はい、こんにちは。白米です。
先日、とある中3生のお母さんから依頼を受けまして、模試の帳票と志望校の選定を一緒に相談させて頂きました。
その子は、第1志望の学校にはちょっと届かない。もうちょっとなんですけどね。
だから、公立高校に絶対にいくなら、志望校を下げるしかない。
志望校を落としても、トントン。不合格なのであれば、私立高校に行かなくてはいけない。
でも、本人は、私立高校には絶対に行きたくない!って言いました。
理由を聞くと、校則が厳しいから。
ま、よくある理由ですよね。実態はよくわからないけど、とりあえず、周りの人もそう言ってるから、厳しいんだろうな~。って思うやつですね。
厳しい校則?!それはどんなの?と聞くと、
靴下の色は白か黒しか履いてはいけない。
ん?!靴下?!なんでもよくね?!と思ってしまったんですよね。
と、同時にそんなに柄物の靴下履く?とも思いました。
どうやらその学校は、たまに靴下チェックなるものがあるらしいんです。
ズボンの裾をまくし、靴下の色や長さをチェックするようです。
誰得なんでしょうか?!今日は、そんな話をしようかと思います。
では、はじまり。
校則ってなに?!
校則とは、
校則は、学校が教育目的を実現していく過程において、児童生徒が遵守すべき学習上、生活上の規律として定められるものである。
文部科学省HPより抜粋
文部科学省の資料にそう書かれています。詳しく見たい方はこち。文部科学省HPの資料。
「教育目的を実現するために」ってところがポイントですよね。
靴下の色は、教育に必要なのでしょうか?!
大人になり、ビジネスシーンでも困らないようにしたいのであれば、そういう講習か授業で話をすれば、高校生なら理解できるのではないかと、白米は思うのです。
白米の中高は、校則が一切ない学校でした。
基本スタンスは「自由」。
先生の口癖は、「【自由】と【無秩序】をはき違えるな。」でした。
髪色とかも自由でしたね。青や緑の生徒もいました。
最近は、特に違和感ありませんが、当時は違和感しかなかったのを覚えています。
でも、そういう色の頭の子の方が、成績は良かった!やることやってたんですよね。
真面目に不真面目やってましたね。締めるところは締めてました。
先生たちも大変だったでしょうね。
そして、白米の高校の時にルーズソックスが流行りました。
そのダルダルの靴下を見て、校長先生が集会の時の挨拶で一言!
「靴下の緩みは、学力の緩みです!」
と言ったのは今でも覚えています。
欲しいと思ったらすぐ買える!楽天市場は24時間営業中不思議校則事件
靴下の色「灰色も認めて」 白以外禁止の校則 生徒の検討委、半年かけ見直し案 先生たちの反応は 鹿児島市の中学校
どこも靴下の色には、一悶着あるんですね。
でも、この記事に出てくる少年は、素晴らしいですね。
規則は自分たちを縛るものではなく、自分たちを守るものだと理解してるんですから。
ただ、何色でもよくないか?!見直しに半年もいる?!
下着の色・柄に規定は15校、頭髪の地毛証明88校 埼玉県教委が校則調査 時代の進展踏まえ「見直しを」
髪の毛の色問題は、どこもありますよね。
一応決まってはいるけど、ある程度は許容する学校は多いですよね。
髪を染めることは、そんなに悪なんでしょうかね?!
地毛でも直して対応しなきゃいけないぐらい、大事なものなんでしょうか?!
「下着の色は白」校則で指定、市立中の8割…「廊下でシャツ開け確認」「違反して脱がされた」
下着の色を指定とか…。まじで何がしたいのか、わかりませんね。
昔のおっさんの好みで決まったんでしょうね。
これを会議して、真剣に決めたと思うと、もはやギャグですよね。
でも、それを律義に守る姿勢は、立派です。
ただ、生徒の気持ちなんて100%無視なんでしょうね。違反して脱がすとか…。もう犯罪ですよね。
“ブラック校則” 文科省も見直し指示 改めて考える「校則は何のために?」
ちゃんと考えて頂きたい。意味のある、生徒を守るものであればいいと思いますが、意味のないものが多すぎます。
ツーブロック禁止って。。。
刈り上げ禁止ってとこもありましたね。
大丈夫か?!大人たち…
頭髪チェックしたり、靴下チェックしたり、下着チェックしたりする時間ってもったいなくないですか?!
無意味だと白米は感じていますが、皆さんはどうですかね?!幼稚園かな?!
確かに、奇抜なカッコされたら、学校の品位が落ちると思ってるんでしょうけど、靴下や見えない(見せない)下着で品位は、下がらないと思うんですよね。
そんなんなら、道いっぱいに歩くことを注意した方が、よっぽど地域住民には感謝されるし、駅までの道をゴミ掃除した方が感謝されると思うんです。(生徒からしてみたら、たまったもんじゃないですけど・・・)
釣り業界だってSDGsの観点から清掃活動を本気でやってます。
時代だよね。釣り具メーカーのJakusonが始めた環境に配慮した活動がかっこいい! の話
高校英語の教科書の多くは、SDGsに沿って作られています。
それを教えているのは、先生なのに…。
多様化が進んでいるこの時代についていけていないのは、先生たちかもしれませんね。
先生たちも嫌じゃないのかな?!
そんなことをするために、先生になったはずじゃなかったと思うんです。
教育ってそんなものじゃない!
と白米は言いたいですね。
生徒が自主的に率先して変える動きをしてみてもいいかもしれません。
自主的に動くと言えば、こんな例がありました。
平塚市にある高浜高校。
生徒会が主催の講習。受験指導も含め、先生に直談判し、生徒会が講習を開くんです。これって、すごいことだと白米は感心しました。
講習とは本来学校側が開く授業ですよね。それを学校側に生徒側が申し出て、認めさせる。
これを考えた生徒は、相当リーダーシップあったでしょうね。
そして、それを認めた先生たちも寛容だと思います。
こういうのが増えたら、もっと良い学校生活が送れると思うんです。
生徒にとっての高校3年間、中学3年間ってかけがえのないものだと思うんです。
ちょっと頭の悪い校則で汚して欲しくないですね。
思い出しましたが、変な校則の学校がありました!
遅刻3回すると、自転車通学1か月禁止。
余計遅刻しそうな校則ですよね。
それを施行して何を得られているか考えて欲しいものです。
子どもたちのために、大人がちゃんと考えて行動しよう!
同じ大人として、教育業界に身を置く者として、恥ずかしい。。。
頼むぜ、先生!生徒に目標とされるカッコいい大人になろうぜ!!
まとめ
理解に苦しむ校則について話をしました。
厳しい校則って言葉に惑わされて本質を見失ってはいけません。
何がどう厳しいのかを考えて、学校選びをしてほしいのです。しかし、変な校則は存在します。
変な校則がある場合は、避けて通りましょう。
ということは、学校選びの際にちゃんとリサーチしないとダメ!ってことになりますね。
面白かったら、シェアーしてください。
では、また。