はい、こんにちは!白米です。
もうちょっとで入学式シーズンですね。早いもので3月が終わります。いつの間にか桜も満開になり、華やぐ季節になってきました。
小学校を卒業し、中学校へ入学。近所の中学校に行く子が多いのではないでしょうか。中学に行くと生活が激変します。4月5月、本人はその変化についていく、こなすことに必死。徐々に疲れていき、その姿を周りがみて、手心を加えたくなっちゃう。
特に運動部と吹奏楽部は、どこの学校もハードな部活です。
色々経験したことない概念が入ってきて、パンクしそう…。だから、中1の夏までに、色々なことに対して対処が必要になってきます。
今日は、そういった注意事項をまとめました。
中学に入り変わること
生活面
- ①友人関係の構築
②部活動が始まる - ③先輩との出会い
④新しい通学路や時間割となる
⑤教科ごとに先生が違う
①は、近隣小学校2校~3校から1校の中学校に集まるため、友人関係を新たに構築することになります。小学校時代に友人関係で苦労した経験があるのであれば、リセットできるチャンスでもあります。
②と③は、自分の時間に割り込む『新しい概念』ですよね。学校に拘束される時間が長くなります。夕方6時頃まで学校にいる状態になりますので、運動部でなくても、体力を相当持っていかれます。10時間以上学校にいるわけですから、当然ですよね。大人の仕事で換算したら、残業時間すごいことになります。
また、ここでも人間関係を新たに構築する必要があります。先輩、顧問などとの人間関係。そして、挨拶などの礼儀面など、小学生の時にそこまで求められてこなかったものが入ってきます。部活によって違うので、何が良いとは言えませんが、求められるものが多くなることは、目に見えています。
⑤が一番の衝撃ではないでしょうか。大人にとっては、普通のことでも、小学生やってた子たちは、教科で先生が違う…。ということは、教科によって教え方や宿題、課題の提出方法、提出期限など全て違うということです。当然、国語の先生が数学の宿題のリマインドはしてくれません。
様々な面で自己責任を課せられる中学生。中学入りたてのひよっこには、何も理解できないまま、夏を迎えるわけです。生活リズムを整えること、身の回りのことを自分で行うこと、が要求されていると一早く気づいた人から、真の中学生活が始まるわけです。
学習面
- ①学習内容が増える
②学習内容が難しくなる
③授業スピードが速くなる - ④宿題が減る
⑤定期試験の存在 - ⑥提出物の存在
①②③は、中学になったので、小学生の頃よりも高度なことを学習します。算数が数学と変化するように、内容も変わります。最初は簡単だから大丈夫!と思っていたら、気づいたら、まずい状態に。。。
特に、中学に入ると、先生は復習をしてくれません。小学生のことは出来ているもんだ!という認識で授業を進めます。算数が苦手だった子が躓きやすいのは、『比の計算』と『図形』です。計算分野ですと、『分数』が得意な子は強いですよね。割り算を分数に直すことができないと、少し戦えなくなります。
④⑥は、一括して宿題が出ます。【定期試験後にワーク60ページを提出】という感じ。なので、普段の宿題が出ないんです。パパさんママさんの時代と違う部分ですよね。なので、毎日の復習をしない、強制的にできない、というのが現状です。2か月前に学校の授業でやったことを忘れている状態で、テスト前に必死でワークの宿題を頑張る…。そんな子は多いんです。
そして、中学に入り一番大きく変わる部分は、⑤です。定期試験。学期により回数は変わりますが、年に4回~5回行わる定期試験です。小学校のカラーテストとは違い、この試験で評価が半分以上決まります。
試験に対して、どう臨むのかを知らないまま試験に行く中1生は多いのです。そして、それは中2夏ぐらいまで続きます。試験勉強って何するの?!って…。パパさんママさんの呆れポイントですよね。でも、それはパパさんママさんが大人だから、経験しているから知っていることなんです。
ということは…
中学に上がると、忙しい!ということが想像つきますよね。
色々なものが一気に乗っかってくることで、ママさんたちも、プチパニックを起こします。こんなにヘトヘトで疲れている姿はみてられない。。。ゆっくり休ませたい。当然の話ですよね。でも、そこで加減を間違えてしまうと、優先順位が狂ってきます。
「間違いあるある」な話は、序列順にいうと、1位部活 2位スマホ、ゲーム 3位塾 4位宿題(提出物)に変わっていくのです。ママさんたちが干渉できるのは、家の中だけ。部活は仕方がない。疲れてるから、スマホは触らせてあげようかな?!家での勉強時間が休憩時間に早変わりします。
歯止めがきかなくなり、それが生活習慣に変化していってしまうのです。これが、修正できない。最終的にママさんの悩みの種になっていきます。悪い習慣が定着してしまう原因が、「忙しい」からくるのです。
ということは、良い習慣をつけてしまえば、そのままやってくれる!
