『釣り』を要素分解したら、『勉強の成績の上げ方のコツ』の共通点が一緒だった! の話

教育

はい、こんにちは!白米です。

今回は『釣り』×『勉強』のお話。

白米の趣味は『釣り』です。「おかっぱり」と呼ばれ、陸から魚を狙う釣りを主体としています。そして、白米は、『教育コンサルタント』でもあります。実は、共通点がいっぱいあったので、皆さんに共有したくなりました!

今回の話は、釣りに限らず、そんなんどれも一緒じゃん!っていうお話です。

でも、成績UPのために塾に通い、日夜勉強に励み、悩み、苦しみ、成果を得るために頑張る子どもたちをみて、大人も子供も変わらないんだな。って感じるんです。

だったら、楽しんでやった方が得だな~と感じてしまうのは、白米だけでしょうか?!

特に、子どもたちは、やらされている感…があります。それと同時に、保護者は、やって当たり前感があるのです。コツがわからず、無我夢中に頑張る子どもたちのために、少しでも何でも一緒なんだよ!って話しを、パパさんやママさんと話してもらえたらと思いました。

今回は、白米の大好きな『釣り』で話を進めますが、お子さんの好きなものと絡めたら、ちょっと素敵ですよね。『ゲーム』でも『スポーツ』でもどれでも共通点はあるはずです。

では、はじまり!

『釣り』の要素分解

釣りの目的

釣りの目的は、お魚に出会うこと。

広い海の中から、お魚さんに出会う。ちょっとやそっとでは、なかなか出会えないんです。

人間の目線からは、お魚がどこにいるかは見えていません。船釣りでは、魚群探知機があるので、お魚に出会う確率はグっと高まります。それでも釣れるとは限りません。

おかっぱりであれば、魚群探知機もないので、知識と経験と勘と探りで魚のいる場所を突き止めます。そして、針にかかってもらうための工夫をし、やっとお魚とご対面できるわけです。

魚に出会えなことを『ボウズ」といいます。ボウズにならないように、愛しのお魚に振り向いてもらえるように、色々と試行錯誤(PDCA)を繰り返します。

当然、お魚に出会える喜びに勝るものはありませんが、その過程が大切なのです。

『釣り』の動作

釣り(ルアーゲーム)の動作は、準備』→『投げる』→『巻く』→『思考の4段階に分けられます。お魚に出会うために必要な動作です。

準備

色々な道具が出ております。釣り業界には『魔界』と呼ばれる場所があり、そこには効率よく魚に出会うためのグッズが多数販売されているのです。恐ろしい・・・。知らぬ間に商品を購入してしまう場所です。

竿、リール、糸、仕掛け…。どれも細分化されて、目的の魚種に合わせた形、大きさなど、追及された商品が数多く販売されています。

その中から、ユーザーは思考し、選択し、目的の魚に出会うべく、入念に(入念すぎるほど?!)準備を進めるのです。

投げる→巻く

ここからは、現地に赴き、お魚を夢見て、戦うわけです。

まず投げる。どの場所に投げる?!遠く?近く?足元?などなどエリアを選択します。

そして、どの層から巻くのかを思考するわけです。表層?中層?底?

途中、巻くのやめたり、ちょんちょんと竿を揺すってみたり、しゃくりあげてみたり…

様々なアプローチで意中の魚の気を引きます。どのアプローチを選択するかは、自分次第です。

思考と判断

2投、3投した時に、考えるのです。今何をしたのか?!魚はいるのか?!

周りを見渡し、状況を確認し、5mずれます。

釣りは、その日によって正解が違います。もっと言ってしまえば、時間帯によっても変化します。5m向こうの友人はめちゃくちゃ釣れてる。同じことをしている自分には全くアタリすらない。そんなこともいっぱいあるのです。

その日の正解と、魚を求めて、常に思考を働かせます。

いないと判断した際には、次の場所に移動します。ルアーゲームは、足で稼ぐ釣りですから、自由にフィールドを選択するのです。その判断が正しいかは分かりません。でも、自分を信じて、前に進むのです。

