社会、特に歴史の復習時期は、3月がおすすめ!復習、予習にかなり役立つ便利グッズで、時短復習しちゃおう!! の話

教育

はい、こんにちは!白米です。

今日は、一番面倒で、復習しづらい社会。特に歴史の復習の話をしたい思います。

そろそろ、中学生は学年末試験を終え頃。現中2生は、来年の受験に対し、周りから色々言われ始めます。英語、数学は早めに完成した方がいい。理科は、神奈川入試で難しいからちゃんとやりたい。そして、後回しにされるのが、国語と社会。

夏ぐらいになり、社会があまり覚えてないことを指摘され、焦り始める…。でも、復習って言っても、公民もあるし、歴史は範囲が広いし、地理とか覚えてないし…。何から手を付けていいか分からない。

そもそも、過去の出来事を学んでも…。同じような人ばっかり出てくるし。しかも、色々事件が起きるし。戦争やりすぎじゃね?!日本だけじゃなくて、同時に世界、特に中国でどんな国だったとか興味ないし。。。

そんな声をよく聞きます。

実は、簡単な方法あるの知ってました?!復習するにしても、教科書読んでも覚えられない。現代と違い過ぎてイメージがわかない。ワークや問題集やっても覚えてないんだから、解けない。なんとなくやって満足してませんか?!

今日は、この春、特に新学年に上がるまでに、効率よく復習と予習ができるグッズ教えます!

では、はじまり。

最近の社会

社会は、暗記もの

社会は、地歴公民の3種類に分かれます。地は、地理。歴は歴史。

そして、覚えてないと知識を活用できない教科ですね。昔から言われています。社会は、暗記もの。覚えるだけでしょ。って。でも、それがなかなか覚えられない…。だって分量が多いんだもん。

英語や国語のように知らない単語があれば、読み飛ばし、前後の内容から知らない単語の意味を想像で補填できます。多少文法が間違えても、意味は通じます。数学は、別のやり方でも答えを導くことは可能です。しかし、社会は、知らないと解けないんです。

特に歴史は、知らないと解けない問題が多いです。豊臣秀吉を知らなければ、太閤検地も出てきませんし、刀狩も出てきません。想像で補填出来ない教科なんです。織田信長から連想して、豊臣秀吉は出てきませんよね。

そして、言葉の意味が現代とは違うので、覚えづらい。字面から想像つかないものがありますよね。「御簾」と言われても、どんな道具か分からない。見たことないかもしれない。その奥にどんな人がいて、どうやって会話していたかも想像ができない。

その点、地理と公民は、まだ想像つくんですよね。「男女雇用機会均等法」って言われたら、字面からどんな法律か想像がつきます。覚えやすいんです。

なので、歴史を早めに、先に、片付けるのがお勧めです。

最近の出題傾向

さて、予備知識がないと何とも出来ない社会。

今までは、その予備知識を披露する問題がほとんどでした。例えば、

  • 問1 桓武天皇が政治を立て直すために794年に移した都を何というか?
  • 問2 坂上田村麻呂が東北地方の蝦夷を従えるために任命された職は何というか?

はい、答えは、問1平安京 問2征夷大将軍 ですね。

このように、問いと答えで覚えたことが、そのまま解答用紙に書く問題でした。中学校の定期試験は、多くの学校がこの形式を使用していますね。覚えちゃえばOKな1問1答形式です。

しかし、今の神奈川公立入試では問題の傾向が変わっているんです。大きく変わってきています。特に昔覚えたな~と思われたお父さん必見ですよ。

こちらは、2022年度神奈川公立高校入試問題です。

見て頂きたいのは、全体を通して、資料やメモ、グラフが非常に多いという点。この材料を見て、自分の知識と照らし合わせ、問題を解いていかないといけない。

問3を見て見ましょう。下記の資料は、2022年度神奈川公立高校入試問題 社会 問3の抜粋です。【あ】【い】が、虫食いになっていますね。

  • 伝染病や災害などの不安を取り除き国家を守るため、【あ】大仏が作られた。
  • 京都の宇治平等院鳳凰堂が作られた。
  • 足利義満によって禅宗の様式を取り入れた3層の建物が作られた。
  • 加賀(現在の石川県)で【い】の信者が守護を倒して自治を行うようになった。

まず、従来の問題として出題しやすいものは、青のアンダーラインの部分を聞く問題ですね。

  • 【あ】【い】を答えなさい
  • 平等院鳳凰堂を聞く。または、平等院鳳凰堂は誰が建てたのか。
  • 足利義満を聞く。または、この文章は何という建物か。
  • 4つ目の文章の出来事を聞く

