はい、こんにちは!白米です。
メモの取り方第2弾です。中学生編です。小学生編よりも難易度が上がります。
中学生は、提出物で色々な評価が決まります。しかも、神奈川県では、2021年度より評価制度が変更になり、提出物の指向性が変わりました。特に男子には、厳しいものに変更になりました。
それを解決してくれるのが、『メモ』なんですよ!
余白に書かれているメモが成績UP⤴の鍵となるんです。
前回は、小学生から練習するメモ講座でした。それを踏まえて、今回は、中学生編となります。
小学生編を復習したい方はこちら↓
今から練習しとこうね♪これからの人生に役に立つメモの取り方!! 小学生編 の話
では、はじまり!
小学生と中学生の違い
求められるものが違う
先述したように、神奈川県では、2021年より評価制度が改訂されました。詳しくは、神奈川県HP学習評価をご覧ください。特に注目して欲しい箇所は、HP中段にある評価資料集4(中学校) [PDFファイル/1.01MB]というPDF。至る所に、思考、表現、主体性の文字があります。
ということは、求められていることは、自分の言葉で主体性を持って、表現することなんです。
ここが、小学生の時ではなかった部分!
小学生の時は、求められることに答えることが求められます。問題に対して、正答できるかが求められていたわけです。しかし、中学生になると、そこに自分で補い、自分なりの工夫が求められるんです。プラスアルファの努力が求められるんですよね。でも、学校の先生は、そこまで指示してくれません。
学習要綱でも、PDCAが求められるいるように、生徒にもPDCAを求めてるんですよね。多くの生徒が勘違いしているポイントです。また、多くの学習塾でもここについていけていない現状があるようです。だって、今までは、点数が取れていれば評価は良かったんですから。
これを解決するのが、『メモ』ですね。
例えば、間違えた箇所にメモを貼り、なんで間違えたか?!それに対しての注意事項を記入する。それだけで、主体性が発揮され、「関心・意欲・態度」が上がる可能性が出てきます。
メモの位置づけが変わったことが、ご理解頂けたでしょうか?!
教科によってやり方が違う
小学生の時は、ほぼ全ての教科を1人の先生が担当します。しかし、中学に上がると全ての教科が別々の先生が担当するのです。当たり前に思っていることですが、実は言葉を変えると、先生によって基準が全て違うということです。
やり方が全て違うわけですよね。例えば、数学の先生は、授業で教科書を使います。宿題として、ワークを使用します。提出物は、ワークの可能性が高いですね。ワークのやりこみ方で主体性を図られます。しかし、社会の先生は、プリントで授業をします。提出物は、プリントをノートに貼り付けて提出。プリントの穴埋めができているか、自学習で調べたことが記入されているか、などが求められるわけです。
このように、教科によって求められることが変わるのが中学です。
はい、ここでも言っちゃいます。この問題を解決するのは・・・・・
『メモ』です!
主体性をこれでもか!と発揮できる万能アイテム!自分らしくカスタマイズでき、貼るだけで効果抜群!!
難易度爆上げ!
小学生編に比べると、一気に難易度が上がったと思うんです。
でも、そもそもメモのメリットは、
- ①大事なことを忘れない。
- ②大事なことを掴み取る。
- ③思考力が広がる。
この3点です。
学校の授業で習ったことを忘れないように大事なことをメモする。より重要なことを目立たせ、次に見た時に分かりやすくする。その時の状況を思い出し、次習ったことと照らし合わせ、関連性を自分の中で確認できる。自分の中で整理したものをメモしておく。
それが、そのままノートになっていれば、提出物の完成ですよね。難易度は上がりますが、基本に忠実に従えば、後は慣れです!
例えば、中2社会の歴史分野で習う江戸時代の改革。一つ一つで覚えるよりも、流れで覚える方が楽なんですよね。その流れをノートやワークに差し込んでおくだけで、先生からの見た目、テスト前の復習、どれもOKになります。
自分なりの工夫をしてみましょう。
最終的には、大人になるにつれ、より自分のものになっていきます。大人の階段ですね。登りましょう!