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『成績UP』の要素分解

成績UPの目的

成績UP自体が目的ですね。その先の未来のために、狙いたい成績を取ること。

低い成績よりも高い成績の方が将来の可能性選択が広がるわけですから、誰もが高い成績を狙うわけです。

持っている知識練習の成果を駆使して、テストに臨むわけです。

成績UPのための動作

成績UPに必要な動作は、『準備』→『理解』→『定着』→『再現性』です。

準備

筆記用具、ノート、参考書、ワーク…。色々と準備するものがありますよね。勉強したいものを学校のロッカーに入っていては成績は上がりません。

勉強する場所も重要なファクターですよね。机の上が散らかっていては字を書けません。勉強したくなる環境を整える必要があるわけです。

体力もそうです。机に座り、5秒で寝てしまっては、『のび太君』と呼ばれてしまう。。。

理解

知識を増やすことです。別の言い方をするならば、『インプット』です。日本人は、この『インプット』に時間をかけると言われています。

今までの受験方式からみても、知識の量が点数に結び付くやり方でした。今は少し変わってきましたが、『知る』ことから全てが始まります。

無知は罪なり、知は空虚なり、英知を持つもの英雄なり

ソクラテス

理解は、学校でいうところの「授業」です。先生に分かった?と聞かれたら、分かった!と答えてしまう…。知識を得た!というのであれば、理解の範疇に1歩足を踏み込んだかもしれませんね。

定着

人間は忘れる生き物です。

せっかく得た知識は、使われないとそのまま風化していきます。それでは勿体ない…。そこで知っただけの『知識』を忘れない努力をするわけです。

ソクラテスの言葉を上記で紹介しましたが、『知は空虚なり」の部分が、『定着』を意味します。

知っただけでは、何もならないよ!とソクラテスさんは言うのです。忘れたら、空虚になるんです。

学校でいうところの『宿題』や『演習』、『復習』にあたる部分ですね。得た知識を使い、体で覚えていく。復習は大事だとどの先生も口酸っぱく言うのは、このためです。

自転車でも水泳でも、一度覚えたら忘れませんよね。あれは、体が記憶しているからです。知識も同じです。同じことを何度も繰り返して、頭に刻み込んで頂きたい。『アウトプット』の練習ですね。

再現性

同じことができるようになったかのチェックですね。

ソクラテスさんの言葉でいう『英知』です。前節では「知」だったものが、「英知」に変化していますよね。これは、「知」を自分のものにした証拠です。

必要な時に、必要な「知」を取り出し、活用する!それができることが、再現性です。活用できる者は、英雄になれる!!というわけです。

応用問題は、基礎問題の集合体です。基礎問題が複雑に絡み合った状態が応用問題ですね。その時に得た知識だけではなく、以前の知識を活用し、解いていく。

成績UPに最も必要なことは、この「再現性」にあります。応用問題が解けないと、点数は上がりません。応用問題は解くということは、「インプット」の量とそれを使いこなす「アウトプット」が掛け合わさることです。

『釣り』と『成績UP』の共通点

一見全く関係のない「釣り」と「勉強」。実は、共通点が数多く存在します。大きくわけると3つです。

  • 「知識」を増やす
  • 知識「活用する」
  • 「再現性」

「知識」を増やす

釣りにおいても、「知識」は重要です。

マグロを釣りたかったら、マグロの生態を知る必要があります。マグロにも色々な種類がいるのです。住んでいる場所が違いますから、適切な準備が必要です。どの種類のマグロを釣りたいか?!で準備内容も釣る場所も変わるというわけです。

もし、マグロに興味を持たれたら、白米はこちらのサイトを見ました。

WWF まぐろという生き物

TURIHACK マグロの釣り!相模湾や千葉でも釣れるの?関東近郊の漁船も紹介

陸からでは、マグロは釣れないということです。釣れるかもしれませんが、奇跡でしょうね。知らないと、出会うわけのない魚のために、竿を振らなくてはならなくなるのです。

釣る魚のこと、仕掛けの準備、釣り方。様々な要素を知ることで、魚に出会う可能性が広がるわけです。

知識を「活用する」

釣り動画をめちゃくちゃ見て、「知識」のストックは増えました。不思議ですよね。釣り動画見ると、自分も釣れる気になっちゃうんだから。

得た知識をどう活用するかが重要です。正しく使えているかのチェックですね。

釣りは、環境の変化によって様々な手法が求められます。今日はどんな手法がいいのかを思考し、その環境に合わせたセッティング、技法を探るのが釣りの醍醐味でもあります。

インプット太りして、アウトプットしていないと、出会える魚にも出会えない。その時、その時の環境に応じて臨機応変に行動するのが釣りなんです。インプットしたものを試し、自分の技術として落とし込んでいく作業ですね。

