はい、こんにちは!白米です。
今日のお話は「ほうれんそう」VS「ちんげんさい」です。どちらもおいしいですよね。
って、そうではなく…。
社会においての「ほうれんそう」と「ちんげんさい」のお話です。
社会人なりたての新人君が、よくおっさんたちに怒られるやつですよね。
よく言われるけど、そのままにしちゃって役職が上がり、気づけば下の子に言ってる…。
なんてケースもよくあります。それは、お互いを苦しめるだけなので、ちゃんと学びましょう!
また、今まさに「ほうれんそう」事件で悩んでいるなら、是非解決してほしい!
ということで、今回はチームのための「ほうれんそう」と「ちんげんさい」。
お互いの距離感を知り、やりやすい環境をお互いが作るグルーヴィーな話です。
是非読んでほしい人たちは、
- ちょっと仕事に慣れてきたルーキー
- 来年から新卒入社でおっかなびっくりなニューフェイス
- 仕事のありかたを見つめなおしている愛すべきおっさんたち
- 学生には関係ないかな?!と思って油断してる学生さん(特に高校生)
- いやいや、ママさんたちも社会の一員ですよ
こんなメンツにお話ししたい!特にニューフェイス!!
教え子が卒業して働き始めてるのでね。不安なく、バリバリ楽しく働いてもらいたい!
そして、誰かの役に立って、自分の周りに貢献してほしい!
その貢献が自分の幸せや楽しさになれば、きっと人生豊かになるじゃん!!そんな願いを込めて。。。
では、はじまり!
ほうれんそう
お互いのために!
「ほうれんそう」とは、報告、連絡、相談の3つを指します。
上の立場の人が求めがちですが、実際は、全員に関係することです。
チーム全員と共有するコミュニケーションツールの一つです。
仕事は一人でするものではありません。色々な人が関わり、先に進んでいくものです。
横の繋がり、上下の繋がりの関係を円滑にするためのルールだと思ってください。
では、一つ一つ見ていきましょう!
3つとも場面が違うだけで、やることは一緒です。
報告
何かがあったら、それに関わる人に報告しましょう。
報告の範囲は全部です!
不要な報告ならば、指示がくるでしょう。
大事なことは、報告の有無を発信者が判断しないことです。
発信者は、事実を時系列に並べて伝えることを心掛けましょう。
自分の主観を混ぜてしまうと、情報操作になります。
また、報告漏れも情報操作になりますよね。
報告された側は、指示を出すでしょ。指示を出されたら、報告者が実行するわけです。
間違った報告をすると間違えた指示が来るわけですから、しんどいのは自分ですよね。
だから、相手がわかりやすいように時系列で、主観を含めず、事実だけを伝えましょう!
これから話す全部の項目は、自分の身を守ることに繋がります。
指示が出たら、上司の責任です。
報告さえしておけば、最悪、失敗したら上司のせいです!
だって指示出したもん。
このようにちゃんと報告をしておけば、上が何かしらの対処をしてくれるはずです。自分の身を守るためにも報告は忘れずに。
連絡
こちらも、周りとの距離を円滑にするための手段です。
連絡をすることで、周りの動きが変わります。
逆に連絡をしないということは、「いじめ」かもしれません。
チームで動く際は密に連絡を取り合うほうが、考えがすり合うので、成功しやすいですよね。
連絡の形は様々です。その会社、学校、部活に合わせた方法を取るのがいいでしょう。
ただ、今までそれでやってきたから…という場合は、一度見直してもいいかもしれません。
その業態にフィットさせたもので、周りが楽になるものがいいでしょう。
連絡が多いと疲れてしまう人もいます。でも密に連絡を取り、考え方や事象の注意点、これからの動きなどを話す機会を増やすべきです。
時間を長めにとり回数は少なくするのか、回数を重ねて時間を短くするのか、ラインやメールを主体とするのか、など工夫することはできるでしょう。
連絡方法、連絡する場の構築は、チームを作るうえで重要なファクターになります。
相談
人の意見を聞く場としての相談ですね。
ほうれんそうの本質は、周りとのコミュニケーションの円滑です。
様々な人が複雑に絡んで仕事は進むわけですから、うまくいかないケースは多々あるでしょう。そんな時に報告がてら相談するといいでしょう。
そうすることにより、相手がどう考えていて、どう動いてほしいのかを知ることができます。
何もわかっていない状態から考えたら、視界は良好になるのではないでしょうか。逆に相談しないことで、相手が思う通りにいっていない場合、「なんで相談しないんだ!」と言われてしまうわけです。
そんなこと知らんよ…。じゃ、やってよ…ってなりますよね。
拘りが強いおっさん程言うセリフですよね。でも、相談さえしとけば、問題なかったことなんです。
仕事の仕方は人それぞれです。どういう仕事を好む人なのかを事前に把握しておくのは、仕事をする上で楽になることかもしれません。
自分の身を守る
報告すると怒られるんだよな~、また同じミスしちゃった…、など報告しづらいことっていっぱいありますよね。
もう結果が分かってるんだもん。怒られる未来が手招きしてる…。隠せるなら隠したい…。
でもそんな時ほど「ほうれんそう」はやってください。
そのままにすることで二次災害が起こるかもしれません。バレた時の方が余計に怒られるわけですから。
報告をして怒られない、小言を言われない環境作りって大切ですよね。
良いことも悪いこともフラットに話すことができる環境。
報告自体は大事なんですが、本当に大事なことは、「その後どうするのか」を聞くことです。
もう起こってしまった事象を話しているわけですから、もう取返しがつかないんですよね。
であれば、どうリカバリーするかに時間を使った方が有効的です。
ただね、事前に連絡し、相談していれば、そうならなかったかもしれない。
ここがポイントです。そうならない未来があるのなら、次に同じようなことが起こった場合どうすればいいのかが分かりますよね。
経験から得た知識や行動を次に生かす!
