(後編)ママさん必見。子供に対しての過干渉はよくないぞ!接し方の見直しを!! の話

教育

はい、こんにちは!白米です。

今回は、過干渉の後編になります。

後編では、過干渉かな?!と思ったら、見直してほしい行動や脱却方法をお伝えします。読んですぐに実践可能な技術ですので、どんどん実践してみてください。

慣れてきたら、子どもとの会話がどんどん楽しくなること間違いなし!

愛しの我が子が、自分の力で考え、自分の道を自分で選択し、自分の人生を責任持って全うしてもらうためにも、過干渉かな?!と思った今が変わり時なんです!

前編で、愛故に生まれる悲劇をお話ししましたが、まだ読まれていない人は、前編から読んでください。

(前編)ママさん必見。子供に対しての過干渉はよくないぞ!接し方の見直しを!! の話

では、はじまり!

前回の復習

過干渉の保護者の行動

  • 話を遮る
  • 反対意見しか出さない問題ばかり指摘する
  • 選択肢を奪う 
  • 決めつける
  • 誉めない

過干渉の保護者は、軸が自分であることが特徴です。

過干渉からの子どもへの影響

  • 思考力低下
  • 主体性低下
  • 選択できない
  • 無気力
  • ストレス過多

ストレス過多や無気力まで来てしまうと、相当まずい状態です。時間をかけて脱却していきましょう。

過干渉からの脱却方法

ここからが後編の本番です。過干渉かも?!と思ったら、すぐに行動できる6つのこと。

  • 親子は別人だと認識する
  • 話を聴き、考えていることを話させる
  • 選択されたもの対し、受け入れる
  • 思い切って失敗させる
  • 誉めるポイントを探す

親子は別人だと認識する

まずは、認識から改めていきましょう。子どもの人生は、子供が主役であり、保護者のものではない!という認識を強く持ちましょう。

どんなに甲斐甲斐しく世話を焼いても、子どもの人生を全部背負うことはできません。どっかで独り立ちするものです。だから、それを促すことが大切です。

子どもの人生において必要なことは、世話を焼いてもらうことではなく、自分で困難に立ち向かう自主性とそれに打ち勝つ思考力です。保護者がすべきことは、答えを与えることではありません。考えさせることです。そして、自分で行動させることなんです。

そのために、保護者がやるべき行動は、見守ること。まず、考えを聞いて、行動させることです。

話を聴き、考えていることを話させる

見守る覚悟が出来たら、話を聴きましょう。【聞く】ではなく、【聴く】です。動作は同じでも別物です。

聞くと聴くの違い

「聞く」と「聴く」の意味の違いは、音を認識する時の意識の仕方にあります。自然に音が耳に入ってくる場合は「聞く」を使用しますが、音や、音が持つ意味を認識しようと注意して耳を傾ける場合は 「聴く」を使用します。

Weblio辞書より抜粋

この子は、何をバカなことを言っているんだろう?!と思っても、聴いてください。こちらの解答を用意せず、先入観を持たず、純粋に聴く。耳を傾ける。これを、【傾聴】と言います。

聴くことで、子どもが何を感じ、何を考え、どうしたいのか?!を知ることができます。まだ子どもなので、咀嚼しないと言葉の使い方などでニュアンスが変わってしまう場合があるので、注意が必要です。

何がしたいのか?!を知ることにより、目標が明確になります。方法はどうしたいのか、いつまでに到達したいのか、などを質問してあげてください。そうすることで、子ども自身が思考しきれていない部分まで、補完することができます。

時間をかけて、ゆっくり考えながら話してもらうことを、絶対に遮らないでください。

頭の中で考えていることを、言語化する作業でもパンクしそうになっているはずです。でも、その作業が国語力を身につけ、思考力と表現力を養います

じっくり時間をかけて、表現されることを楽しみにしながら、待ってあげましょう。

選択されたもの対し、受け入れる

じっくり考えてもらって、方法まで出てきたら、大人の判断をしないでくさい。

こういう場合はどう?こうなったら?などの質問を重ね、その方法が上手くいくかを考えてもらいましょう。そうすることで、それが正常な答えなのか気付くはずです。

ポイントは質問を重ねて、何本も枝分かれしている未来を考えてもらうことです。私たちには、ワールドトリガーの迅さんのようなサイドエフェクトは持っていないので、未来予知はできなくても、少し考えたら無謀なことと、そうでないことは理解できると思います。

