「量」と「質」のサイクルを正しく回して、効率よく成果を追い求めよう!の話

教育

はい、こんにちは!白米です。

質問がたまに飛んできます。

効率悪いな、君は。と怒られるんです…もっと質を上げてやらないとダメだよ!

そんなことを言われてしまい、やる気なくしました…。

どうやったら言われなくなりますか?

とのこと。

内容は、勉強だったり、仕事だったり。

なので、今日の話は「量と質」と「効率」の話。

勘違いしてる人が多いんです。質が良いと効率が良いと。

違いますよ。違うわけではないのですが、そこに行くまでの過程がすっとんでるんですよね。

今日はそこも話しますので、読んでください!

もしかして、お母さん。息子のやる気を削いでませんか?ねぇ、お父さん、部下の育成間違えてませんか?

  • 質とか量とかよくわかってない人
  • 効率UPを求めてる人
  • 量の話をしたいけど、いまいち伝えきれない人
  • よく怒られるけど、今更聞けない…人
  • 愚直で不器用って言われる人
  • 要領よくない人

周りにこんな人いませんか?量はやれる真面目君なのに、やり方が下手で成績上がんないんだよな~。要領がよくない。。。そんな人に贈りたい。では、はじまり、はじまり。

量と質と効率って何?

量・質・効率

まずは言葉の意味から知りましょう。

量…測定の対象となり、大小の比較が可能なもの。質量・長さ・時間・個数など。また、測定して得られる数値や限度。

goo国語辞典

質…そのものの良否・粗密・傾向などを決めることになる性質。実際の内容。物の本体。根本。本質。

goo国語辞典

効率…使った労力に対する、得られた成果の割合。

goo国語辞典

これだけでは何のこっちゃ?!ですよね。でも、よく見てください。

質とは、物事の根本のことなんです。量から得た経験値から抽出されたものが質

ということは、量をやることで、質は高まります。また、効率は、量が分母で成果が分子なんです。

みなさん、びっくりでしょ?!

よくある勘違いパターン

では、あるあるの勘違いパターンを見ていきましょう。もしかしたら、あなたかもしれません。

勘違いパターン①…良質な勉強は成績を上げる。

これってよく言われるものですよね。確かに基礎ができていれば、そうかもしれません。

でも基礎ができてる人はもう成績はそこそこ以上に持ってます。

これは、よくお母さんが面談で言ってました。特に基礎が疎かになっている子のお母さん。

うちの子は勉強の質がよくない。効率良く成績の上がる勉強法を教えてくださいって。

理解だけじゃだめんですよね。使えない。

サッカーでもフェイントの種類ややり方を覚えても、すぐには使えないのと一緒です。

勘違いパターン②…量はできない(時間がない)から質を求める。

本質を掴むのには、量からくる経験値が必要になります。時間がないから量を飛ばし、本質だけを探るやり方はかえって遠回り。。。

明日テスト。。。だから公式だけ覚えておけば、使えるっしょ。。。

はい、白米少年はテストの前日の夜中によくやってました。

簡単なテストならなんとかなるんですが、そういうテストは周りも点数いいですからね。相対的に順位は下がるわけです。

勘違いパターン③…量はできるが、要領を得ない。

こなしていませんか?!根性は認めます。でもね、もったいないです。

できることを永遠と続けてもななか成績は上がりません。思考に方向性を持たせましょう。

こういう子はすぐに成績あがりますね。素直なんですよね。言われた分だけやれる。

でもそれだけじゃ、成績は上がりません。

量と質どちらも大事!

どちらも大事なんだよ。

前項では量推しで書きましたが、どっちも大切です。

勘違いパターン③が物語ってますね。

量だけでもだめ。質だけでもだめなんです。

しかも、ただ闇雲に突き進んでも良い成果は上げられません。そうなると効率も落ちることになります。

バランス良く!って思ったでしょ?そんな上手いこといく訳ないじゃん。

忘れちゃいけません。

量に方向性を持たせて、質(本質)をもぎ取るんです。

そして、もぎ取った質が量にフィードバック!

量の内容が変化することで、より洗練された質へ。その結果、成果が大きくなり、効率が生み出されます。

抽象的すぎて意味わからんでしょ。これから説明しますよ!

まずは量から!

とりあえず、まずは量らないと話になんねーっす。

ただ、闇雲じゃだめ。何を得るための量なのかを理解して取り組みましょう。

これめっちゃ大事。

とりあえず、1番から順番にやるだけじゃ、だめなんです。量をこなすだけじゃだめ!

