はい、こんにちは!白米です。
前編に引き続き、部活選び後編です。
では、はじまり!
前回の復習
部活に入るメリット4点。
- 友人関係、上下関係を知る
- 知識と技術、そして本質へ
- 成功体験からの自信
- 3年間続けば加点される(神奈川私立高校入学の場合)
部活に入るデメリット3点。
- 時間がなくなる
- 体力的に疲れる
- いらぬいざこざに巻き込まれる
部活に入って目指してほしいこと
部活に入って掴み取ってほしいことは、4点です。
- 礼儀を知る
- 仲間の大切さを知る
- 成功体験積む
- 両立
では、詳しく見ていきましょう。
礼儀を知る
礼儀
人間関係や社会生活の秩序を維持するために人が守るべき行動様式。特に、敬意を表す作法。
goo国語辞典より引用
誰でも知ってることですよね。でも、改めて文字にするとイメージが固まります。
先輩という小学生の時にはなかった概念が、中学で入ってきます。また、顧問も同じです。その方々に敬意を表して頂きたいのです。特に重要なのは、挨拶です。
そういうことが身近な人にできるようになった時に、成長を感じます。
よく一緒に釣りに行くパパ友のS君。彼には、息子H君がいます。人懐っこい彼は、白米を見ると大声で、「白米く~ん」と叫びながら手を振ってくれる子です。
そんなH君が、中学に入学し、野球部に入りました。久々に会うと大きくなったと感じたんですが、それ以上に、「こんにちは、お久しぶりです。」なんて言うじゃないですか?!しかもちゃんとお辞儀までして。別人かと思いました。
たったこれだけです。それでもH君は、体だけではなく、人間として成長したんだ!と周りから関心されます。うちの奥様も同じことを言っていましたね。「H君大人になったね。」って。
いやいや、挨拶ぐらい誰でもするよ?!と思いましたね。親しい人にちゃんと挨拶する子って珍しいんですよ。挨拶すらできない子は増えています。挨拶は、コミュニケーションの始まりです。小学生の道徳でも習うものですが、段々と略式化されていってしまいます。
家庭でも教えているはずですが、中学生が外でどんな挨拶をしているかなんて気にしませんよね。
だからこそ、部活できちんとした礼儀を体得してもらいましょう。
仲間の大切さを知る
ジャンプコミックスのようなタイトルですね(笑)
中学、高校の時は、自我が固まりきらず、「自分探し」の旅の真っ最中ですよね。その「自分探し」の手助けをしてくれるのが、部活の仲間となります。
部活は、多くの時間をもっていきます。それに対し、仲間はライバルであり、共に戦う戦友であり、他者を認める絶好の相手となります。多くの時間を共にすることで強い結びつきが生まれます。クラスメイトでは、なかなかそうはいきません。
多感な時期ですから、色々あるでしょう。でも、その経験がコミュニケーションの取り方の工夫の一助となるのです。こういう言い方をしたから、あいつは怒ったんだ。こういう言い方をされたら私は嫌だ。こう言われたら嬉しい!など様々なことを経験し、学ぶのです。
この中学3年間、高校3年間という限られた時間だからこそ、色々なことを話してほしいのです。真面目な話から、それこそバカな話まで。他者は違う存在であることを認識し、コミュニケーションの取り方を学び取ってほしい。自分と違う価値観を容認できる器をこの時期に作りたいですね。
友人がどう考えているかを聞き、自分の答えを探す。コミュニケーションを取ることで、お互いを理解できる。時には、理解できないこともあるでしょう。それも認めればいいのです。
そうやって少しづつ大人になっていきます。
この時期に多くのコミュニケーションを取ることができていない人は、大人になってもコミュニケーションが取りづらい人になるでしょう。面白い人になる必要はありません。が、人に興味を持って接し、人に興味を持たれる存在になってほしいものです。
相手を慮るコミュニケーションは、友人や仲間がいないと成立しないからです。
成功体験積む
前回内容でも少し触れましたが、成功体験をとにかく積んでほしい。
成功体験は自分が前に進むための糧となりますし、「自分探し」の答えの一つにもなります。
どんなに小さいことでもOK!昨日より絵がうまくなった(気がする)。昨日よりリフティングが1回多くできるようになった(たまたまかも?!)それでいいんです。
そういうことの積み重ねが、自己肯定感を高めます。自己肯定感を高めることで、次のステップに行きやすくなるわけです。自己肯定感の話は、過去にも記事にしているので、確認してみてください。
自己肯定感を高めると、毎日がちょっぴり幸せになるってほんと?!の話
成功体験は、まず自己認識からスタートします。どんなに小さなことでも自分を認めてあげること。そしてそれを共有できる人に声に出して伝えること。「私なんて…」「どうせ…」この言葉は禁句です。先ほど話したように、昨日より絵がうまくなった(気がする)!この(気がする)が重要です。「気がする」ということは、まだまだ仮定の段階であり、何か証明されたものではありません。でも、それでいい。