保護者が一番やってはいけないことは、「そんなんダメ!」と否定すること。「そんなんしたら失敗しちゃうじゃない!」と失敗の結果を押し付けることです。「ダメだからこうしなさい!」では、今までと変わりないですからね。

まずは、子どもが出した答えを受け入れる。そこから考えられる未来を一緒に考えてみる。失敗しそうだったり、目的からずれるような話になっていたら、「目的ってなんだっけ?」と質問してあげてください。そうすることで、自分がどっちに足を向けているか気づき、修正するでしょう。

そういう問答をどれだけ繰り返せるかで、思考力と判断力の質が変化していき、表現力が上達していきます。そして、相手に正確に伝わるかを考えられるようになったら、他者視点が身に付き、大人の階段を登ります。

思い切って失敗させる

思い切って失敗させるのも一つの手です。保護者の視点から見たら、失敗するだろうな〜って分かると思うんです。だから失敗させないように方向性を修正するのではなく、一度くらい思いっきり失敗させてみてください。

口を出さない、手を出さない。結果をじっと待ってみてください。失敗することが目に見えているでしょうが、いらんことはしないで、我慢する!

失敗した結果を受けて、どうやったら成功していたかを子どもと一緒に考えましょう。

ここポイントです!なんで失敗したか?ではなく、どうやったら成功したか?!を検証するのです。

そうすることにより、次に活かせるわけです。どうやったら成功するかを検証することで、何を追加して行動すればいいかを理解するはずです。0からマイナスして考えるのではなく、プラス何をしたらよかったのか、を考えるのです。

自分自身が「なんで?」を積み重ねることには問題ないんですが、他者から「なんで?」を突き付けられることにより、尋問されている感覚になります。その際に出てくる言葉は、「ごめんなさい…」しかないんです。そこで子どもの思考は停止します。謝ったからいいでしょ…ってなる。

だから1つ突っ込んだ思考をしてもらうために、プラス思考で考えてもらう。過去は変えることはできませんが、未来は変えることができるんです。そうやって子どもが、自分の結果を自分で受け止め、PDCAを回し、次に活かそうとするならば、保護者が余計な手をかける必要がなくなります。

誉めるポイントを探す

褒めポイントは、実は幾らでも転がっています。しかし、小さ過ぎて見逃してしまうんです。

その小さな事象を見逃さず、大げさじゃなくていいので、口に出してあげてください。その言葉を聞くことで子どもは、自己肯定感が高まり、努力することを覚えます。

見てくれる人がいるから頑張れるんです。

否定されたらやる気はなくなります。反対に、肯定されることによりやる気が上がります。褒めなくてもいいんです。肯定してあげてください。子どもは、小さいことでも肯定されることで、方向性が間違えてないことを認識し、そのまま続けることができます。練習を積み重ねることにより、将来大きな成果に変化するでしょう。

保護者の努力ポイントは、褒めようと思って子どもを見ることです。観察することからスタートです。小さな努力でも、声をかけてあげる。例えば「頑張れた?」褒めでも何でもないのですが、少しだけ勉強したら、質問してみてください。「頑張れた!」なのか「もう少しできるかな?!」などの言葉が返ってくるはずです。

もう褒めポイントですよね。「頑張れたらなら良かったね!明日はもっと頑張れたらいいよね?!」など期待とセットで話をしてあげるだけで、変わります。過干渉の保護者は、「まだこれしかやっていない!もっとやりなさい。」って言ってると思うんです。実は同じこと言ってるんです。直訳すれば、もっとやれ!なんです。

言葉が変るだけで気持ちが軽くなるのんです。

プラスの言葉をかけられ続けると、元気になります。そして、周りの人にも同じようなことを言うようになるのです。それこそが、家庭教育の真髄ですよね。保護者から受け取ったプラスのパワーを、子どもは周りに振りまく!