目的意識は大切です。

目的達成は、「物事の終わり」を示しています。達成するための道のりが量なんです。

どれだけやればいいか、わからない。。。って言ってる人は、目的を考えていない人ですよね。

それが分かっている人からみたら、すごいこと言ってるな、ってなります。

例えば数学で80点を取りたい。それならば、計算問題20点分は取り切りたい。だから、このワークの問題を解けるようにする。この10ページ分が計算問題の部分。これをやり切る!

大きな目的から逆算し、途中途中で小さな目標を立てて、マイルストーンにします。

まずは、そこまでやるのが目標。量が決まりましたね。

そして、その10ページの間に色々な類似問題があります。

そこから、自分に合ったやり方を公式を使って抽出。ほら、質が見えてきた。

目的意識がはっきりしたら、四の五の言わず、まずはやってみよう!

量が質の方向性を決める。

量をやるとわかること

量をやると様々なことが分かってきます。

先程の例でも出ましたが、ワーク10ページ分。その問題量が多いか少ないかではありません。

それをやった結果、自分が何が不得意、何でミスしやすい、これはモノにした、などなど色々分かってきます。先に分数にしとくと間違わないな、とか。

自分でPDCAをかけているのが分かりますか?!

あ、こうしたら良い方向にいく!これ大事!!

量を重ねることで、経験値が溜まり、自分の癖に気づき、それを改善していく

これが量の恩恵です。そして質となるのです。

量を重ねても気づかないのは、まだ思考が足りてないんです。

もしくは、量が足りていません。悪なのは、思考を持たず作業としてしまうこと。作業は何も生みません。

学校の提出物が良い例ですよね。

先生の指標としては、学習意欲態度がモロ分かりのグッズです。

量のやり込みと、質を求める工夫が求められています。

内申の上げ方の記事でも取り上げているので、よかったら読んでください。

短期間で内申(成果)を上げる3つの方法!やっていないことがあるなら、今すぐ始めてほしい!!

良質に向かって伸びる矢印⤴

量は重ねることで、定着という恩恵ももらえます。

スポーツで言うと練習にあたりますね。勉強も一緒です。

理解だけでは、体がついていけません

公式を使い慣れないと、本番では使えません。

定着が進むと、それを使った応用ができるようになります。

あ、質が上がりましたね!いきなり応用問題を解いても時間が無駄になるだけなんです。

量をやることは、物事の本質を掴むだけでなく、それを使って様々なことに波及することができます。その根本にあるのは、量をやっている最中の思考なんです。

考えて行動しましょう。

残念な上司は言います。「営業活動として、まずはチラシを捲こう。動かないと成果はでない。」

昭和な考え方です。

愚直にPOSをするわけです。でも成果は上がりません。

当然です。そこに思考が足りてないからです。本質も掴んでない。

チラシは、30,000枚捲いて1件の成果が出ると言われています。

新聞普及率が高い昭和の時代には有効な手でした。

しかし、今の時代広告チラシってどれくらい見ますか?繁忙シーズンの特価チラシならまだしも、なんでもない時期は見なくなりましたよね。

白米家では、新聞も取ってないので、広告チラシは全部ゴミ箱行きです。

成果を出すなら違う方法が良いでしょう。

認知度を高めるという目的ならアリです。残念上司は、そいういうことを部下に教えていません。

思考し、物事の本質を知り、仕事の質を高めて欲しいものです。

質は量に改善を与える

今度は逆から見てみましょう。量を重ねることで色々見えてきましたよね。

自分の癖や、成功パターン、失敗パターンが分かり、「本質」に近づいています。そこで量にフィードバック。できることは卒業し、できていないことに時間を使いましょう

色々なことに気づかないと、振り返れないんです。そして、振り返ったら、計画を変えていかねばなりません。同じところに留まっても、目的は達成できないのです。量を変化させる段階です。