良い習慣を付けるのに最適な時期は、4月です。生活が一変しますので、それを見越して、習慣化させちゃいましょう。習慣化させるために必要なことは、3つです。
- 学習環境を作る
- 何をするか決める
- 情報収集
福沢諭吉の言葉にこのような言葉があります。
家庭は、習慣を作る学校や道場である。そして、パパさんママさんは、習慣を作る教師である。家庭教育とは、読み書き算盤など学習科目を教えることではなく、物事の正しい見方・考え方や、美しいふるまいや所作をパパさんママさんが家庭で実践して見せることで、子どもたちが自然とそれを身に着けてゆく、ということです。
福沢諭吉の「学問のすゝめ」は、名前だけ知っている人は多いのではないでしょうか。そして、1万円札のしかめっ面から難しい本だと思っている方も多いでしょう。明治初期に書かれた本なのですが、実は今の時代にすごく適してる本なんです。
現代語訳も多く出ているので、読みやすくなっています。テンポ、歯切れがいいので、サクサク読める。そして、2回目を読む時に、色々なことを考えさせられる本となっています。
国家安寧の話だと思っている方、大きな間違いをしてますよ。確かにその部分も多いのですが、国家を考えるならば、まずは家庭から。って内容が多く出ています。大人だからこそ、是非読んで頂きたい1冊です。
この本に出てくる一節が、白米の心には響きました。
考えれば、考えるほど、深い。
習慣化を作るための3つのこと
学習環境を作る
どこで勉強をすると、毎日できるのか?!無理を押し通して環境を作ると止めてしまいます。ハードルは低く設定するのがコツです。
監視が必要なのであれば、リビング。下の子がいて、邪魔してしまうのであれば、自分の部屋。場所は限られているので、大体がこの2拓になるでしょう。どちらが成績上がる?とよく聞かれるのですが、場所では決まりませんので、どちらでもOKです。
ただ、自分で勉強をできる環境でないと意味がありません。どちらにも利点と欠点は存在します。そn子に合わせた場所を用意しましょう。
リビングは、監視されているので、捗ります。また、わからない部分を誰かに質問できるので、前に進みやすいです。しかし、それが甘えに繋がり、何でも聞くようになります。家族からのチャチャが気に障り、勉強しないかもしれません。部屋は、自分の空間なので、よりリラックスして勉強ができます。集中もしやすい状態ですね。しかし、部屋に入って、遊んででしまう…。リラックスし過ぎる、ベッドが隣にある…。などが挙げられます。
環境をどう作るのかを決めることは、今後を左右する大事なことです。続くも続かないも、環境で決まります。
何をするかを決める
勉強する時間、内容を決めておきましょう。
例えば、平日は主要3教科(英語、数学、国語)の復習メイン。休日は理科、社会を重点的に。このようにまずは、教科で決めてしまうのが一番楽ですね。それだけでは、まだ漠然としているので、ページ数なども決めるとよいでしょう。
計画は親子で決めるのがいいと思います。自分で組むと、量が増えすぎるのです。こんなにはできない!となり、途中で止めてしまいます。気持ちが離れた、やらなくなるので、注意です。
そして、時間ですが、欲張らない方がいいです。平日30分、休日1時間ぐらいから始めましょう。最初から欲張ると長続きしません。ダイエットと一緒です。過度なダイエットは、緊張の糸が切れた瞬間から、継続しなくなりますし、反動で甘える原因となります。
無理なく、目の前のことから始めるのが一番です。できたら、ちゃんと褒めてあげてくださいね。やる気を上げるのも、下げるのもママさん次第です。
こちらは、過去記事を読んでみてください。
できたら、〇○時~〇○時は絶対に勉強の時間と決めてしますのは、ありですね。
情報収集
時間や内容を決めるのに必要なことは、情報収集です。
情報は武器です。
これから所属しようとしている部活は、どのくらい忙しいのか?!どのくらいの時間で帰ってくるのか?!中学校はどれくらい宿題が出るのか?!先輩たちは何で困ったのか?!
などなど、挙げたらキリがないぐらい、収集しておきたい情報はあります。
収集した情報をもとに、計画を練るのです。習慣化の第一歩は、継続させることが大切です。
ただ、難しいのは、ネットには身の回りの情報が載っていないことです。生の情報を得るのであれば、ママさんネットワークを駆使するしかありません。知っている人に聞くことが、一番です。
その際の注意です。形容詞には気を付けてください。「〇○い」の言葉ですね。形容詞は、その方の主観が大きく反映される言葉です。誇張表現に繋がるケースも多々あります。週3の部活を「すごく大変!」と思う方もいれば、「全然だよ」と言う方もいます。基準が明確ではないので、そういうその方の表現に惑わされないようにしましょう。
まとめ
期待と不安が入り混じる新中学1年生。良い習慣をつけるのも、悪い習慣をつけるのも、4月と5月の生活にかかっています。
出来れば、良い習慣をつけて、前に進んでもらいたい。本当の意味で小学生を卒業してほしいものです。そのために3つのことをしましょう!
- 学習環境を作る
- 何をするか決める
- 情報収集
少しづつでも、毎日の勉強が後々に大きく響いてきます。部活が本格化する前にちゃんと習慣として身に着けておけば、中学3年間困らない生活を送れます!
あの時からやっとけば良かった…と中3生はよく言います。今更言っても時は戻りません。だからこそ、中1になる節目に日頃の勉強を習慣化させておきましょう。
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では、また。