投げる(キャスト)の動作を一つとっても自分のものにしないと狙った場所に打ち込めません。魚がいるところに投げないとね。

余談ですが、魚がいる、いないって釣り人の中での安心感が違うんですよね。広い海を目の前にして、1時間…2時間…3時間…と時間が経過するにつれ、魚はいないんじゃないか?!と思ってくる。きっといるんですけど、自分が今日の正解にたどり着いていないことを、魚のせいにしてしまう…。

様々な観察、技法を体感し、自分の引き出しを増やしていくんです。それは、参考書を開いて、様々な問題を解いているのと一緒の行動です。

「再現性」

どんな状況下でも、魚に出会える。

そのプロセスには、自分の引き出しをフルに活用し、海に挑む。そして魚に出会う。魚に出会えたら、それは一つの正解です。それを何度も繰り返すことができるか?!

時間が経過すると状況が変わります。その時の最適解をその都度見つけていくのが釣りなんです。

釣りは魚に出会う結果だけでなく、そのプロセスも楽しいんです。釣れなくても、経験値が増える。次に活かすことができる。【釣れない=失敗】ではないのです。その経験値のストックこそが、魚に出会うチャンスを広げてくれる。

問題を解くのと本当によく似ています。なんで間違えたんだろ?!とちゃんと考えて見つけ出して、それを活かす子は、成績の伸びが速い!

更に要素分解すると…

目的を成就するために思考を回す

「釣り」も「勉強」もどうやったら上達するのか?!と思考を回すことです。

何かすらの結果がでたならば、自分が取った行動を見つめ直す。そこから得られる相違点を修正し、次に繋げていく。

目的に至るまで、少しづつ思考がブラッシュアップされて、行動がスマートになっていきます。

やっぱり、思考することや目的のために想像力を働かせること、そして修正することは、次の行動に繋がりますね。

以前の記事でも話しましたが、思考力を身に着けることは、可能性を大きく広げますね。

因みに、以前の記事はこちらです。

考えることをやめたら、何も生み出さないですね。

目的を成就するために行動を変える

人は、自分で得た正解に固執するものです。そりゃそうですよね。苦労して得た成果なのですから。

それを目的達成のための修正の段階で、疑問に思わなければいけない。そして、可能性を見つけたのであれば、行動を変える必要がある。

これが難しい。。。

白米の元上司は、よく言っていました。

結果を変えたければ、行動を変えろ

白米の元上司、Sさんの言葉

正にこれですね。成績UPのために、釣果UPのために、行動を変えることで、結果を変えていく。自分の思考を一旦否定し、違う思考の元で、行動を起こす。成功体験があればあるほど、行動を変えづらくなっていくものです。

LEON師匠も同じことを言っていました。その時々で状況は変わる。だからその時に応じた釣り方をする必要がある。行動パターンを変え、実技を向上させて、釣果UPを目指す。

LEON師匠とは、加来 匠さんのことです。 「メバリング」「アジング」といった造語を作り出し、ライトゲームという釣りのジャンルを作り出した第一人者です。様々な釣りの経験を経て、新理論を次々と打ち立てた伝説の釣り人です。

この本の中でも、同じことが記されています。それを読んだ時に、子どもたちの成績とリンクするものがあると感じました。そして、勉強をすることは、色々なものに繋がっていると確信しました。子どもたちにこの感動をどう伝えればいいんだろう?!って釣りの本を読みながら考えたことがあります。

レオン師匠が立ち上げたレーベルがあります。気になる方はこちらもみてください。INXLABEL

まとめ

今回は「釣り」×「勉強」をテーマに要素分解しました。そして、根っこにある上達方法は、同じであると思ったので、共有しました。

  • 目的達成のために、思考すること
  • 目的達成のために、行動を変えること

どんなことにも当てはまることかと思います。

身近なことを要素分解することで様々なことが見えてきます。仕事柄、教育についての要素分解はかなりしてきましたが、釣りの要素分解をすることで、釣りの奥深さや面白さを再発見することができました。

皆さんも一度要素分解してみてください。

面白いと思ったら、シェアお願いします。

では、また。

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