前にもブログで紹介しましたが、福沢諭吉の名言があります。

一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。

福沢諭吉 学問のすゝめより

保護者の言動、行動を見て育つよってこと。将来子どもが結婚をし、家庭を築いた時に、過干渉が引き継がれてしまわないように、今脱却しましょう。

ほんと学問のすゝめ読んでほしい。当たり前のことが当たり前のように書いてあるんですけど、改めて考えると、ちゃんとしよ。。。って思うことばかり。新しい発見ではなく、再確認。そして、姿勢を正す1冊です。是非。

要するに

過干渉には、「コーチング」の技術が解決に導いてくれます。

「コーチング」の原則は、「答えはその人の中にある」という原則のもと、会話を主体として、「答えを与える」のではなく「答えを創り出す」サポートを行います。

世話をしたくなる、口を出したくなる、手を出したくなる。でも、我慢!どうやったら上手くいくのかを思考してもらい、表現してもらって、実行してもらう。

主人公は、あくまでも子ども本人です。

子ども自身が、自らの考えで行動し、自分の道を自分で切り開く!それを、見守る。

口に出す言葉は、プラスの表現で勇気付ける言葉を選ぶ。そうすることで、子どもの心に自己肯定感が生まれ、自信が付き、自分の足で歩けるようになります。

そうなったら、保護者さんも安心できますよね。

コーチングについては、以前の記事で詳しく書いておりますので、こちらも参考にしてみてください。

(前編)コーチングを使って、人気講師になろう!人気塾講師への道!!やってほしい3つのこと。 の話

過干渉かも?!と思った時のおススメ本

ねえ、私の話聞いてる?と言われない聴く力の強化書

コーチングよりカウンセリングの本になりますが、聴くことからスタートするのには、変わりありません。傾聴の基礎が詰まった一冊ですね。聴くことの奥深さが分かりやすく解説されています。話を聞くだけなら、誰でも出来る!という常識が覆ります。

そして、その後に相槌、うなずき、繰り返しの話法が解説されるので、誰かと話して使いたくなる!これを読んで、子どもの話を時間をかけてでも聴くことで、「話を遮って、答えを提示する」という過干渉から脱却しましょう。

引き出す力 あなたの中の「宝」を掘りおこす! 

日本のコーチングの第一人者である平本あきお先生監修の本です。何度も紹介していますが、目的論の使い方は秀逸です。コーチングを極めることで様々なやる気を引き出すんだと何度読んでも感心させられる本です。目的論からの立脚とライフチャートの使い方を理解できれば、子どもとの話の筋道をつけやすくなるはずです。目的論で話を進めることができれば、過干渉から脱却できています!

新 コーチングが人を活かす

色々なジャンルに話が書かれていますが、その中の一つ「子育てコーチ」の部分を読んでもらいたいですね。コーチングの考え方から丁寧に記載されているので、すごくわかりやすい。腹落ちしやすい本です。図解されているため、文章だけでなく、視覚的効果の強い本です。サクッと読みたい人にはおススメです。簡単なテクニックを使うことで、コーチングを実感し、子どもとの会話を重要な時間にしましょう。今までと話す量が変わることに驚くはずです。

④ 自分でできる子に育つ ほめ方 叱り方 3歳 〜 12歳 の子ども対象

3歳~12歳対象となっていますが、褒め方のポイントを学ぶには、すごく丁寧で分かりやすい本でした。この褒め方のポイントを学ぶことで、13歳以上の子どもにも通じます。ただ言葉をかけるのではなく、具体的にどう言葉をかけるのかが理解できる本です。オリラジのあっちゃんがやっているYouTube大学でも紹介されています。

まとめ

ありのままの子どもを認めて、対峙することで、過干渉から脱却することができます!

白米の母親も言っていました。「子どもは親を映し出す鏡だからね。」そう言われた時に、自分を振り返るきっかけになったのを思い出しました。過干渉かも?!って思ったら、我が子をよく観察してみてください。色々なことに気付き、そこから学ぶことが多いはずです。

では、後半のまとめにいきましょう。

過干渉からの脱却方法!

  • 親子は別人だと認識する
  • 話を聴き、考えていることを話させる
  • 選択されたもの対し、受け入れる
  • 思い切って失敗させる
  • 誉めるポイントを探す

どれもコーチングの技術で解決することが可能です。正直時間はかかります。今までと違う概念を実践するわけですから当然です。しかし、子どもが自立することで、自分も子離れする!ということを念頭において、我が子を愛してください。

違う角度から見ることにより、信用して任せることができるようになるはずです。

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では、また!

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