今の自分が納得してればいいんです。他人と比較することに意味はありません。だって自己認識なんですから。世の中探したら、もっと上手な人は沢山います。トップを目指してるわけではないのですから。目指していることは、昨日の自分より上手になっているか?!ですよ。
共有されたら、承認してあげてください。承認されることで自己肯定感は増します。それが明日への活力となります。そうやって毎日少しづつでも成長することで、1年後、3年後、6年後には目に見えた成果に変わっていますから。
両立
誰もが悩む課題ですよね。その課題に挑んで頂きたいと思います。
神奈川県の中学生の約8割は塾に通っています。そして、その子たちにも部活があります。
平日、朝8時半から学校に行き、夕方までは授業。その後部活をやり、夜は塾に行く。土曜日は、朝から部活。その後に塾。そして、日曜日は部活か、模試を受ける。
忙しいですよね。大人よりも忙しい過密スケジュールを熟しているかもしれない。
そんな中、大人からは「両立」を望まれる。何もかもうまく立ち回ることを求められています。
上手くいかないよりかは、上手くいく方が人生豊かになりますよね。でも、求めすぎている部分もあrのでは?と思う瞬間もあるのです。
なので、「理想」を明確にしましょう。上記に記した生活になってしまうのは、仕方ない部分もあるのですから、その状況を踏まえて、どうなりたいかを明確に持ちましょう。
時期により、力の入れどころを決めておくのです。バランスが大事だということです。部活一辺倒になっても中3の受験の時に困るのは自分です。顧問の先生は何もしてくれません。バランスにおいて一番困るのは、部活の大会とテストがかぶることですかね。でも、「理想」の自分がどこに向けて足を踏み出しているのかを認識しましょう。
そのために何をしなければいけないのか?!を思考させることです。
時として力の入れどころを間違えてしまうでしょう。それも構いません。なんでそうなったのか?!という結果をきちんと整理し、受け入れ、次にその失敗をしないことです。
成功を祝うのはいいが、もっと大切なのは失敗から学ぶことだ
ビルゲイツ
ビルゲイツさんもこう言っています。失敗は物事を改善するきっかけになります。良いものを作り出すチャンスと思うこと。挑戦することに臆病にならず取り組むべきだということです。
いきなり両立なんて難しいんです。その時その時で毎回状況は違うわけですし。だからこそ、色々な失敗をし、その失敗から両立をするために何をするべきだったのか?!これから自分が何をするのか?!を悩み、自分の生活にフィードバックしましょう。
パパさん、ママさんにしてほしいこと
自分の経験を語ってほしい
部活を経験したパパさん、ママさんの話を是非いっぱいしてあげてください。
人の経験から得られることは、気付きが多いのです。
部活が違う、フィールドが違う、時代が違う。それは当然のことです。しかし、本質は変わりありません。成功体験である必要はないのです。
部活一辺倒で夢中になったこと、それで勉強が困った。それはよい経験と失敗した経験が入り混じった経験ですよね。そこから学んだことは数多くあるはずです。
こういう時楽しかったな~!とかこういう時しんどかったな~。。。こういう子がいて面白かった!などの話は、子どもたちにとって新鮮です。
子どもたちにとって、親は生まれた時から親なんです。大人なんですよね。当然ですが。。。
でも、そんなパパさん、ママさんだって子どもの時があったはずです。同じ年ごろの時に何を考えて、どんな行動をしていたのか、どういう経緯で大人になっていったのか?!家族でそういう話ができたら素敵じゃないですか?!
自身の経験を話すことで、こうなったら厳しくなるぞ!って話が腑に落ちるのです。上から目線でいきなりドン!と言われても反発しかしません。
失敗しても一緒だね!と笑ってあげられる環境を作りましょう。そして、一緒にリカバリーの作戦を立てて、成功のサポートをしてあげましょう!
子どもに決めさせて!
自分で頑張る部活です。自分で決めさせてください。
頑張れない時に、人のせいにするような逃げ道を作らないでください。
自分で決めた責任を自分で取ることを覚えてもらいましょう。
「だって、ママがここに入れ!って言ったじゃん。」なんて言われても、どうすることもできません。だから、こそ自分で決めることをさせましょう。
自分で決断することを覚えると自己肯定感は増していきます。自分の興味あるものに対して、自分で参加を決めたのですから、主体性の塊ですよね。能動的に自分を動かしていく感覚は、成功体験の一つです。
その決断が中3の受験の時に役に立つことでしょう。また、高校入学後も自分のことは自分でやる。サポートしてほしいことは相談する。というスタンスが出来上がります。
白米を熱くしてくれた部活漫画5選
白米を熱くさせた部活漫画を少し紹介!
白米は、部活漫画から色々なものをもらいました。当時読んでいた時は、主人公に思い入れ、大人になると主人公を支える人たちにまで目を配れるようになり、作品の奥深さを痛感します。
あの時もっと読み込めば…って思っちゃう。
え?それなの?!という声が聞こえてきそうなチョイスなのですが、これなんです。
気になるのがあったら読んでみてください。
シュート!