成長ですね!!
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報告者側の配慮
ここからの話の本質を先に言います。「我慢しないための行動」です。
上の人に言われると、なかなか言えなくなる部分ですが、口に出すという行動を取ってもらいたいんです。それが、あなたの身を守ることになるのですから。
口に出すことは、良いことです。口に出すことで頭が整理されていく感覚を皆さんは知っているはずです。
また、相手はあなたではないので、口に出さないと伝わりません。自分の気持ちを表現してください。
口に出したらいけない環境は、良い環境ではないと、白米は思います。
どの役職の人でもちゃんと口に出し、相手を認め合う環境を作ることで、チームは成立していきます。仕事を成功させたいのであれば、まずはその職場の人々とチームを作ってください。
誰もが我慢せず、生き生きと楽しく働く職場環境を作る努力をしましょう。
これって、上席者の方々はもちろんなんですが、その人たちに任せて良いわけではないのです。
新人だろうが、ベテランだろうが、関係なくチーム作りに参加しないと意味がありません。
俺はまだ下っぱだから関係ないや!と思ってたら大間違いですよ。
少し話が脱線しますが、チームはリーダーが引っ張っていきます。
リーダーのカラーが色濃く反映されるのです。その反対にフォロワーという役割の人も存在します。
チーム内にフォロワーが、多ければ多いほど、リーダーのやりたいことを実現しやすいのです。
だって、自分のやりたいことに賛同してくれている仲間なんだもん。
なので、リーダーは仲間に向けて、何をしたいかを発信しなくてはいけません。
また、フォロワーはリーダーがやりたいことの実現のためにどう動くのかを理解する必要があります。その際に必要なコミュニケーションツールが「ほうれんそう」であり、「ちんげんさい」になるのです。
チームが成功するために、リーダーにとことん聞いてみましょう。
どうしたいのか、どう導いてくれるのか。
人間誰もが間違えるので、間違えている?と思った場合は、ちゃんと尋ねましょう。そしてリーダーは、未来を大いに語るべきです。将来、明るい未来が待っているかを。
沈黙しない
沈黙は非常に厳しい。コミュニケーションにならない。。。
着地地点が見つからない。。。
沈黙をする時って、だいたい都合が悪い時か、機嫌が悪い時ですよね。その状態では、相手はどうすることもできません。
相手が身内なら、そっとしておこう。。。ってなるんですが、仕事ではそうはいきません。
言い訳でも、文句でも、謝罪でも、何でもいいんです。とにかく、受け答えをしましょう。
黙ってても収束はしませんし、状況もよくなりません。むしろ、悪くなる一方でしょう。
昔、白米は言われたことがあります。
めちゃくちゃ怖い鬼上司がいたんですが、ちょっとしたことで機嫌が悪くなり、周りに当たり散らす。。。
しかも直接その場にいなくても、電話で怒られるんです。
その時に、言われました。
- 黙ってんじゃねーよ<(`^´)> 聞いてんのかよ?
- 「はい」、とか聞いてねーよ!「すいません」とか言ってんなよ。
- どーすんだよ<(`^´)>
これが1時間ぐらい続くんですよね。白米は何も言えませんでした。
完璧なパワハラです。見事なまでのパワハラですww
2022年4月には、中小企業もハラスメント相談窓口設置が義務化されています。
当時はそんなものなかった。。。
もし、今こういうことがあれば、こういうところにご相談を。
いまだに何て返せば正解だったのかは、分かっていません。
でも勇気を出して、「怒鳴らないでください。」と言うしかないですよね。
相手が何にそんなに激高しているのかを知るチャンスと思ってもらえるといいと思います。
限界までやらない
白米は無縁です。限界まで頑張ることはしません。して良いことないんだもん。
体力的にも、気持ち的にも。ほどほどが一番です。
限界までやらない理由は、簡単です。
限界を超えた先には何もないからです。
例えば、ブラック企業にお勤めしているAさん。
Aさんは、一生懸命働いた結果、数字的な結果に追われ、精神的に病んでしまった。。。
休むことなく働いた結果、体と心を壊して退職。
戻すのに何年も費やすことに。。。なんてこともあります。
限界まで追われてまで、やりたいことだったのでしょうか?!