こういう問題であれば、暗記ものなんです。残念なことに今まで答えにしてきた語句は、ヒントでしかないのです。

実際の問題は、

  • 表中の【あ】【い】に当てはまる語句の組み合わせとして最も適するものを、次の1~4の中から一つ選び番号で答えなさい
  • 1 あ:法隆寺 い:真言宗
  • 2 あ:法隆寺 い:浄土真宗(一向宗)
  • 3 あ:東大寺 い:真言宗
  • 4 あ:東大寺 い:浄土真宗(一向宗)

でした。答えは、4です。

今まで答えにしてきた語句をヒントに、もう一つ思考をいれないと解けない問題ですね。大仏をヒントに東大寺。加賀をヒントに一向宗。この問題はサービス問題でしたね。

次に、問3の表の下にある資料(絵)を見てください。

こちらの問題は、中世の日本の様子と、資料(絵)が何を表しているかを聞かれている問題です。次に、問3の表の下にある資料(絵)を見てください。もう既に一遍と書かれています。鎌倉仏教の6人の坊さんの一人、一遍。今までなら答えになっていた人物は、もうヒントでしかなくなっている…。

中世と言っても、時代が大きく分かれています。しかも絵は特徴的なものではなく、市井の様子。一遍から鎌倉時代であること、その時代にどんな暮らしをしていたかを知らないと解けない問題です。

思考を1段、2段重ねないと答えにたどり着けない…。

ということは

大学共通選抜試験の影響を受け、知識問題だったものが、思考問題に変わってきているのが、現状です。先ほども申し上げましたが、思考を重ね、答えにたどり着く問題がほとんどなんです。

それを踏まえると、今まで知識を入れることがゴールだった社会は、暗記ものと言われて優先順位を下げられてしまった社会は、もういません。今の社会は、知識は入っていて当たり前。その知識をどう活用するのか?!という教科になっているのです。

参考資料を見て、読んで、そこから導き出される答えを探していく。

必要な能力は、

  • 知識がインプットされている
  • 知識がアウトプットできる
  • グラフ、表、資料が理解できる
  • 資料から、時代背景が理解でき、関連する知識を考えられる

知識があれば対処可能な問題なのですが、ここまでくると「暗記もの」なんて呼べませんよね。受験前には、資料の活用の練習をしないと点数が取れない教科なんです。

なぜ今の時期なのか

新中3

受験スタート時期ですよね。公立高校を受験するのであれば、夏の終わりまでに中学内容を勉強し、秋から受験勉強をスタートできる体制を作らないといけない。そのスタートの時期でもあります。

中学では最高学年になります。当然部活でも最高学年であり、仕切る立場になります。忙しい時期に変わります。学校が始まるとバタバタするのが目に見えていますよね。しかも修学旅行も近くなり、ざわめいている状態です。

社会は分量が多いので、復習するにも、予習するのも時間がかかります。中3のスタートは、地理は終了しており、歴史は第一次世界大戦まで終了している頃ですね。時代にして、12時代終わっている状態です。それを、新しいことをやりながら、復習するには難しい…。

だから、3月中がチャンスなんです。しかも、3月4月は学校でほとんど授業が進まない月でもありますので、大チャンス。夏は忙しい、秋以降は受験勉強。時間のある春に復習をしてしまいましょう。

新中2

中1範囲を今のうちに復習する良い機会です。英語、数学は、基本的に新しい内容があっても、スパイラルアップで進んでいくので、復習する箇所は少ないです。理科と社会は、その単元をもう一度習うタイミングは、3年生の秋以降の受験対策です。

新中3と理由は同じで、学校が休みの間に終わらせてしまいましょう。社会は進んでいる学校で、鎌倉~室町時代前半までなので、そこまで量は多くありません。

また、予習をしておくのもいいですね。知ってることを学校で習い直す状態になるので、春に覚えたことを塗り直すことが可能です。復習の回数が1回増えるのは、記憶を長持ちさせるコツでもあります。

以前にもこの話はしましたね。

今から練習しとこうね♪これからの人生に役に立つメモの取り方!! 小学生編 の話

こちらの話の中で、記憶力は低下するため、記憶を呼び起こすためにメモを取り、記録に残しましょう。って内容で話しました。記憶は風化してしまうので、中3の秋にめちゃくちゃ苦労するわけです。適度に復習は必要ですよ。

この春やること

これを読んで!

この春に復習をかける意図はご理解頂けたかと思います。

さて、そこで何をするかです。教科書や参考書を読み、記憶を呼び起こす。これは、アリです。でも、真面目な参考書を読みたくなるでしょうか?!教科書を開きたくなるでしょうか?!

ハードルがめちゃくちゃ高いんですよね。高層ビル並みの高さのハードルかもしれません。

なので、白米がお勧めしたいグッズはこちら!