メモを取るシチュエーション
授業中
速記しよう
先生にもよりますが、授業ペースは速くなります。小学生の時のように待ってくれません。なので、先生の言ったことを違う紙にメモする癖をつけましょう。
関係ない話でもとりあえずメモしておく。速記の技術は必要になります。
日付は忘れずに。
いつ書いたメモか分からなくなったら元も子もありません。
別の用紙に書くのであれば、自分が読める文字で問題ありません。ここで要求されるのは、先生の話すスピードと書くスピードが同じぐらいであること。
板書をしてくれる先生とプリントの内容を話す先生がいるので、使い分けは必要かもしれません。
使い分けの選別も自分でやっていかないといけないのです。これって思考力試されてます!今あるリソースをどう自分なりに工夫して使いこなすか?!社会人にも求められるスキルですよね。
成績の良い子は、そういう使い分けが上手です。
なんでもノートみたいなものを用意して、とりあえず先生の言ったことを箇条書きしていく。大事だと思うことを書くのではありません。こちらに取捨選択はないんです。軸は、先生にあることを忘れないでください。先生が大事な箇所を言ったことを記入するんです。
また、自分が興味もったことを記入するといいと思います。こちらの軸は、自分ですね。定期試験には出ないかもしれません。でも、先生の話を聞いていた証になります。関係ない脱線された話でもワークやノートの隅に、メモとして残しておくと、提出した時に先生は気づくはずです。
小さな努力って大切ですよね。
忘れず清書しよう
まず、ノートを各教科1冊づつ用意しましょう。そして、その日学校でやったことを書き写していくのです!最低でも、次の授業までに、授業中書きなぐったメモを清書しましょう。
そうすることで、復習する手間が省けます。特に、暗記科目は記憶力が持続します。
清書する時は、人に見せることを意識し、面倒でも丁寧に書きましょう。今までは提出にならなかったけど、ある日突然ノート提出と言われるかもしれません。そんな時でも焦らないように、日頃からコツコツやるのがコツですよ。
当然、部活や塾で忙しいのは分かるんですが、15分もあれば1授業分ぐらいなら終わるはずです。その15分を惜しまずやれるように癖付けしましょうね。スマホのゲームを15分やるのは容易いですが、復習清書の15分は過酷ですよ~。
でも、これができるようになると、コツコツ勉強する癖がつきます。効果としては、高校に入りメキメキ発揮するでしょう。なぜなら、今の大学受験のトレンドは、推薦ですからね。コツコツやった子が勝てる時代到来してますよ。その後でいえば、身の回りのことができるようになる副産物もついてきます。
身の回りのことが自分でできると、大学に行っても単位を落としたり、留年したりということもなくなります。
コツコツ自分のことができるようになると、ほんとにきちんとした子に成長します。それだけで、人から信頼されやすいんです。大事なことなので、早めにできるようになりたいですね。
提出物
プリントと併用の授業
授業でプリントを使用している先生は、多いですね。特に、社会の先生に多い気がします。社会の進度は、テストが近くなるにつれて、スピードが上がっていきます。最初の方は、脱線し、色々な話を先生はしてくれます。
しかし、生徒に聞いても、「なんか言ってたけど、関係ないから聞いてなかった…」という始末…。そういう何でもないことでもメモしておき、清書するときに余白に書いておくといいと思います。
しかも、その何でもないことを、少し調べ、情報を補填しておけば、先生は喜んじゃうこと間違いなし!あざといかもしれませんが、評価とは先生が付けるものなのです。先生の主観で判断されてしまう部分があるんです。
ならば、嫌われるよりも好かれた方が得ですよね。
過去にも同じようなことを書きましたので、よかったらそちらも参考にしてみてください。
えっ?!そんなんで上がる?!内申(成果)を上げる3つの方法!!
ノート作り
白米の推しは、ルーズリーフよりもノート!ルーズリーフは便利です。が、管理が難しい。過去に遡ることが非常に難しいんです。きちんとしてる子ならいいんですが、大抵はバラバラになっていたり、抜けていたり…。
抜けていることに気づかず、提出してしまうかもしれません。その点、ノートはいい!過去にきちんと遡ることができる上に、自分がやってきたことが、使い終わったノートの数でわかる。自己満足かもしれませんが、そういうのってめっちゃ大事。
ルーズリーフはメモ用に使ってもいいかもしれませんね。
清書をする時間がないなら、メモとして使ったルーズリーフをノートにホッチキスで止めるだけでも十分友好的。やり直しの際には、上からポストイットを張り付けるだけで2周目の証明になります。(ポストイットは粘着力はないので、上からセロテープで貼ることを推奨します。とある女子はマスキングテープで止めてました。)
最終的には、テスト前に見直す自分の参考書になるんです。これは、便利!
自分で書いたノートだから、どこに何が書いてあるか分かりやすい。最後の最後で確認したいことを一目でわかる!
ただ、ここで注意。特に女子の皆さん。女子力をいかんなく発揮すると、ノート作りが目的となってしまいます。目的は、内申や定期試験の点を上げることですよ。もっと基本的なことに立ち返れば、自分の理解を深めることが、ノート作りです。そこを履き違えないように。
授業中のノートを見返すことで点数が上がるのは、やはり国語ですよね。どこの中学でも必ず1題は出題される教科書内容。先生が言ったこと、先生が示した正解が、そのままテストに出る。だから、国語は点数を取りやすい科目なんです。
ということは、国語の点数を上げるために必要なことは、
- ①授業中ちゃんと聞く!
