歴史を覚えられない人必見!歴史の面白さを知ったら、簡単に覚えられる不思議!! の話

教育

はい、こんにちは!白米です。

歴史の授業をした時の話を思い出しました。

とある生徒さんがいいました。

歴史なんて覚えるだけ無駄。だって今を生きてるんだもん!過去のことなんてどうでもよくない?!

残念です。非常に残念です。

歴史の面白さは奥深いんです。その面白さに触れることなく生きてきたことも残念でならない。こんなに人間味溢れる教科は他にありません。

歴史の話は以前にもしました。

社会、特に歴史の復習時期は、3月がおすすめ!復習、予習にかなり役立つ便利グッズで、時短復習しちゃおう!! の話

この話と今回の話は、別の切り口になっています。

では、はじまり!

白米が日本史に触れたきっかけ

白米が日本史に触れたのは、小学生の頃です。

白米少年の家には、『漫画日本の歴史』がありました。手に入れた経緯はわかりません。買ってきたのか、もらったのか、わかりませんが、家にありました。

その漫画を無駄に読みあさりました。特にトイレで。

トイレってなんであんなに読書が捗るんでしょうね。誰にも邪魔されず、ゆっくりと読書ができる。集中して読めます。集中したい方!トイレおススメです!!

当時、別に歴史がすごく好きだったわけではありません。漫画が大好きだったわけでもありません。ただ何となく、ずっと読み続けていました。子ども向けの歴史漫画ですが、後になってから大学入試レベルの日本史Bにしか登場しない人物まで登場している、少しマニアックな漫画です。

それを何周も何周も読み続けていました。読めば読むほど面白くなっていったんですよね。のめり込みました。

集英社 コンパクト版 学習まんが 日本の歴史 全巻セット( 全20巻+別巻1 ) 

これです。厳密にはこれではないのですが…。ご紹介したのは、コンパクト版。コンパクトなので、トイレに持ち込みやすい!マニアックな知識までカバーできる1冊です。大人になっても楽しめる1冊ですね。

活字でなかなか覚えられない人は、イメージから入るのがおススメ。古文が苦手な中高生も読めばきっとイメージもわきやすくなる本です。

なので、白米は漫画からスタートしたわけです。歴史の教科書や参考書からスタートしていないんです。

歴史の面白さ① 人を知る

やはり、歴史は『』が織りなすものなんです。人に興味を持つことで覚えやすくなります。

今現在、生活をしていますが、この瞬間も歴史の1ページになるわけです。

自分の知らないところで色々な出来事が起きています。

全部『人』が絡んでいるんです。だから、歴史を学ぶことは、『人』を学ぶことなんです。

やばい人がいっぱいいる

北条政子の恋

実は、日本史に出てくる英雄の中には、頭のネジが何本もぶっ飛んでる人がいっぱいいるんです。

今旬な人物でいうと、北条政子。2022年大河ドラマ『鎌倉殿の13人』にも重要なポジションにいる人物です。女優の小池栄子さんが演じてらっしゃいますね。

鎌倉時代を作った征夷大将軍、源頼朝の奥さんだった北条政子。

頼朝と結婚するところから、だいぶぶっ飛んでます。そもそも北条家は平家方の人間だったわけです。頼朝が平治の乱で敗れ、伊豆へ島流しにされるのですが、その監視役として抜擢されたのが、北条家です。

監視役のお嬢様が、罪人だった頼朝に恋をしてしまいます。当然周りは猛反対。平家にばれたら、潰されてしまいます。父の北条時政は、別の男性と結婚するように事を進めますが、まさかの結婚前夜に、政子脱走

向かった先が頼朝だったわけです。愛に満ち溢れた人なんですが、恋のために脱走って…。

頼朝の浮気

こんなに愛されていた頼朝君。政子が妊娠中に浮気が発覚。お相手は、亀の前さん。伊豆で仕えていた女性ですが、妊娠を機に逗子に呼び寄せます。そして二人は密会を重ねるわけです。

無事出産が終わり、めでたく後の2代目将軍頼家誕生です。そこで、浮気発覚

政子、なんと部下に命じ、亀の前の家を破壊!!

この当時、基本的に偉い人達は、一夫多妻制です。だから頼朝君は正式には浮気にはならない(と思う)。なのに、家まで破壊しちゃうって。。。やばくない?!

人を知る

北条政子の話は、ほんの一例です。

頭のネジが何本か飛んでる人が、実はいっぱいいるんです。学校で習う『暗記物』の教科書には載っていません。でも、え?!まじで?!って話はいっぱいあるんです。

枕草子』で有名な清少納言。国語の教科書にも載ってる、風光明媚な表現が売りのエッセイ『枕草子』。風光明媚なのはほんの一部です。実は、悪口ばっかり書いてあるんです。身分の低い人はあまり好きではなかったそうです。

やべー奴が歴史を作ってきたんですよね。そういうの知れば、自ずと興味湧くでしょ?!

今はインターネットがあるので、真っ当なことはすぐに調べることができます。そして一緒に真っ当ではないこともいっぱい出てくるわけです。

人を知れば、歴史が100倍面白くなるはずです。

東大教授がおしえる やばい日本史

大の歴史好きが気に入る本ではありません。崇高な参考書のようなものでは全くない。でも、今も昔もアホな話はいっぱいあるんです。それが偉人であろうが、英雄であろうが…。非常に内容は薄いですが、話のネタにはなります。白米は、満足しました。

歴史の面白さ② 裏を読む

歴史は、人間の光と影を如実に表しています。『勝者が歴史を作る』とはよく言ったもんですよね。

だって自分に都合悪いことは、なかったことにできるんだもん。そして、勝者がこれからの世の中の仕組みを作ることができる。

逆に、敗者は何も語られることすら許されない。

世の常ですよね。

でもね、歴史を学ぶ上で重要なことは、「良い」「悪い」の判断基準を一度捨てること。当時と今では、倫理観が違うんです。本当に、敗者は悪者だったのか?!