自分が頑張らないと他人に迷惑がかかる…。
そりゃ、迷惑はかかるかもしれませんが、何とかなるもんです。
それで文句をいう会社であれば、大手を振って出ましょう。
限界まで働かせないと立ち行かない会社は、基本的にもう終わってるんです。
環境ってめちゃくちゃ大事です。環境を作るのも自分なのです。仕事は楽しまないと損ですよ。
学生さんは違いますよ!勘違いしないでくださいね。
勉強は最大限やりましょう!!限界を突破しましょう。
最後まで言わない
これは、意外と多いかもしれません。ゴールイメージと離れている段階で「ほうれんそう」ができず、自分でどうにか踏ん張った結果、どうにもならなかったパターンですね。
どうにもならないのは仕方ないです。実力不足ですね。
または、見通しが甘く無謀だったのかもしれません。
できると思い込むことに善悪はありません。が、自分の力量を自分で計れないで、できると言い張り、どうにもならないのは、悪です。
社会人2年目、3年目に多いですね。
できると思っちゃってる勘違い君。
そういう人に限って、「ほうれんそう」をしません。
なので、上司はリカバリーできない状況から指示を出すはめになります。かわいそう。。。
できないなら、できないとちゃんと周りに相談し、上司に報告を入れるべきです。
そうすることで、できる人と変わったり、周りから助けをもらえたり、色々な方法であなたを助けることができるはずです。
もしかしたら、評価は下がってしまうかもしれません。
でも、実力不足で下がるのであれば仕方ないですよね。下がったら、上げればいい!そのランクにいないなら、実力をつけてリベンジすればいい!
できている人から学ぶチャンスと思ってください。自分の見立てと、できている人の見立てを比べることができるチャンスなんですから。
勉強の機会を逃したらだめです。
おひたし
上司側の配慮
あまり聞かないですよね。おひたし。
これは、怒らない、否定しない、助ける、支持を出す、の4つです。
上司としての心得ですね。
上司がチームのリーダーだった場合、フォロワーを増やす必要があります。
また、フォロワーが成果を出す環境を作る義務があります。恐怖政治では人は付いていきません。
できれば、部下の皆様にはやる気に満ち溢れた状況で働いてほしい。
しかも職場が楽しいのであれば、仕事に行きたくなる!それが成果の源泉になっている。
上司はそれを夢みて、自分のチームを作ってほしいものです。
チームの成功の鍵はリーダーが握っています。間違いなく、リーダー次第です。
怒らない
部下は、怒られることでやる気は上がりません。
良くないことが起こると、誰もが機嫌を損ねます。
が、それを正面から出すことで、周りに迷惑をかけてしまうことを覚えておきましょう。
怒ることで、部下からのフィードバックは来ません。
自分が成長するチャンスを感情でふいにしているのです。
では、どうするのか。それは未来志向で考えてもらうのです。
過去の記事にも書きましたので、そちらを参考にしてみてください。
是非読んでみてください。
否定しない
否定されると悲しいですよね。しかも、それが毎回になると心が折れてしまいます。
どんなのに建設的な話をしても上司の一言で終わってしまいます。
そして、それが続くと、希望をなくし、ただ従うだけの部下になります。
やる気、希望、考えない部下を生み出したのは、否定して自分のやりたいことを推し進める上司です。
当然、上司と部下は、見えている景色が違います。
経験値の高い上司は、奥の奥まで見えています。
また、保有している情報量も多いです。
例えば新人君が、部長さんに良い案を思いつきました。シュミレーションをしても勝算がある。新人君は画期的と思い、部長さんにプレゼンをします。
あなたが部長さんなら、なんて言いますか?
答えは、まずは、考えてくれてありがとう!
しかもプレゼンまで用意してくれてありがとう!!です。
承認から入りましょう。
新人君は頑張ってプレゼンしますが、残念ながら採用にはなりません。
その際でも、部長さんは言います。この案ならこうしたら、もっとよくなるんじゃないかな?!
おっと、否定ではなくフィードバック!!