漫画です。絵の好き嫌いは置いておいて、漫画です。

漫画ならハードルがめちゃくちゃ下がりますよね。膝下の高さのハードルになるわけです。

所詮、漫画でしょ?!って笑った人!侮ることなかれ。日本史Aの範囲まで網羅しているので、中学内容は、問題ありません。新教育課程の内容も盛り込んでいるため、高校に入って読み返しても、テスト勉強になります。

漫画だからいい部分が他にもあります。

  • ①時間が短縮できる。
  • ②イメージしやすい。

①は、漫画だからサクサク読めます。そして、サクサク読むことで、歴史の流れは掴みやすくなります。どういう時代なのかを理解することで、登場人物たちの動きが浮き彫りになり、特徴が掴みやすくなります。

歴史は、流れを掴むことが大切です。その流れの変革の時に時代が変わるのです。例えば、奈良時代から平安時代。桓武天皇は、膨らみすぎた奈良の寺院勢力に毒されることなく政治をするために、都を移します。その膨らみすぎたことを象徴する事件が、道鏡の台頭ですよね。教科書んはそこまで載っていません。桓武天皇の思い付きで遷都したわけではないのです。

②全く別の時代の話なので、どういう時代なのか子どもたちは、理解していません。今普通にあるものがなかった時代。結構のシステムや恋愛のルールも全く違うわけです。そういう部分も漫画として描かれているので、分かりやすい!平安時代は、通い婚ですからね。文を送って、返ってきたらOK。しかも、その道順は陰陽師に吉凶を占ってもらい、決める。そんなこと子どもたちは、知りませんよね。

また、その時代のグッズも描かれています。牛車ってどんなん?!備中ぐわ?!せんばこき?!資料集と教科書を併用してみるのはめんどう…。漫画なら一発です!

特に平安時代は、国語(古文)でも話として出てきますよね。でも、古文を読んでも理解できないのは、文法の複雑さからよりも、イメージがわかないからです。天皇と側近が話すシーンも、どういう場所で、なんの話をしている場面なのか理解できていないのです。

そういった漫画ならではの説明の仕方は、イメージとして子どもたちの脳に刻みこまれます。どういう世界だったのかを理解することで、文化にも触れることができるのは、ありがたいですね。

読んだら・・・

アウトプット

読み終わったら、アウトプットの練習をしましょうね。読んで満足したら、記憶に残らず、漫画を読んだだけになってしまいます。それは、それで恩恵はあるのですが、もったいない!

せっかくの知識ですから、活用できるように練習しましょう。

1問1答形式もついていて、思考問題もカバーできる問題集を選ぶといいです。

例えば、新中学問題集。こちらは、グラフ問題、表問題も多く含まれているので、色々な問題に触れるにはもってこいの問題集です。因みに塾教材になっているので、本屋さんでは販売していません。

 

私立中学校のワークとしても使われている問題集ですね。なので、少し難易度は高めです。

これだとできないかも?!というかたは、ウィンパスがお勧めです。

カラーで見やすく、語句がまとめられているので、使いやすいです。復習用に1冊持っていても損はしない問題集ですね。しかし、問題数は多くないので、ガシガシやりたい方は、新中問がいいでしょう。

グラフに慣れよう

グラフの基本的な見方をここで記しておきます。

大人からしてみれば、普通のことなので、新しい発見はありません。

日本各地の雨温図(気温と降水量のグラフ)
那覇の雨温図

こちらは、那覇の雨温図のグラフです。

表を見る際のポイントです。

  • ①那覇の雨温図であるということの認識。
  • ②左側に気温が書かれている。
  • ③右側には降水量が書かれている。
  • ④下に月が書かれている。
  • ⑤温度と降水量が月別に書かれている。

大人からしてみたら、普通のチェック項目なんです。ただ、子どもたちは、この図が何を表してるか理解していないケースが散見されます。問題文を読んだ時に、何を聞かれているかを読み飛ばすケースも多いですね。

大事なところを読み飛ばされてしまうと、どこを見ていいか分からなくなります。冷静に、丁寧に読めば、グラフを見るだけなので、取れる問題を簡単に落としてしまうのです。もったいない。

なので、必ず、この5つのポイントをチェックさせましょう。

まとめ

社会は、暗記ものじゃない時代が来ています。

知識として、知らないと問題が解けない。ヒントをヒントとして活用できない教科なので、早めに完成させましょう。そうすることで、他の教科に手を回すことができます。

覚えることが多いので、覚え方は重要です。時短した効率的な勉強方法をするのが得策です。

そこでご用意いただきたいのが、こちら。

ほんとに使えます。イメージが湧き、サクサク読める!このシリーズで持っておけば、復習も予習もバッチリです!

読んだ後は、手持ちの問題集や学校のワークでいいので、アウトプットの練習をしましょうね。

参考になったと思ったら、シェアー宜しくお願いします。

では、また。

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