「トシ、サッカー好きか?」でお馴染みの『シュート!』。
作者は、大島司さん。『週刊少年マガジン』(講談社)にて、1990年36号より2003年24号まで約13年間にわたって連載されました 。1994年には第18回講談社漫画賞少年部門を受賞。2019年2月時点で全4部作の累計発行部数は5000万部を突破しているサッカー漫画の金字塔 。
「伝説の11人抜き」とか「トリプルヒールリフト」とか「バイシクルシュート」とか「ファントムドリブル」とか「フラッシュパス」とか。
藤田東は強かった。。。色々と熱くなっちゃうよね。
シュートを懐かしく思うパパさんに朗報ですよ。
アニメで新しい話が2022年にされるそうです。楽しみですね。
詳しくは、こちらからどうぞ。シュート Goal to the Future 公式HP。
さよなら私のクラマー
派手さはないけど、熱くならずにはいられない!『さよなら私のクラマー』。
作者は、新川直司さん。『月刊少年マガジン』(講談社)にて、2016年6月号から2021年1月号まで連載されました。新川さんといえば『四月は君の嘘』が有名ですよね。あれも泣いた。
珍しい女子サッカー漫画です。頑張るワラビーズキュンキュンきます。
マルセイユルーレットには、興奮しました。サッカーの派手な一面だけだなく、戦術が分かりやすく、詳しく記載されているので、サッカーを知らない人でも楽しめる、奥深さを知れる漫画です。何よりも、フィールドにいる選手たちを通じて、指揮官たちの想いが伝わる。
しびれます!間違いなく読んで欲しい作品です。
スラムダンク
やっぱ、これはいれとかないとね。『スラムダンク』。
作者は、井上雄彦さん。『週刊少年ジャンプ』にて、1990年(42号)から1996年(27号)にかけて全276話にかけて連載されました。アニメの主題歌だったWANSとZARDの曲が忘れられません。
この時はジャンプを毎週購入していて、楽しみの漫画でした。バスケ漫画と言ったら、これですよ。流川君にしびれた方多かったんではないでしょうか?!
やはり、このシーンですよね。大人になってもこのシーンは思い出されます。
何かに負けそうになったり、挫けそうな時こそ、大きな信頼で背中を押してくれる存在こそ教師。安西先生は大きな心と膨大な信頼から選手の背中を押す、「名監督」と言えますよね。
色々なものを教えてくれた作品です。
ちはやふる
競技かるた漫画の決定版『ちはやふる』。
作者は、末次由紀さん。『BE・LOVE』(講談社)において2008年2号から連載中。アニメ化、映画化で有名になりました。主演の広瀬すずさんの魅力にときめいた方は数知れず。。。
実は、生徒の1人が、競技かるた部だったんです。
彼女は、毎日毎日かるたをやって、集中力を使い果たし、塾に来るという生活を送っていました。そんな時に知ったのがこの漫画。
かるたについて何も知らない白米は、そこまで神経をすり減らして死にそうになってる生徒をみて不思議だったんです。そんなに疲れるの?!って。
漫画を読んでかるたを少しでも知り、どういう世界なのかを知ってから、彼女と話すと違った見方ができたのを覚えています。彼女と色々深い話までできるようになったのは、この作品のお陰なんです。
漫画だから大層に描いてあるわけではなく、本当にぶっ倒れるぐらいのことなんですよね。忠実な世界観を知ったからこそ、より面白く思えました。
しゃにむにGO
懐かしい!って思ったママさんいるのでは?『しゃにむにGo』。
作者は、羅川真里茂さん。「花とゆめ」(白泉社)にて1998年19号から2009年7号まで連載されていたテニススポーツ漫画です。甘酸っぱい青春と恋愛だけじゃないのが魅力です。
複雑に絡まった人間模様や葛藤、苦難も多く描かれており、胸が締め付けられます。
羅川さんの漫画はいつもそう。本当にどれも魅力的。『赤ちゃんと僕』は有名な作品ですよね。現在は、『ましろのおと』が連載中ですが、個性豊かでストーリーがあったかい。でも色々乗り越える試練がある。。。
大好きな作家さんです。昔からずっと追いかけてる作家さんです。
まとめ
さ、いかがだったでしょうか。
前編、後編と部活のメリット、デメリットをお伝えし、注意事項や保護者としてやることを記しました。全体を通してまとめてみましょう。
部活に入るメリット4点。
- 友人関係、上下関係を知る
- 知識と技術、そして本質へ
- 成功体験からの自信
- 3年間続けば加点される(神奈川私立高校入学の場合)
部活に入るデメリット3点。
- 時間がなくなる
- 体力的に疲れる
- いらぬいざこざに巻き込まれる
部活に入って掴み取ってほしいこと4点。
- 礼儀を知る
- 仲間の大切さを知る
- 成功体験積む
- 両立
保護者にしてほしいこと2点
- 自分の経験を語ってほしい
- 決断は子ども自身に!
部活を通じて様々なことを経験し、大人の階段を登って欲しいですね。かっこいい大人になるためには、やっぱり打ち込むものがあることだと思います。そこから得られた経験から語られた言葉は非常に重みがあります。
そんな大人になる最初の1歩です。
頑張りましょうね。
では、また。
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