育成に対し、真剣さや熱量を新人君にぶつけます。
結果はだめでしたが、承認とフィードバックで、新人君のやる気も上がっています。
最後に、また何か考えたらどんどん言ってね。新しい発見に繋がるかもしれないからね。今日はありがとう!としめます。
そんなん言われたら、元気でちゃいますよ。
また、その事業部のために色々考えるでしょう。
また、その都度フィードバックをもらえるなら、成長も早いですよね。
やる気、活気はマイナスではなくプラスの感情です。
プラスの感情から仕事をすることで、楽しい職場になります。
フォロワーも増えます。やりたいことが実現しやすくなりますよ。
否定せず、承認とフィードバックを忘れないでください。
助ける
かわいい部下が困っていたら、助けましょう。
まっ、これはチーム関係なく、「人として」の部分です。
困っている人がいたら、手を差し伸べてください。
白米はよくアルバイトの講師に言っていました。
「シフトで困っている人がいたら、積極的に助けてあげてね。逆に自分が困ったら、みんなに頼りなさい。」と。
白米の教室では、みんながみんなを助けるスタイルを取っていました。
始めはみんな「?」な顔をしていましたが、それに慣れると休むことへの罪悪感は消え、休まなければいけない日のために引継ぎを必要以上に丁寧にしたり、感謝の言葉でいっぱいになりました。
「ごめん」よりも「ありがとう」が多い教室でした。
上司、部下、同僚関係なく、困っている人には愛の手を。
逆に自分が困ったら、みんなに救いを求めてください。
それが言える環境作りはリーダーにかかってます。
指示する
「ほうれんそう」を受けたら、指示を出しましょう。
そのままにしない。部下はそれが一番困ります。勝手なことはできないし、かといって放置もできない。宙ぶらりんになります。
リーダーとして、的確な指示を出しましょう。
指示を出す際には、ゴールイメージを一緒に伝えるといいでしょう。
ゴールイメージが共有できていれば、多少の行動がずれても、結果は揃います。
何のために行動するのかは大事なことです。
一手間かもしれませんが、やるのとやらないのとでは、結果が大きく変わります。
また、丁寧さが違いますよね。
部下が気持ちよく働いてもらうためには手間を惜しんだらいけません。
自分一人の力では、どうにもならなくても、みんなの力を借りれば大きな力になります。
「働いてもらう」感謝の心と力を発揮してもらえる環境作りが大切です。
部下を愛してください。
無理しない
「こまつな」と「きくな」
無理をしても良い結果は出ません。
なので、一人で無理はしないでください。仕事は楽しくするものです。楽しみ方は色々あります。
その人それぞれの楽しみ方を探しましょう。
チームでの楽しみ方は一つです。全員が一丸となって、目標の達成のために戦うんです。
「こまつな」は、困ったら、使える人に、投げる、です。
できる人がやればいい。全部を自分でやる必要はないのです。
その代り、助けてもらったら、感謝をし、その人が困っていたら助ける!自分ができることを少しづつ増やせばいい。
そしたら、チームの中でも色々と貢献できます。
今はできていない人を見つけたら、助けてあげて、一緒に成長すればいいんです。
そうしたら、チーム全体の力は増していきます。成功に近づきますよね。全員で勝ち取りましょう。
「きくな」は、気にせず休む、苦しい時は言う、なるべく無理しない、です。
こちらも同じような考え方です。
休む時は全力で休みましょう。心も体もリフレッシュしてください。
そして、苦しい時は周りの人に頼りましょう。ちゃんと愚痴でもストレスでも発散してください。
もし周りの誰かが、そういう状態だったら、手を差し伸べてあげてください。
そうするだけで、また一緒に戦えます!無理は禁物ですよ。
まとめ
白米のチームビルディングのようになってしまいましたが、「ほうれんそう」も「ちんげんさい」も「こまつな」も「きくな」も全部周りとのコミュニケーションツールなんです。
だから、きちんと使って、周りとの信頼感を高めましょう。
では、まとめです。
ほうれんそう…報告、連絡、相談
→やって欲しい3つのツール
ちんげんさい…沈黙しない、限界までやらない、最後まで言わない
→やっちゃいけない3つのこと
おひたし…怒らない、否定しない、助ける、指示する
→上司の心得です。やる気に満ち溢れた部下の育成と環境作り
こまつな…困ったら、使える人に、投げる
→助けを求めることは悪じゃない!
きくな…気にせず休む、苦しい時は言う、なるべく無理しない
→助け合いましょう。疲れた心と体では成功しません!
教え子たちよ、周りを大事にできる大人になってほしい。
助け合い、努力を分かち合い、成果を一緒に喜ぶ仲間を自分の手で作ってください。
最初の一歩は、あなたたちから始まったら、先生は嬉しいな。
それが今後財産になるんだからさ。うちの教室で、白米の下で学んだことは、一生裏切らないぞ!
がんばれ!
もし、あなたの心に届いたのであれば、友達にシェアーしてください。お願いします。
では、また!