量をこなす → 質が見える → 量を変化 → 質も変化 → 更に量をこなす →・・・・

となるわけです。途中で、気づいけるように振り返りをかけることが大切ですね。

質が見えてきた段階で、アウトプットの練習をするといいでしょう。

確認のためのアウトプットです。

例えば、英単語。形容詞の単語のテストがあるため、10問覚えるという目標を立てたとします。

10問を10回づつ書いて覚えた!で、テストします。これが、アウトプットです。

結果、6問は書けました。残り4問です。残り4問をもう10回書きました。

おっ!量が変化しましたね。

またテストです。今度は8問合わせられました。どうも今回の単語は、○○fulとか○○iveが多いな~。あ、形容詞はそういう言葉なのか!あ、覚えやすくなったかも。

もう一度テストしてみよう。・・・・

このように質により量を変化させました。

アウトプットで自分の位置を確かめ、問題なければ次のステージへ。

問題があるならば、問題の箇所の修正。1回では覚えてないかもしれない。という認識のもと、後日アウトプットを繰り返すことで、アウトプットの量が増え、今度は記憶の定着に質が変化していきます。

できることが増えるということの根底には、量が必要になるのです。

そして、量が質を見つけ、質が量にフィードバックをする。その繰り返しです。

質が良ければ効率が上がるは嘘

効率は思考の結果論

ここからは、効率のパート。

効率は量を分母に成果が分子なわけです。1の労力に対して3の成果をだす。ただ、そんなうまくいかないのが現実です。

では、どうやったら効率が上がるのか?答えは簡単。

量からスタートです。

ん?白米よ、分母を増やしたら効率は落ちるじゃないか!何言ってんだ!!

質を上げて、時間と作業量を減らして、大きな成果を上げたいんですが、質をどの方向に伸ばすか分かってないなら、目標を決めて、量をやるしかないじゃないですか。

どんどん思考を繰り返し、自分の出来る内容をブラッシュアップさせていく。そうすることで、効率は上がるもんです。いきなりは上がらないので、時間をかけましょう。

ということは、効率を上げるために何かをするのではなく、目的目標のために頑張るわけです。効率とは、思考を重ね、ブラッシュアップした先にあるものなんです。

だから、効率が悪いんだ!っていう注意は間違えていないんですが、適切ではないですよね。間違えポイントは2つ。

①質をわかってない人に言ってない?

②抽象度が高いので伝わってないですよ?

残念上司によくあるパターンですね。注意はするけど、解決しない…

人によって違う

効率を求めることは必要なことです。でも、それを求められる人材かの見極めは必要です。

目標70点に対して、Aさんは65点。Bさんは30点、Cさんは50点。

一番目標に近いのはAさんですよね、ということは、次何をすれば70点いくかはわかっているはずです。

しかし、一番遠いのは、Bさん。

何もわかってないから一からやり直し…

Cさんは、基礎はできてるから、応用に向けて量を重ねていく。

このようにやる量も内容も変わるわけです。

その人がどのフェーズにいるかの見極めが必要です。それによって、アドバイス内容が変わりますよね。

残念上司は後輩に効率を求め、効率の良い仕事の仕方を求めます。

それを習った後輩は実践しますが、うまくいきません。

もう後輩に何が足りてないか、わかりますよね。

でも残念上司は、その上に「彼はどうだ?」と聞かれると、「頑張ってはいますけど、全然ダメですね。成果の上げ方を話してるんですが、なかなか上がりません。」と評価を下します。

いやいや、君の指示の出し方だぜ?!と思うのですが、そうはいかない。社会って厳しい。

本質を理解し、実践させる時間を作ってほしいですね。

育成は時間をかけてその人に合った成果の出し方を工夫してほしいものです。

白米は、塾で効率を求めるお母さんにずっと言ってきました。時間がかかります。と。

時間効率よく勉強し、成果を上げるのは理想です。それは土台があってのこと。

上辺だけやっても誰もハッピーにならないのです。きちんとやることやって、誰も周りにサポートがいなくてもできるようになったらいいですよね。

やはりその子に合わせて話をし、やる気を持続させるようにしないと、途中で折れます。折れたらもうやってくれません。

量と質が伴えば、効率は上がります。どんどん上がります。

やり方が自分にフィットしてくるので、遠回りしていた部分を縮小できますから、時間も少なく、成果は上がる。

だから、効率が上がるのです。途中で諦めちゃだめです。根気よくいきましょう。

まとめ

さて、今回は量と質のサイクルをキチンと回して、効率をあげていくという話でした。

量だけこなしてもダメ、質だけ求めてもダメ。

効率を重視したら、成果が落ちる可能性があることをお忘れなく。

質、効率を求めるなら、まずは量を確保しましょう!

目標を決める → 量を重ねる → 本質を探る → アウトプット → 量の見直し → 質の向上

この過程の中で、できることが増えると効率がUP!

目標を決めたら、量が決まる!

量が決まったら、やりきる!思考を重ねて、質を向上させていきましょう。

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