ①使ったら、元の位置へ戻せる
- ②物事の整理の仕方を知っている
- ③デスクがきれい!
次回の後編は、片付けや整理整頓のコツをお話します。
では、後半に続く!
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