- ②先生が言ったことをメモする。
- ③そのメモをノートに転記し、補足情報を入れておく。
- ④テスト前に見返す。
これでOKです!
ワーク
ワークの提出は、数学と英語が多いですね。特に数学は、テスト後に回収されるケースがどの地域も多いです。最近の中学生は、毎日の宿題はほとんど出ません。テストの後に一気に回収されるのです。
だから、1回の量が多いんです。60ページやって提出などざらにあります。そこで、2周目をやろうと思うと、少し心折れますよね。
なので、折れない工夫をしましょう。間違えてしまった箇所にポストイットを貼り付け、そこに2回目をやる。そして、更に間違えてしまったのであれば、3回目を貼る。考察として、なぜ間違えてしまったのかも記入すると良いでしょう。
実は、これ、実績あります!
ご相談頂いた中2の男の子に実践してもらいました。その男の子は、提出物は取り合えず出せばいいや!と思っているズボラ野球部男子。○付けもおざなりにやり、間違えを直さず、提出していました。
一工夫するだけで変わるアドバイスをし、先述したことを実践してもらいました。今まで、CかC°しかとってこなかった成績がA°取ってきてくれたではないですか!嬉しいですね~。先生にも努力が認められた瞬間ですよね。
彼は、それを続けてくれています。2回連続A°取っているので、やり方をマスターしたと思っています。是非、皆さんも試してみてください。
意識すること
人に見せることを意識する
字を丁寧に書く
小学生編でも書きましたが、字は丁寧に書こう。。。
バランスを意識しましょう!また、中学生は、ノートの余白に自分で調べたことを書くので、あまり大きな字はNGです。
小さすぎてもダメですが、一番ダメパターンは、ミミズがのたうちまわってるような字は絶対にダメ!読めないから…。読んで貰えなかったら、評価にならないんですからね。
色使い
基本は、3色ですよ。
- 黒・・・基本は黒ですよね。
- 赤・・・○つけ。大事なところ
- 青・・・自分で調べたところ。注意したいところ。
大事なところに蛍光ペンで囲うのはアリだと思います。オレンジの蛍光ペンは目立ちますよね。ノートには、映えます(笑)
おまけですが、ペンケースにいっぱい色々なペンを入れている子は成績高くない気がします。目的が変わってるんですよね。先程も話しましたが、目的は、知識を増やすことですからね。
またまた余談ですが、ペンケースが大きい子は、効率が悪いですね。使わないペンをいっぱい持ち歩くわけですから。昔生徒にいましたね。一番インパクトがあった子は、大きい駄菓子の容器にペンを入れてました。赤い蓋のやつですよ。大きいカバンの半分はペンケースって…。
できたら、使うペンに愛着をもってくれると嬉しいですね。これじゃないと気合入らないんだよね!ぐらいの。道具一つでテンションが変わるなんてダメ!という人はいるかもしれませんが、逆を言えば、道具一つでテンション上げてくれるんですよね?!それって、やる気のスイッチの一つだと白米は思っています。小さいことですが、そういうの大事にしてあげたいですね。
自分で調べたこともメモる
自分が調べたことを大事にしてください。自分なりに覚えやすい方法を記入するのは、非常に効率的です。
例えば、社会歴史。古代の土地制度ってごちゃごちゃになりやすいですよね。余白にまとめておくのは、ありです。
- 公地公民 → 土地と人を国有化 戸籍
- 班田収授の法 → 口分田
- 三世一身の法 → 3代のみ
- 墾田永年私財法 → 荘園の誕生 → 不輸不入の権
こういった形で残しておくと、先生の目にも止まりやすいですね。自分でまとめることが、大切です。一工夫が大きなプラスになって還ってきますよ。
グッズを使おう
ポストイット
所謂付箋というものですね。正方形のモノが使いやすいと思います。
特に数学のワークには、ピッタリ!計算問題の幅には丁度いい!!余ったら切るか、折っておけば見直しもできる!
こんな感じのものです。↓
ポストイット 付箋 ノート キューブ パステルカラー
事務的なものですが、なんだかんだで色々使いまわしがきくので便利ですよね。
レポート用紙
白米の好みは、方眼目のレポート用紙。升目がある状態なので、グラフや図も書きやすい!
エトランジェディコスタリカ レポート用紙 A4 5mm方眼 グレー
必要なことや、大事なこと、図や表、絵を記入し、挟んでおくだけで、先生の目にも止まりやすい。テスト前に見直した時でも使いやすい!
まとめ
メモの取り方 中学生編 如何だったでしょうか。
教科によってメモの取り方が違うことや提出物の種類によっても工夫が必要だということは、ご理解頂けたかと思います。そして、中学生になると、より実用的にメモの活用が求められます。
中学生だけは、他人に見せるメモを意識しましょう。
さて、次回は大人のメモ術ですね。お楽しみに。
参考になったと思ったら、シェアーお願いします。
では、また。