勝者の歴史の裏

大化の改新

645年に起こった大化の改新。皆さん覚えましたよね?!ムシゴロシ大化の改新。

ご存じ、中大兄皇子中臣鎌足を中心としたグループが、蘇我入鹿、蝦夷親子の蘇我氏を討ったクーデターです。実はクーデターのことを乙巳の変(いっしんのへん)と言います。その後の政治改革を含めて、大化の改新というのです。

天皇家は別としても、一番の勝者は、中臣鎌足ですよね。藤原の姓をもらい、その後繁栄を続けます。実は、未だに繁栄しています。一方、敗者の蘇我氏。討たれる程重大なことをしていたのか?!ちょっと調子に乗っただけ?!諸説ありますが、敗者なので、語られていません。

諸説ある中で面白いと思ったのは、入鹿の墓(当時は古墳)は、天皇家よりも大きなものを建造しようとしたそうです。当時の古墳は権力の象徴でもありますから、大きいこと自体が問題なんでしょうが…。

その後の裏話

勝者である中臣鎌足の息子、藤原不比等。奈良時代を支えた超天才です。この不比等さんの有名な仕事が、『大宝律令』。世の中のルールブックを作りました。実はこの大宝律令に書かれている言葉が少し問題。

内容ではなく、言葉です。その昔、聖徳太子が『十七条の憲法』を発表していたのですが、大宝律令の言葉と一緒の箇所があるのです。しかし、とある学者さんは言います。十七条の憲法の時代にこの言葉はなく、大宝律令の時代の言葉であると。。。

聖徳太子は実はいなくて、藤原不比等がプロデュースしてできた偶像の人物で、その証拠が大宝律令に出てくる言葉だと。そんな話も出てきちゃう。

いや、本当かどうかわかりませんよ。奈良には太子教って仏教の宗派があるぐらいですし、お札の人でもあるわけですから、本当にいたんでしょうね。そのことは今はいいんです。

勝者の裏側にはこういう暗躍が色々と出てくるということです。

色々出てくる裏話

勝者の裏に隠された歴史って沢山あるんです。え?!本当?!なんてことはいっぱいあります。

北条泰時と後鳥羽上皇の関係などすごく面白い。勝者である鎌倉幕府、その中でも最高責任者の北条氏。なのに、今の感覚でいえば、後鳥羽上皇よりの考え方になる。そのズレがおもしろいんです。

興味ある方は色々調べてみてください。本当に教科書に書かれていることが全てではないんです。『暗記物』ですが、暗記だけで終わらせるには本当にもったいないぐらい面白い!

だから拙者は負けました。日本史の敗者たちの“しくじり”と言い訳

内容は薄かったですが、敗者の敗者たる所以が書かれています。英雄になり損ねた偉人たちって実は…って話が詰まっています。歴史が嫌いな人には丁度いいかもしれませんね。やはり、ここでもフォーカスされるのは「人」なんですよね。

歴史の面白さ③ まだ解明されていない

これが一番気になる。まだ解明されていない歴史がいっぱいあるんですよ。教科書だって、変わります。聖徳太子象として紹介された絵。今は飛鳥時代の貴族として紹介されています。聖徳太子じゃなかったらしい。

歴史が変わる瞬間があるんですよね。だから面白い。

もう古代史なんてロマンしかありません。何があったのか誰も分かってないんですから。

古代史

邪馬台国と卑弥呼

日本人は誰も邪馬台国や卑弥呼について誰も知らなかったんです。中国の『魏志倭人伝』って本の中にその記述があるから知ったんですから。その邪馬台国を統べる女王卑弥呼

この時期の日本には文字がない(とされている)。だから誰もその位置を把握できていないんです。諸説あります。

  • 九州説
  • 近畿説
  • 四国説

どの説を聞いても、そうかも!と思っちゃうんですよね。日本の歴史書には載っていない幻の大国。はたしてどこにあるんでしょうね。解明される時は来るのでしょうか?!楽しみです。

古事記

やはり古代ですが、稗田阿礼編纂の『古事記』。日本神話が描かれています。実は中にはしょうもない話ばっかりなんですよね。でもこの神話が実は実話だったら、色々なことが分かってくるのではないでしょうか。

実際、それを研究している人も数多くいます。

古事記についての話で一番上手だな~と思ったのは、オリエンタルラジオのあっちゃんです。

古事記は口伝を本にしたものなんです。文字なかったんで。出雲大社のあたりの勢力と近畿の勢力の話としてみたら、めちゃくちゃ面白いんです。その時代のことが解明されたら、もっと歴史が面白くなるんだろうな~。ワクワクします。

まとめ

歴史を覚えたい方は、まず、『人』に興味を持ちましょう。

歴史は『人』の手で動いているんです。実はその『人』は遠い存在の偉人ではなく、意外と身近にいるようなへっぽこ君かもしれません。だから『人』に興味を持つことで、歴史が身近に感じるんです。

歴史の面白さは、

  • ①人
  • ②裏話
  • ③解明されていない謎

こういうことに興味を持つと調べたくなりませんか?調べているうちに覚えていますよ、きっと。

では、また。

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